宮津市猟友会の「巻狩り」研修2023

農林水産省が本年1月に発表した2021(令和3)年度の野生鳥獣による全国の農作物被害は約155億円です。(宮津市は12百万円)
被害金額は依然として高い水準にあり、営農意欲の減退と数字以上に深刻な影響を及ぼしています。
昨年の宮津市猟友会の研修は、従来の「猟犬」から「ドローン」のスピーカーが発する「猟犬の鳴声」に変えて由良地区で巻狩(まきがり)※を行いました。
市民のご提案を市の農林水産課に繋ぎ、京都府猟友会福知山支部の皆さんのご指導を賜りました。
今年は天橋立の南西部にある文殊山近辺で猟犬3頭による「巻狩り」研修となり、昼休憩を挟んで約6時間見学しました。
鳥獣被害対策は喫緊の課題で、宮津市議会3月定例会の一般質問に於いて今月視察した先進事例の「鳥獣被害対策」を提案します。
※巻狩(まきがり)とは…
狩場を多人数で包囲し、獣を中に追い詰めて射取る大規模な狩猟法。