新型コロナウイルス感染からの復活

既に新聞、テレビ、インターネットや宮津市の広報等で全国に報道されましたが、私は2020(令和2)年12月2日に新型コロナウイルスを発症し、病院の隔離施設に12日間入所しました。
更に7日間の自宅待機を経て、同年12月24日から市役所に登庁し、普段通りの生活に戻りました。
皆様にご迷惑とご心配をおかけして、誠に申し訳ありません。
以下の通り経過などの概略と今回の経験から学んだことを以下の通りお伝えします。
皆さんのお役に立てれば、幸いです。
尚、この間お手紙やメール、SNS等を通じご声援を賜った全ての皆様に改めて感謝申し上げます。

1.経過
・2020年11月20日:11月25日に発症した方※と公務で濃厚接触。
 (自動車で長距離を移動)
 ※京都府2701・2702例目(宮津市11・12例目)
・12月 2日:発症(咽頭痛)
・12月 3日:保健所でPCR検査。
・12月 4日:PCR検査は「陽性」、発熱・咳や味覚障害などの症状は無。
・12月 6日:病院の隔離施設に入所、咽頭痛に加え咳と血痰が続く。
・12月16日:体調が3日間安定し、病院の隔離施設を退所。
・12月23日まで7日間の自宅待機。
 (京都府の規定で、買い物や散歩等の濃厚接触にならない外出は可。)
・12月24日:市役所に登庁、平常通りの生活に戻る。

2.接触者を正確に保健所へ伝えること
現在、他人へ感染する期間は発症日の2日前~14日後の16日間といわれています。
私の場合は、発症日の2日前が11月30日で、発症日の14日後が12月16日です。
入院期間は12月6~16日で、自宅療養の期間は12月16~23日だったので、私が他人に感染させる可能性のあった期間は11月30日~12月6日となります。
私との濃厚接触者に対する保健所の調査は電話のヒアリングだったので、個人によって漏れが生じるかもしれないと判断し、私は11月20日以降に接触した方と立ち寄った店舗など全て保健所へメールで報告しました。
保健所のご担当者には、私が接触した全ての皆さんの中から、国の規定に従って濃厚接触者への感染を調査頂きました。
因みに、濃厚接触者と判断されるとPCR検査を受けることになり、「陰性」でも2週間は自宅待機となります。

3.私と接触した方の調査結果は全て無事
感染が判明する直前まで毎日接触していた宮津市議会の議員及び事務局員、市役所職員、立ち寄った店舗等、全ての皆さんが無事でした。
感染者が出なかったのは単なる偶然ではなく、マスクの着用、手洗い、うがい、3密の回避(会議中のソーシャルディスタンスの徹底)を議会事務局が確実に実行していたからです。
尚、私が感染したルートは公務で長距離を車で移動した時に濃厚接触した可能性が高いそうです。
(長時間の密室ではマスクが効かない)

4.実名報道のこと
感染が判明した後、議会事務局長から電話で実名報道に関する問い合わせがあり、私は公人であること、感染ルートの早期解明などの観点から、接触した全ての皆さんに事実をお知らせすることが責務だと判断し、名前の公表に至りました。
その直後、「コロナに初めて感染した市議会議員」として新聞、テレビ、インターネットで全国に報道され、反響の大きさに驚きました。
更に、2021(令和3)年2月23日に「まいどなニュース」の記事『新型コロナ感染で氏名公表の市議に心ない言葉…「正しく恐れることが大事」』という私のコロナ感染に関する体験談を掲載頂き、「Yohooニュース」や「gooニュース」等インターネットにも掲載されています。

【まいどなニュース『新型コロナ感染で氏名公表の市議に心ない言葉…「正しく恐れることが大事」』
https://maidonanews.jp/article/14212050
【Yahooニュースの掲載】
https://news.yahoo.co.jp/articles/062c6c35d589063779fd214d4d39f1de3b8b0627/images/000
【gooニュースの掲載】
https://news.goo.ne.jp/article/maidonanews/region/maidonanews-14212050.html

5.「正しく恐れる」ことの意義
感染のポイントは凡そ以下の通りだと思います。
①人へ感染する期間は発症日の2日前~14日後の16日間。
②感染から発症するまでの潜伏期間は凡そ5~14日間で、1週間前後に発症する人が多い。
③感染者が判明した時、配置図を保健所が勘案した上で、長時間の会議に同席したりする「濃厚接触者」はPCR検査を受け、「陰性」でも14日間の自宅待機となる。
④店舗でのお金や商品の受け渡しや立ち話など、マスクを着用してくしゃみや咳もなく凡そ5分未満の会話は濃厚接触にあたらない。
⑤3密(密閉・密集・密接)の回避・マスクの着用・手洗い・うがいを確実に励行すれば、感染しない。
「正しく恐れる」ことが如何に大切か今回の経験で強く感じます。
現在、コロナに関する市民の皆さんから問い合わせが続き、微力ながらアドバイスに励んでいます。                                           
コロナ禍の元、皆さんのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

【ご参考 新型コロナウイルス感染に関するインターネットHP】
①宮津市HPのコロナ感染者情報
http://www.city.miyazu.kyoto.jp/www/info/detail.jsp?id=4858
②感染症専門医の忽那賢志氏「新型コロナ 典型的な症状、経過、重症化のリスク、受診の目安」
https://news.yahoo.co.jp/…/kutsunasa…/20201011-00202608/
③広島大学病院感染科 大毛宏喜教授「新型コロナウイルスの潜伏期間
~潜伏期間中の感染者から人にうつる可能性~」
https://medicalnote.jp/contents/200417-003-GO

【ご参考】
幼馴染で社会保険出版社の社長を務める髙本哲史くんが啓蒙チラシのサンプルを送ってくれました。
救急箱と一緒に置いている家庭もありますが…
同社は厚生労働省が推薦する「家庭の医学」を出版しています。
http://www.shaho-net.co.jp/

〇コロナ対策の座談会2021年4月18日
若者にも症状が強い変異型も加わり、「新型コロナの第4波」が猛威を奮っていますが…
2021年4月17日時点で国内の累計感染者は531,059人、死者9,632人となっています。
このような状況を憂い、江戸時代のシンデレラ物語「桂昌院」と歴代の宮津藩主を祀る「大頂寺」の土方了哉 住職が「コロナ対策座談会」を企画され、ご友人の玉田寺 土屋徹朗 住職と共に私も登壇しました。
昨年末、私は新型コロナに感染した折、名前を公表しテレビや新聞・インターネットで全国に伝わった為、皆さんから様々な問い合わせにお答えしていますが…
今日は土方住職からの質問形式で、コロナに罹った時の対応、感染の仕組み、デマの怖さなどを語らせて頂きました。
皆さんが新型コロナを「正しく恐れて」感染を回避し、一日も早く通常の生活を取り戻されることを願います。
【厚生労働省のHP】
https://www.mhlw.go.jp/…/bunya/0000164708_00001.html
【大頂寺のHP】
http://www.geisya.or.jp/~daityoji/daityoji-index.html

〇読売新聞と毎日新聞に掲載頂きました。
【読売新聞の記事】
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210419-OYT1T50118/
【毎日新聞の特集記事】
https://mainichi.jp/articles/20210420/k00/00m/040/149000c