一般質問の概略

星野和彦、「市民の目線」で公正な行政確保に全力!
時間を要する案件も多いですが、年4回開催される宮津市議会定例会に於いて、議員が自由に政策を質問・提案できる「一般質問」とその後の粘り強い折衝で具現化しています。
【〇成果あり・△継続中・×成果なし】

【2014年】
9月
①ふるさと納税の強化 〇
②宮津幼稚園の将来 〇
12月
①桜山児童遊園の土砂崩れ対策と有効活用 〇
②ふるさと納税強化の進捗状況 〇

【2015年】
3月
①都市計画道路沿線の安全対策と有効利用 △
②民間企業出身者の宮津市職員中途採用 〇
6月
①行政財産の有効活用による広告収入増加策 △
②宮津駅東部の治水対策 △
9月
①京都縦貫道の全線開通を活用した定住圏構想 △
②戦後70年に際し「宮津空襲」の惨状を未来に伝えること 〇
12月
①宮津市公設市場の現状と将来 ✖
②インバウンド戦略と戦術(外国人旅行者の誘致) △

【2016年】
3月
今後の大型事業に対する抜本的な市税増収策 △
6月
①大地震の防災対策と行政財産の耐震補強 △
②バイオマス発電の現況と可能性 △
9月
①宮津市のメディア戦略と戦術 △
②由良オリーブ事業の現況と将来 ✖
12月
由良オリーブ事業の成功と地域おこし協力隊の充実 〇

【2017年】
3月
除雪体制の検証と改善策 △
6月
由良地区の歴史伝承を活用した観光施策の強化 △
9月
①みやづ歴史の館「資料館」の再開に向けて △
②宮津会館と市民体育館向け空調施設と駐車場の整備を望む △
12月
オリーブ事業の問題点と改善に向けて 〇

【2018年】
3月
財政事情の悪化に対する有効な人事戦略等の行政改革 △
6月
市議会議員選挙で慣例により退職する議員のみ一般質問した。
9月
副議長に就任した最初の議会の為、慣例により一般質問を断念。
12月
北仲議長が入院し、議長を代行した為、一般質問できず。

【2019年】
3月
財政健全化に向けた取組▲41億円の検証と増収策の提案 △
6月
ふるさと納税の選択と集中 △
9月
一般質問通告書のメールが議会事務局へ定刻に届かず、断念。
12月
①ゴミ収集の問題点と改善策△
②戦争体験を未来に伝えること△

【2020年】
3月
北仲議長が入院し、議長を代行した為、一般質問できず。
6月
新型コロナウィルスとの長期戦に備えて△
9月
①オリーブ事業の課題と克服△
②官民が連携した公共施設再編を求める△
12月
新型コロナウイルスに感染した為、一般質問できず。

【2021年】
3月
①花粉症の対策を望む△
②コロナ禍等の教訓を生かす行財政改革△
6月
河川の水害対策と治山事業△
9月
①大手川の治水対策△
②由良川の濁流と漂着ゴミの対策△
12月
有害鳥獣対策の改善を提案する△

【2022年】
3月
①宮津市が生き残る改善策
②市職員の人事戦略に対する改善策
9月
①創立100周年を迎えた宮津市立図書館の課題と将来
②衰退する本町商店街の現状と対策
12月
①自転車を活用した町づくり
②オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題

【2023年】
3月
宮津城のCG再現と八幡山城跡の活用
②鳥獣被害対策とジビエの利活用
6月
①アフター・コロナの対策
②宮津で育った著名人の顕彰と交流
9月
①燈籠流し花火大会の公共施設活用等の提案
②山陰新幹線の建設動向
12月
①辻町周辺の土砂災害対策と治山の推進策
②文化と芸術を活用した町づくり

【2014年9月 定例会】
1.ふるさと納税の強化
今や「ふるさと納税」は各自治体の貴重な財源で、寄付者に対する特産品販売合戦の様相を呈しているが、財政健全化計画2011の目標額と乖離する宮津市の戦術と戦略を確認願いたい。
【成果:〇】
自らもPR活動を率先して、ふるさと納税は2014年度9百万円、2015年度19百万円、2016年度104百万円、2017年度1月末時点94百万円に躍進しました。
宮津出身者や私がサラリーマン時代にお世話になった皆さんの過分なご協力を賜り、改めて深謝します。
【質問の概要】
今や「ふるさと納税」は、特産品のカタログ販売競争の様相を呈しているが、来年から手続きの簡素化による寄付拡大が見込まれ、各自治体にとっては貴重な財源である。
しかし、宮津市は「財政健全化計画2011」の目標額が毎期10百万円、5年間で50百万円に対し、過去3年間の平均額約4百万円、累計額約12百万円という結果で、目標と大幅に乖離している。(京丹後市の前年度寄付額約17百万円)
目標未達の原因究明と宮津市の戦略と戦術を問う。
尚、実際に多くの寄付を募る自らの経験に基づき、「分かり易いパンフレットの刷新」「財政健全化に向けた官民一丸となった運動への展開」「優秀な専任担当者の配置」「同窓会でのPR」「インターネット販売会社との提携」「取扱品目の増加」の6案を提起する。
【答弁の概要】
宮津市の「ふるさと納税」は、府内では3位と好調で、過去には大口寄付もあったが、目標達成に向け今後注力する。
本年12月の定例議会で、答弁質問戦略と戦術について中間報告する。

2.宮津幼稚園の将来
明治20年に開設された宮津幼稚園は、園児数が28名迄減少しているが、民間保育園との共存を前提に「預かり保育」「3歳児保育」等、時代のニーズに対応した今後の施策を伺いたい。
【成果:〇】
10年以上に亘って議論されてきた「預かり保育」「3歳児保育」が、2015年の入園募集が始まる前に宮津幼稚園と栗田幼稚園で実現しました。
休日を返上してご対応頂いた教育委員会等、関係者の皆さんに感謝しています。
【質問の概要】
宮津幼稚園の将来について明治20年に開設された宮津幼稚園の園児数は、現在28名まで減少している。
私立幼稚園、民間保育園との共存を前提に、宮津幼稚園教職員の提案による「預かり保育」「3歳児保育」等、時代のニーズに対応した今後の存続に向けた施策を伺う。
【答弁の概要】
現状、すぐに廃園には至らない。
子ども・子育て支援制度との兼ね合いもあり、即答はできないが、本年12月の定例議会で今後の方向性を中間報告する。

※動画

【2014年12月 定例会】
1.桜山児童遊園の土砂崩れ対策と有効活用
桜山児童遊園は、歴史由緒あり、津波の避難場所にも拘らず、2013年9月の豪雨で北東部分が土砂崩れとなり、未だに住民が危険に曝されている。市主導の対策と今後の有効活用を求める。
【成果:〇】
神主・氏子不在の本荘神社を代行管理する和貴宮神社からご相談を受け、弁護士に確認しながら京都府神社庁との折衝等、難題を一つずつ解決し、一般質問後は市の関係各部と地元自治会の皆さんが共に京都府への「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律」適用に向けた陳情と関係者との調整を頂きました。
2017年2月の対策工事を行う前に「測量の費用」に関しては、無人であっても法律で土地所有者の本荘神社が負担する義務あり、抜き差しならない状況に直面しました。
しかし、「東京から宮津を元気にする会」(任意団体)のメンバーから提案があった「クラウド・ファンディング」(インターネットによる募金方法)に宮津で初めてチャレンジし、全国の皆さんからお金を頂き最後の難関を突破しました。
本件をフェイスブックで広めて頂いた方(1千人を超える人が「いいね」)や、お金を頂いた皆さんに深謝します。
そして、2017年12月に全ての工事を終了しました。
尚、「クラウド・ファンディング」は、近年、神奈川県鎌倉市等、全国の自治体が活用を始め、今後の宮津市の資金調達手段として更なる活用を励行したいと思います。
【質問と答弁の概略】
[質問]桜山児童遊園は歴史的に由緒あり、津波の高台避難場所に指定されている。
しかし、昨年9月の豪雨で北東部分が土砂崩れとなり、未だに住民が危険にさらされている。
「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律」適用に向けた市主導の対策と今後の「公園」として有効活用を求める。
総務室長]土砂崩れは、土地所有者の本荘神社と京都府神社庁が対応すべき。
[質問]全国で問題が顕在化しているが、財源もない無人神社では対応不可能で、かねてから存在する代行組織からの依頼で市が対応できないか。
[総務室長]あくまでも土地所有者からの要望で、市は対応する。
[質問]本件は「人命の尊重」が第一義で、人道的に世論が許さないと考えないか。
[総務室長]前述の「急傾斜地の法律」適用に向け、関係者の方々と共に迅速に対応したい。その後、公園整備も検討する。

2.ふるさと納税強化の進捗状況
前回の一般質問で、財政健全化計画2011の目標額と乖離※する市の戦術と戦略を確認願ったが、進捗状況を伺いたい。
※H23年度48%、H24年度38%、H25年度37%
【成果:〇】
前回の一般質問の提案を確実に遂行する為、再度行いました。
【質問の概略】
前回9月の一般質問で、財政健全化計画2011の目標額と乖離する市の戦術と戦略を確認願ったが、進捗状況を伺いたい。
尚、統計データを活用し、宮津出身者への地道な協力要請、カード決済等への対応を求める。
【答弁の概略】
毎年の大口寄付者を中心に依頼し、チラシの刷新等は次年度より行う予定。尚、市職員が一人当り3万円を募る目標は強制不可で、実績のデータも未作成。

※動画

※会議録₍P.81~90₎
http://www.city.miyazu.kyoto.jp/www/inside/gikai/kaigiroku/H26/12/H261209.pdf

【2015年3月 定例会】
1.都市計画道路沿線の安全対策と有効利用
2014年も人身事故が発生した宮津港惣線(安智地区)と波路踏切の安全対策、新浜松原線(京都縦貫道・宮津天橋立インター北側)沿線の有効利用について伺いたい。
【成果:△継続中】
地元自治会の皆さんと宮津港惣線の電柱移設や波路踏切に丹鉄と連動する信号設置の要望を各施設所有者等に行ってきましたが、現状は不芳。
新浜松原線に関しては、農業振興地域と住民の意見を尊重し、次年度より始まった宮津市全般の「用途地域」見直しの中で検討されています。
尚、ほぼ四半世紀前に策定された「都市計画道路」の見直しが始まりました。

2.民間企業出身者の宮津市職員中途採用
予てより、全国多数の自治体が、有能な民間企業出身者を中途採用し、業務効率改善や企業との共同事業に成功している。未だ実績のない宮津市の人事戦略を伺いたい。
【成果:〇継続中】
民間企業出身者の中途採用に関する条例が2016年3月の本会議で整備され、職員の企業派遣、女性管理職登用(質問時12%)など、人事戦略全般の見直しが検討されることになりました。
2018年4月の人事で、16年振りに女性の部長(健康福祉)が就任し、同年5月に社会人の市職員中途採用の募集が始まりました。
周辺市町では有能な民間企業出身者による業務の効率化が進んでいます。

※動画

【2015年6月 定例会】
1.行政財産の有効活用による広告収入増加策
宮津市の行政財産(運動施設・駐車場・丹鉄の駅舎・集合住宅・文化施設等)のネーミング・ライツ(施設命名権)及び電光掲示板や看板設置による広告収入増加策と相乗効果の検討を伺う。
【成果:△継続中】
市営になる前の浜町駐車場看板収入は毎年2百万円程度あり、京都縦貫道の陸橋や他の人目に留まる施設に関して、関連法令を検証した上で、民間による行政財産活用を前向きに検討するとの担当室長からの答弁でした。

2.宮津駅東部の治水対策
人口が集中する宮津駅東部を流れる大膳川と吉原下水は、上流の第一旭が丘から土砂が堆積し、集中豪雨時の水害が危惧されている。その治水対策を伺う。
【成果:〇】
第一旭が丘背後の補助治山事業等の実施に向け、宮津市は京都府と準備を進めてきましたが、実施に至らず、今後実現に向け尽力するとの答弁がありました。
また、吉原下水の堆積土砂の除去を従来の年1回から2回とする自治会の要望に対し、他の公共事業と市の財政事情を考慮し、官民共同の方策として宮津市が原材料や機器のリース代を支援する協働事業を地元に働きかけ、2015年10月に実現し翌年も実行頂きました。

※動画

【2015年9月 定例会】
1.京都縦貫道の全線開通を活用した定住圏構想
2015年7月より宮津ICから京都市の沓掛IC迄84Kmとなった。京都市及び工場進出が顕著な亀岡市や綾部市へのバスによる通勤・通学補助制度で、定住圏を構築する政策を尋ねる。
【成果:△継続中】
広島県安芸太田町と福島県会津美里町では町外通勤者の高速道路料金の半分を助成している例や、宮津から京阪神へのバス通勤による定住圏構想を提案しましたが、「対策を打たなければならないと思っている」との担当室長の答弁に現状留まっています。

2.戦後70年に際し「宮津空襲」の惨状を未来に伝えること
1945年7月30日の宮津空襲は、市民の死者15名、負傷者約60名、撃沈された駆逐艦の戦死132名と言われる。有史以来、宮津で最も悲惨な日を未来に伝える手法を尋ねる。
【成果:〇】
2016年7月、宮津空襲の日を前に漸く戦争体験談の収録が決まりました。制作の都合上、10名迄となりましたが、次のステップは一人でも多くの方のお話を記録する方法を民間でも考えたいと思います。
尚、2016年の宮津空襲の日、桜山に戦争体験者5名の皆さんと有志で慰霊祭を行いました。

※動画
星野和彦 宮津市議会201509一般質問「戦後70年に際し「宮津空襲」の惨状を未来に伝えること」「京都縦貫道の全線開通を活用した定住圏構想」 – YouTube

【2015年12月 定例会】
1.宮津市公設市場の現状と将来
地元の新鮮な魚を扱う台所として、市民と観光客に親しまれてきた公設市場は、マルシェ計画の停滞と建物の老朽化等から店舗の撤退が続いている。現状の問題点と今後の方向性を伺う。
【成果:×】
質問した「舞鶴とれとれセンター」については、食事併設や旅行会社との提携等、学ぶ所が多数あるとの担当室長の答弁でしたが、跡地利用計画が未定のまま2017年3月末に公設市場が閉鎖されます。
テナントの皆さんは各々市内に店舗を新たに構えられました。

2.インバウンド戦略と戦術(外国人旅行者の誘致)
外国人旅行者の誘致は、平日の観光業を潤し、経済効果が高い。岐阜県高山市は海外業務部を設置し、主に「雪」を東南アジアへ発信して、成功を収めている。宮津市の施策を伺う。
【成果:△継続中】
前年の宮津市外国人宿泊者数は、アジアを中心に前期比5千人増の2万人となっており、本質問で提案した「緻密なマーケティング」「京都市内とのアクセス改善」「日本三景の広域連携」「看板、パンフレット、ホームページの多言語対応」「イスラム教の食事ハラール対応」等の課題を克服して、アジア及び滞在消費額が高い欧州の旅行者誘致を図る施策を検討するとの答弁がありました。

※動画

【2016年3月 定例会】
今後の大型事業に対する抜本的な市税増収策
現状、市債残高約128億円に対する市税歳入は、約25億円で、今後の広域ゴミ処理施設建設等、大型事業に伴う収入増加と財政悪化が懸念されるが、抜本的な市税増収策を問う。
【成果:△継続中】
補助金に頼らない公民連携方式として設計・建設・維持管理に民間の資金と手法を活用する「PFI」※1導入、公共建築物の壁面利用(情報発信と広告収入)、インターネットで募金する「クラウド・ファンディング」※2の活用、東京オリンピック開催で工事代金が高騰している時期をずらすこと等を提案、今後検討するとの答弁です。
※1 Private Finance Initiative
※2 鎌倉市では、観光案内板を新設する際、名前を刻む条件に1口1万円の寄付を集めています。

※動画
https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=F9gNz_fvM74

【2016年6月 定例会】
1.大地震の防災対策と行政財産の耐震補強
2016年4月に発生した熊本地震で、老朽化した公共施設が損壊する事故が複数発生した。大地震発生時の防災対策と行政財産の耐震補強に関する現状・今後の方向性を問う。
【成果:△継続中】
2014年の耐震診断のIS値※は市庁舎本館0.13、別館0.10と、基準値0.6に対し大幅に下回り、大地震で庁舎が使用不能となった場合、みやづ歴史の館等、代替施設で庁舎機能を確保すること、また、学校については、建替予定の宮津小学校が完成すれば、全て基準を満たす予定である旨の答弁が担当部長よりありました。
※ Seismic Index of Structure(構造耐震の指標で、国土交通省の基準は0・6未満の建物は「震度6強の地震で崩壊、倒壊する危険性がある」、0・3未満なら「危険性が高い」とされる)

2.バイオマス発電の現況と可能性
2016年3月に作成された「地域産業連関表」によると、「再生エネルギー」が今後の宮津市の「選択と集中」する産業の一つと導いている。「バイオマス発電」の現況と可能性について問う。
【成果:△継続中】
宮津市は2010年にバイオマスタウン構想を策定しましたが、行政視察した岡山県真庭市※等事例を基に、他市町のバイオマス発電の成功事例は、①民間主導の株式会社、②安定した売電価格の設定、③海外からの原料調達等の柔軟性と指摘しました。
※ 国内最大級となる10千キロワットの木質バイマス発電で、約22千世帯の一般家庭を賄えます。
尚、「バイオマス発電」とは、廃材・穀物・生活ごみ等を原・燃料として発電することです。

※動画

【2016年9月 定例会】
1.宮津市のメディア戦略と戦術
近隣市町でも行政による映画やテレビ撮影の誘致、地域ラジオ局等のメディアを通じた地域活性化、文化振興、観光振興等を図るフィルム・コミッションに注力しているが、他市町との連携を含めた戦略と戦術を伺う。
【成果:△継続中】
広報誌は白黒だが、内容重視で作成していること。京丹後市のラジオ局への委託は中継アンテナ等の設備費用が嵩む為、難しいこと。
フィルムコミッションは限られた職員の中で対応を検討するとの答弁がありました。
宮津出身者や知人の協力を依頼してテレビ撮影の誘致等を行い、波及効果を立証した上で具現化したいと思っています。

2.由良オリーブ事業の現況と将来
2013年度から始まったオリーブ事業は約30百万円を投じ、現在、お茶と新漬の商品化に成功し、苗木は1千本で、2019年度迄に10千本を計画している。事業実現に向けた施策を伺う。
【成果:△継続中】
栽培環境等を検証し、オリーブの品質、商品化する為の絶対量を植樹1万本、搾取量100トン、面積25ヘクタール(現在1.8ヘクタール)と定め、事業を推進しているとの答弁がありました。
質問及び答弁の途中でしたが、1時間の制限時間(2016年6月定例会から採用)を越えた為、次回に持ち越しとなりました。

※動画

【2016年12月 定例会】
由良オリーブ事業の成功と地域おこし協力隊の充実
由良オリーブ事業の成功に向けた戦略と戦術の観点から「広域連携の構築」等の施策と、地域おこし協力隊の「待遇改善策」「定住に向けた施策」「今後の補充計画と求める人材」を問う。
【成果:△継続中】
国内産オリーブ油市場の約95%は100年以上の歴史を誇る香川県小豆島で、近年、全国の各市町がオリーブ事業に新規参入している現況を先ず説明・確認しました。
そして、行政視察で訪問した広島県江田島市(宮津市と概ね同じ行政規模)が、市・オリーブ振興協議会・企業・地域おこし協力隊の役割を明確化し、時間・場所・機会と人・物・金を揃える戦略と戦術で順調に事業遂行していることを指摘し、宮津市のオリーブ事業に関する①広域連携の構築、②組織体制、③事業計画、④オリーブ事業開始時より知識と経験を積み2017年3月で任期満了する地域おこし協力隊員の処遇を問いました。
これに対して、以下の通り答弁がありました。
①2016年3月に提携した日伊文化交流協会(以下日伊協)の栽培技術を固め、当市が発信する過程で、産地間競争を念頭に検討する。
②日伊協と共同で事業全体をマネジメントする民間組織を2016年度内に設置する。
③2019年度迄に1万本を植樹し、成木になる2031年度迄の収穫と売上高を算出済で、粗利益を加えた詳細な事業計画を今後作成する。
④地域おこし協力隊員本人と協議し、改めて事業参加できる環境整備等対応を検討中である。
2017年6月時点の進捗状況は以下の通りです。
①未達 ②オリーブオイル宮津を設立(法人登録は未だ) ③未提出 ④オリーブオイル宮津に就職。

※動画
https://www.youtube.com/watch?v=YrVT4yFeub8

【2017年3月 定例会】
除雪体制の検証と改善策
今冬、短期間に降り積もった記録的な大雪は、交通機関・観光・農林水産業等に甚大な被害を与え、市民の生活が混乱した。
現在の除雪体制を検証して、今後に備えた改善策を問う。
【成果:△継続中】
※2017年11月に小型除雪機の講習会が開催されました。

「天災は忘れた頃にやってくる」と寺田寅彦が言ったと伝わります。
地球温暖化の影響で宮津の積雪も減少しましたが、数年おきに豪雪となります。
2017年2月の急激な積雪は中心街で約70cmとなり、市が早朝から深夜まで除雪作業に対応しました。
通常、歩道や狭い市道は「市民協働」で33自治会等に貸与している小型除雪機37台を活用して市民が除雪しますが、今回は市が行いました。
しかし、雪の集積場のない地域は物理的に対応できず、市民から約400件の苦情が寄せられました。
因みに、当冬の除雪費用は102百万円です。
本質問で現状の除雪体制を検証し、主に以下の「青森県弘前市の雪総合対策プラン」を事例に宮津市の除雪体制の改善策を提案しました。
①克雪 ②利雪 ③親雪を戦略に据え、市民と行政で雪対策市民会議を設立し、主に次の戦術を遂行している。
①固定資産税を減免する雪置き場の設置 ②低温貯蔵設備の利用推進や雪に触れ合う観光事業 ③冬季スポーツ事業の開催や雪遊びによる創造力の育成。
そして、当市も雪対策市民会議の設立や各自治会向け小型除雪機の使用を促進する講習会の開催等を提案し、以下の通り答弁がありました。
雪対策市民会議の設立は、極力、民間の自発的な動きを求め、小型除雪機講習会の開催は次冬から検討したい。

※動画

【2017年6月 定例会】
由良地区の歴史伝承を活用した観光施策の強化
山椒大夫伝説に登場する身代わり地蔵は、奈良国立博物館の快慶展に現在出品中で、優秀な近代医学者を育んだ新宮凉庭等、由良の豊富な歴史伝承を活用した観光施策の強化を提案する。
【成果:△継続中】
平成元年頃迄30万人を超えていた由良の観光客は、高速道路の延伸に連れ減少し、2016年度は17万人となりました。
掲題に関し、主に以下5点の活用を提案しました。
①今も歌舞伎や新劇で演じられる「山椒大夫」の名所案内板整備、物語に登場する町との広域連携。
②奈良国立博物館の快慶展に6月上旬迄出品された如意寺の「地蔵菩薩坐像」
③由良と大江山を詠んだ2首の「百人一首」に因んだ催し。
④明治時代、台湾を拠点に各地の鉄道建設・経営等で成功し、由良へ多額の寄付を続けた「澤井市造」を活用するふるさと納税の推進と周知。
⑤幕末の京都で優秀な近代医学者を育み諸藩の財政も再建した名医「新宮凉庭」
理事者側の答弁は以下の通りでした。
①案内板は地元で設置しており、町作り補助金を活用して整備願いたい。広域連携は、先ず地元主体で取り組むことが必要だと思料。
②地元の信仰対象と至宝の為、地元の意見を大切にしたい。
③市民の機運向上が大切だと考える。
④広報誌で市民への周知を検討したい。
⑤功績を伝える地元資料に乏しく、地元の盛り上がりから観光体制構築に繋がると思料。

※動画

【2017年9月 定例会】
1.みやづ歴史の館「資料館」の再開に向けて
当市の財政悪化で、歴史資料館が休館になって今年で10年になる。
財政の危機的状況を脱した現在、「文化財事業」と「まちづくり」の重要拠点として、歴史資料館の役割と再開を問う。
【成果:△継続中】
※2017年12月議会の補正予算と2018年3月議会の次年度予算でみやづ歴史の館「資料館」の再開を検討する予算が編成されました。
【質問】
歴史資料館が市の財政悪化で休館して10年になる。
この間、再開に向けた多くの市民要望と議員の一般質問が繰り返され、2015年9月議会では「早期の部分的再開に向け準備を進めていく」と答弁があった。
財政危機を脱した現在、「文化財事業とまちづくりの拠点」として歴史資料館の再開を問う。
【教育次長】
特別展示室の改修も考慮し、早期に再開したい。

2.宮津会館と市民体育館向け空調施設と駐車場の整備を望む
今年で設立50周年を迎えた宮津会館は、空調施設が故障して夏冬の使用が減り、利用者用の駐車場も狭い。
災害避難場所に指定されている市民体育館の空調施設を含めた整備を問う。
【成果:△継続中】
※2017年末、宮津会館に移動式エアコンが設置されました。
【質問】
設立50周年を迎えた宮津会館は、耐震性が低く、空調施設が故障している。
駐車場も狭く、稼働率が低い状況。災害避難場所の市民体育館向け空調新設と共に整備を問う。
【教育次長】
市民体育館に空調を新設すると約1.5〜2億円を要する。
【総務部長】
宮津会館の耐震工事に約2億円、空調改修には5千万円以上を要する。
駐車場は、催しに応じて海側広場を解放、稼働率は約15%。
今後の島崎一帯の整備は、昨年3月に策定した公共施設等総合管理計画に基づき判断したい。
利用率が低い施設は廃止や複合化等も視野に。

※動画

【2017年12月 定例会】
オリーブ事業の問題点と改善に向けて
本年度の収穫量激減(前年比▲80%)、オリーブ宮津の法人設立の遅滞、農地再生と植え付けに関する補助金交付の遅延等、諸問題が発生しているオリーブ事業の現況と改善策を問う。
【成果:〇】
【質問】
議会で度々取り上げられてきた問題の中で主に以下5点について尋ねる。
①4月に始まった農地再生と植え付けに関する補助金(約52万円)交付の遅延。
②収穫量激減の要因(前年比▲80%)
③本事業の根幹組織オリーブ宮津の法人化が予定の4月から遅滞している問題。
④由良地区以外で事業の進捗状況の説明と情報共有の促進。
⑤事業拡大の方策。
【理事者側の答弁】
①補助金は12月中に支払う。市の説明不足等を反省し、今後、再発防止に努めたい。
②現在、収穫の大半は京丹後市大宮町で承継した農地であがり、2月の記録的な豪雪による枝折れが要因だ。由良地区は例年通りの収穫で、今後も雪に強い剪定の強化に努めたい。
③日伊文化協会との提携でイタリア人を代表者とする為、領事館との事務手続きの遅れが生じていることと、植栽計画通りに植樹が進んでいないことが要因だ。
④現在、下世屋地区と栗田地区で個人と企業が本事業の参入を検討している。
機を捉えて各地の情報共有に努めたい。
⑤苗木購入の補助金制度は、産業を育む観点から10本以上を対象にしている。今後の事業進捗に応じて拡大を検討したい。

※動画

【2018年3月 定例会】
財政事情の悪化に対する有効な人事戦略等の行政改革を尋ねる
昨年末の「今後の財政見通し」では、次年度から赤字決算となり、5年後に約▲36億円の累積損失となる。難局を乗り切るために活力・知恵・成果が出る人事戦略等の行政改革を問う。
【成果:△】

 

 

 

 

 

 

【質問】
昨年末に発表された当市の財政見通しは平成30年度から赤字決算が続き、5年後の累積損失は36億円となる。財政悪化要因と債務を繰り延べる可能性を問う。【総務部長】
平成12年度前後に清掃工場の改修、みやづ歴史の館の建設などで多額の市債を発行した。
その返済が高まった平成17年度に42億円の市債を借り換え、翌年度から5年間、元金償還を繰り延べた残債の負担が大きい。
平成28年度以降も生活基盤の整備事業が続き、平成33年度からの債費が約18億円となる見込みだ。
繰り延べは京都府と相談して検討する。
【質問】
過去の質問と一部重なるが、以下の行政改革を提案する。
①国からの補助金に頼らない公民連携による建設費の削減と公共施設マネジメントによる建設時期の分散。
②第三者譲渡を禁じ、国の通達要件を満たす食事・宿泊券によるふるさと納税、体育館のネーミングライツなどの増収策。
③IT促進による紙や資料準備の削減などの業務効率化。
④賞与査定の導入、女性や若手の登用、民間企業出身者の採用などの人事戦略。
⑤職員による政策提言の表彰や仕事内容の広報誌連載など職員の活力・知恵・成果を引き出す制度。
【総務部長】
提案も参考に改善に取り組む。

※動画

【2019年3月 定例会】
財政健全化に向けた取組み▲41億円の検証と増収策の提案
H30年10月の「今後の財政見通し」ではH31年度から赤字決算の見込みで、5年後に約▲41億円の累損となる。市の「財政健全化に向けた取組み」を検証し、短・中・長期の増収策を提案する。
【成果:△】
【質問】
財政健全化策には、赤字の要因と経済効果を踏まえた事業選別の分析、年度ごとの計画などが弱いと感じる。
具体的な増収策を尋ねる。
【総務部長】
地籍調査後の固定資産税増、マリオットホテルの経済効果、つつじが丘団地の値下げで移住者増加を見込む。
【質問】
短・中・長期の増収策を提案する。
(1)短期
①節約と増収に向けた女性と若い職員で部署をつなぐ特別チームの構築。
②寄付目的の細分化や宿泊券などのふるさと納税の強化。
③クラウドファンディングによる歴史立札設置など新たな資
金調達と観光PR。
(2)中期
④高速道路の入口や日置地区の幹線沿い農地を一部転用した店舗誘致。
⑤宮津会館や歴史資料館など文化活用。
(3)長期
⑥高速バスによる通勤通学と京都市観光客の誘致。
【総務部長】
①目的に応じた連携はある。
⑤島崎公園全体の文化活動と捉えたい。
【理事】
②総務省の通達変更あり、宿泊券の返礼品を検討中。
③地域住民主体の活動を検討願いたい。
⑥現状は不可。今後の状況変化と必要性があれば検討する。
【産業部長】
④当該地域の優良農地は維持したい。
農用地以外は、誘致に向け地元と調整を図ってきた。

※動画

【2019年6月 定例会】
ふるさと納税の選択と集中
財政健全化に向けた官民連携や経済活性化策として、観光地の入場券や駐車券・高齢者の見守り代行など適正な返礼を加え、本年6月に新制度となったふるさと納税の強化を提案する。
【成果:△】
【質問】
ふるさと納税の開始以来11年間の累計は375百万円だ。直近の①実績と②市民の他市町への寄額を尋ねる。
【企画財政部長】
目標額120百万円に対し、平成29年度①98百万円②9百万円、H30年度①87百万円②12百万円。
【質問】
ふるさと納税インターネット仲介サイトの使用と手数料の比率を尋ねる。
【企画財政部長】
年間約4千件のほぼ100%が仲介サイトで、手数料は平均約10%だ。
【質問】
他市町を参考に鉄道の貸切列車、高齢者の見守り代行、空家の現状報告や空地の草刈り、校歌のCD作成などによる増額策を提案する。
【企画財政部長】
工夫と調整の上、実現可能なものを検討したい。
【質問】
ふるさと納税の専任職を止めてから、実績低迷と他市町への寄付が増加している。
仲介サイトへの手数料の負担も嵩む。
選択と集中・費用対効果・短期戦略の観点から専任職の再開を提案する。
【企画財政部長】
大切な事業として、今後も取り組んでいきたい。
【質問】
市民が一丸となって財政危機を乗り切る運動として、寄付者への紹介者データ作成と表彰制度の開設を提案する。
【企画財政部長】
仲介サイトによる納税が主で、実施は困難だ。

※動画

【2019年12月 定例会】
1.ゴミ収集の問題点と改善策
連休時に減少するゴミ収集日、ゴミ置場を管理する自治会の苦悩、道の駅にゴミ箱がない弊害、空き家へ帰省する元市民がゴミ捨てに苦慮する問題などに対して改善策を提案する。
【成果:△継続中】
【質問】 以下の問題点と改善策を提案する。
①ゴミ収集日が減る連休中、生ゴミだけでも週2日を続ける。
②地域外からのゴミ持ち込みに対し、ゴミ置き場の移動や監視ビデオ設置の補助。
③空き家へ休日に帰省する人達へのフェイスブックによるゴミ分別方法の周知や有料ゴミ箱の設置。
④屋外にゴミ箱がない道の駅で生じる不法投棄に対し、有料ゴミ箱を設置する。
【市民部長】
①GWに限り今後検討したい。
②移動は自治体で判断頂ける。ビデオの補助は考えていない。
③周知は前向きに、有料ゴミ置き場は慎重に検討したい。
【産業経済部長】
④防犯カメラと啓発看板による抑制を続ける。

2.戦争体験を未来に伝えること
3年前に収録した宮津空襲体験記のDVDが今夏ようやく公開された。
従軍や疎開体験も含む戦争体験のDVD作成の継続、宮津空襲被害地の看板設置、遺品の保存などを提案する。
【成果:△継続中】
【質問】
戦争体験者が高齢化する中、資料や体験を伝える以下の手段を提案する。
①官民連携の体制。
②従軍や疎開を加えた戦争体験の収録。
③宮津空襲の被災地跡への看板設置。
【教育次長】
①資料の相談や調査に応じて保管する。
②民間主体の動きを支援したい。
③他市の事例が少なく、控えたい。

※動画

【2020年6月 定例会】
新型コロナウィルスとの長期戦に備えて
今後予想される景気低迷や生活様式の変化等に備えて、市民の保全と観光・飲食業の保護などの「守り」と企業誘致などの「攻め」に関して「選択と集中」する「戦略と戦術」を問う。
【答弁総括】
財政企画部長:苦戦している事業者を一軒も潰させない。
【成果:△】
【質問】
コロナの影響が最も高い旅館と飲食業の保全策を提案する。
【産業経済部長】
「雇用調整助成金の手続き簡素化」はハローワークなど相談窓口に伝える。
「新しい生活様式に伴う店舗改装の資金援助」は国と府の制度活用を促す。
「金融機関の貸し渋り」が生じたら金融庁を通じて指導する。
【市民部長】
「今年度の固定資産税減免」は難しい。
次年度は国費で全面補填する制度が活用できる。
【質問】
職員が感染した時に備え、福岡県宇美町・志免町・須恵町のように、周辺市町と窓口業務を連携する協定を提案する。
【総務部長】
自然災害だと組みやすいが、感染病では難しく、今後の課題としたい。
【質問】
今後、インターネット、自宅やカフェなどで仕事をする働き方「リモートワーク」や企業の地方移転が見込まれる。
①企業誘致の推進と②故郷での在宅勤務推奨を提案する。
【産業経済部長】
①積極的に企業ニーズの情報収集と誘致活動に務めたい。
②移住・定住政策とも連携しながら空き家と空き店舗を活用した補助金などを活用して受け入れ支援を図りたい。
【質問】
コロナ収束後の観光キャンペーンとして、地元で飲食券や宿泊券を配布する自治体が多数ある。
宮津市の施策を問う。
【産業経済部長】
国のGO・TOトラベル・キャンペーンの活用や海の京都DMO・天橋立観光協会などとの連携で市内観光の需要喚起を図りたい。
【質問】
テレビ局に務める宮津出身者の過分なご尽力や京阪神とのアクセス向上などで、テレビに映る機会が増えている。
映画やテレビを誘致するフィルムコミッションの推進策を問う。
【産業経済部長】
撮影依頼は随時入り、引き続き関係団体と調整し撮影の支援を図りたい。
【質問】
コロナの影響で今後の財政事情を問う。
【財政企画部長】
市税の減少に対し、更なる生活支援策等の歳出が見込まれ、今後の財政運営は非常に厳しい。

※動画

【2020年9月 定例会】
1.オリーブ事業の課題と克服
今年で7年目となるオリーブ事業は様々な困難を乗り越え、本年3月末の植栽数累計が4,659本となり、オリーブ茶も好調だ。
いま同事業が抱える課題と克服する方策を尋ねる。
【成果:△】
【質問】
今年で7年目となる本事業は植栽数が約5千本となり、オリーブ茶も好調だ。しかし、前市長・井上正嗣氏への不正な補助金支給が発覚し、本事業のイメージ悪化が懸念される。前市長が代表取締役を務めた「㈱オリーブオイル宮津」に関して以下2点を問う。①当市が無償貸与した什器備品の返還。②オリーブオイルの住所ラベルの真偽。
【産業経済部長】
①同社への運営補助は昨年3月末に終了し、⒓月に催促状を出したが、未返還だ。今後、適切に対処したい。
②所管の京都府が事情聴取し、改善を促すと聞いている。
【質問】
今後の展望を問う。
【産業経済部長】
昨年設立された「宮津オリーブ生産者の会」をしっかり支援し、同事業の成功を図りたい。

2.官民が連携した公共施設再編を求める
4月と6月の広報みやづで伝えられた公衆便所や公民館などの公共施設再編案は、周知不足や意見交換の期間が短いと市民の皆さんからご指摘を頂く。
官民連携の意義と手法を問う。
【答弁総括】
財政企画部長:じっくり個別再編の議論を進めたい。
【成果:△】
【質問】
公共施設再編案は、周知が弱く、意見交換も短期間だったと市民の皆さんからご指摘を頂く。
厳しい財政状況の当市は官民一丸となった公共施設再編の体制作りが大切だ。
対案を提示した上宮津自治会など今後、市民といかに議論するのか。
【企画財政部長】
各説明会場で聴取した意見やパブリックコメントなどを参考に個別再編の議論を進めたい。
【質問】
もみじ公園・由良海水浴場・喜多駅・越浜・金引の滝は、重要な観光拠点だが、汲み取り式の公衆トイレで、利用者が少なく、廃止の方針だ。
今後の水洗化と存続を問う。
尚、2年前に完成した波見の里は地元主体の公衆トイレ整備の成功事例だ。
通常5千万円以上かかるが、小規模な合併浄化槽を使い、約3百万円で作り、利用者からも好評だ。
また、民間施設のトイレ活用も有効だ。
【産業経済部長】
地元関係者と協議していきたい。
【質問】
宮津会館に関する民間企業の意見や提案を受けるサウンディングの概況を問う。
【企画財政部長】
周辺施設の整備と共に音楽ホール機能を残す方向でチャレンジしたい。

※動画
https://www.youtube.com/watch?v=-w8_AhvR6tc

【2021年3月 定例会】
1.花粉症の対策を望む
今や国民病と言われる花粉症に対し、林野庁は伐採と販売・人工林の植え替え・先端技術で花粉を出さない対策に取り組み、独自の対策を練る自治体もある。宮津市の花粉症対策を問う。
【成果:△】
【質問】
コロナ禍を踏まえ、以下を提案する。
①市役所や避難所へ空気清浄機の設置。
②山口県周南市のように地元をPRする市職員手作りの花粉症やぜんそくを示すバッジ製作。
【健康福祉部長】
①感染症対策で避難所は今後検討したい。
②既存の商品を活用願いたい。
【質問】
広島県神石高原町が試みた針葉樹の伐採と障害者就労金を調達するふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングを提案する。
【産業経済部長】
本市すべての杉等を伐採植樹すると約140億円要する。国や府との広域連携で対応したい。

2.コロナ禍等の教訓を生かす行財政改革
「市役所に行かなくても住民票の写し等が取り付けられる」デジタル化の促進策や高速道路インター周辺への商業施設誘致など今後の税収不足を解消する行財政対策を提案する。
【成果:△】
【答弁総括】
総務部長:業務のデジタル化を積極的に取り組む。
【質問】
多くの民間企業は約⑳年前から書類をデジタル化して迅速な資料検索やハンコに代わる電子決済などの効率化を進め、コロナ禍での在宅勤務を実現し、書棚などがあったスペースも有効活用している。
以下の通り市役所の効率化を提案する。
①コンビニで住民票などの書類を発行。
②行政文書の電子化。
③現在1名しかいないIT担当者の増員や全職員の研修強化。
④SNS等を活用した市民との情報交換。
【総務部長】
①高額なシステム関連経費等が今後の研究課題だ。
②国の動向などを踏まえながら進めたい。
③副業兼業プロ人材事業等を活用し、職員のスキルアップにつなげたい。
【企画財政部長】
④子育て応援等で既に活用しているものもあり、当市の新ホームページと共に今後も必要に応じて活用したい。
【質問】
今後の税収不足に備え、以下の施設誘致を提案する。
①高速道路のインター周辺の商業施設。
②リゾート施設。
③観光地のコンビニ。
【産業経済部長】
全体最適化の視点を踏まえて、
①農業振興地域整備法で有効に農地利用されている地域だ。
事業提案があれば、農業振興の影響や土地所有者の意向確認等をして対応する。
②積極的に取り組む。
③出店希望があれば、仲介等を図りたい。

※動画
https://www.youtube.com/watch?v=Ze9TIiJMlB4&t=7s

【2021年6月 定例会】
河川の水害対策と治山事業
近年、想定外の集中豪雨が世界各地で甚大な被害をもたらし、2018年の西日本豪雨で宮津市内の各河川も大きな被害が出た。
各河川の水害対策と木や土砂を運ぶ上流の治山事業を尋ねる。
【答弁総括】
市長:国や京都府と連携して対策に努めたい。
【成果:△】
【質問】
河川の水害対策と上流の治山事業の大半は、京都府が主体になるが、市民の声を確実に伝えるため近年の水害で災害復旧した河川の中から課題を問う。
まず、河川と砂防堰堤(えんてい・小さなダム)に溜まった土砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)に関して、氷牧川・孫谷川・真名井川・宮川・狩場川・大雲川・神子川・如願寺川の状況を問う。
【建設部長】
砂防堰堤は浚渫を行う管理型と渓流の勾配を緩やかにする非管理型があり、各々維持管理されている。
真名井川は、砂防事業に向けて、府が調査を実施予定。宮川は府が護岸工事を実施中。
神子川は改修に向けて府市で協議中。
如願寺川は「流木止め」を府が整備する。
【質問】
①孫谷川南にある小川の鉄砲水対策。
②狩場川上流のコンクリート橋の改修と農業用水路へ土砂が流入した時の補助。
③大膳川と吉原下水路につながる旭ケ丘の治山事業の進捗状況を。
【産業部長】
①現地を詳細に確認し、地元と京都府と協議したい。
②橋の改修は地元と協議して地下を流れる暗渠(あんきょ)式にした。不具合あれば、改めて協議したい。
農業用施設の維持管理は基本的に受益者負担だが、農林水産課に相談願う。
③全ての地権者の同意が得られていない。
【質問】
①由良川に排水ポンプ車の設置、下流に堤防を設けること。
②吉原下水路の浚渫を年2回できないか。
③池ノ谷下水路を開水路にできないか。
④大手川を浚渫する重機の昇降口の確保と東岸の内水対策としてふた付排水路の設置を尋ねる。
【建設部長】
①由良川河川整備計画では、輪中堤の計画である。景観にも配慮が必要。現時点では、ポンプ車の導入計画はない。
②年2回の約束は難しく、適宜の浚渫となる。
③道幅が狭く困難。
④松原付近の消防用斜路を活用。フラップゲートは必要な水路に設置している。

星野和彦 宮津市議会202106一般質問「河川の水害対策と治山事業」 – YouTube

【2021年9月 定例会】
1.大手川の治水対策
豪雨時の大手川東岸は排水溝があふれ、冠水対策が課題だ。
また京都府が川の土砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)に市民の関心が高い。
危機管理と自然再生の観点から対策を尋ねる。
【答弁総括】
建設部長:国や京都府と連携して対策に努めたい。
【成果:△】
【質問】
大雨になると宮津小学校~新松原橋の大手川東岸は道路が冠水する。
川べりにふた付の排水路フラップゲートを設置して対応でききないか。
【建設部長】
大手川改修時に整備されており、必要な場所には既に設置されている。
【質問】
京都府が土砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)の状況と下流で重機を昇降できる場所があるのか。
【建設部長】
新松原橋付近で年に1度程度浚渫。
河口付近では重機の昇降口がなく、設ける予定もない。
浚渫の必要があれば、浚渫船などの工法を検討すると聞いている。
【質問】
滝馬川の拡幅により、豪雨時に予想される大手川への水量増加や土砂流入の影響を問う。
【建設部長】
水量と土砂の流入量は変わらない。
大手川の河川改修は滝馬川の流量を見込んで実施された。
【質問】
宮津天橋高校フィールド探求部が取り組む「大手川の再生プロジェクト」のサポートを提案する。
【市民環境部長】
当市が取り組むSDGsの取り組みに寄与するものだ。
回収されたゴミ処理など京都府丹後土木事務所と協議・調整し、支援していきたい。

2.由良川の濁流と漂着ゴミの対策
由良川は豪雨の後に濁流となり、由良海水浴場の砂浜を削り、大量の漂着ゴミを運ぶ。
国土交通省の由良川水系流域治水プロジェクトを参考に所管する京都府への対策と要望を模索する。
【成果:△】
【質問】
豪雨の度に発生する濁流は河口付近で由良海水浴場方向へカーブし、砂浜を削り、大量のゴミを運んでくる。
その原因分析と対策を問う。
【建設部長】
由良川の管理者である国土交通省は流水方向の変化を認識されていない。
本要望を伝えたい。
【質問】
地元出身で本年7月に開業されたリゾートオフィスの社長から次の提案があり、市の対応を尋ねる。
①空いた敷地をゴミステーションにして由良海水浴場を美化したい。
②宮津市は「ゴミ拾いボランティアの町」として世界に発信する。
【市民環境部長】
ボランティア活動として支援し、今後、協議・調整していきたい。

令和3年9月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「①大手川の治水対策 ②由良川の濁流と漂着ゴミの対策」 – YouTube

【2021年12月 定例会】
有害鳥獣対策の改善を提案する
有害鳥獣による農作物被害は全国で深刻な問題になっている。
当市では処理施設の悪臭問題も発生しているが、様々な課題に対しジビエ事業の選択と集中など抜本的な改善策を提案する。
【答弁総括】
市長:ジビエの産業化を更に図りたい。
【成果:△】

【質問】
有害鳥獣に関する概況を尋ねる。
【産業経済部長】
令和2年度の捕獲数は1,168頭で、イノシシ51%、シカ34%だ。
狩猟者免許所持者は66人、うち狩猟者登録43人、有害鳥獣の被害防止捕獲班員19人。農作物の被害額は490万円である。
【質問】
有害鳥獣対策の改善を以下の通り提案する。
①ワイヤーメッシュ柵の長城を築き、管理体制を徹底する。
②大型囲い捕獲わなや牛の放牧による緩衝帯の設置。
③ハンティングドローンなど新技術の活用。
④捕獲した獣の牧場を作り、必要に応じてジビエ料理にする。
⑤狩猟者の育成。
⑥各地区や猟友会と頻繁な情報交換を図り、迅速に対応する体制の構築。
【産業経済部長】
議員の提案も参考に、地域の実情や費用対効果などを勘案し対応したい。
【質問】
下世屋地区の有害鳥獣処理施設設で発生している異臭問題の解決策として、移転・埋設方式への変更・企業への焼却依頼などを提案する。
【産業経済部長】
まず道路の反対側に換気扇の設置を考えている。更に獣の処理量を調整する根本的な手法を検討していきたい。
【質問】
獣肉を活用するジビエ産業が全国で急成長している。当市の取組概況を尋ねる。
【産業経済部長】
現在1事業者のみで、今後の拡大が必要と考える。
【質問】
事業の選択と集中の観点から市内事業者を補助する施策を以下提案する。
①地域おこし協力隊の活用。
②ジビエ料理のイベント開催。
③周辺市町との協業。
【産業経済部長】
①地域の課題解決など制度の趣旨も踏まえ、検討したい。
②協力体制が整えば検討したい。
③供給体制の整備を優先した上で、ブランド力を高めたい。また、狩猟者や地域会議などと行政で組織した上世屋獣肉店運営推進協議会が実施する人材の育成やPR活動などを支援し、ジビエの産業化を進める。

令和3年12月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「有害鳥獣対策の改善を提案する」 – YouTube

【2022年3月 定例会】
1.宮津市が生き残る改善策

当市の主要な財政指標は全国ワースト4で、深刻な人口減少と水道や道路など多額のインフラ改修を要する危機的状況だ。従来の箱モノ建設からソフト事業等による改善策を提案する。
【答弁総括】
市長:山陰新幹線の建設は北部7市町が協力して要望したい。
【成果:△】
【質問】
税等のあり方検討委員会が提言した入湯税の上乗せを問う。
市民部長観光施策の維持充実の費用として不可欠だが、関係者と充分協議を重ねて決めていきたい。
問以下の公共交通の活性化を提案する。
①高速バスを活用した京阪地区との通勤通学・観光圏の構築。
②コンビニ誘致や鉄道利用時の駐車料割引など駅施設の活用。
③山陰新幹線の建設と天橋立駅の誘致。
【企画部長】
①移住促進を図り期間限定で運賃を補助する自治体は徐々に増えているが、現在の高速バスの状況を踏まえると、当市では課題が多い。
②京都府の協力も受けながら、駅の魅力創出や待合室の環境向上に取り組みたい。
【市長】
③北部7市町の主要団体で構成する山陰新幹線京都府北部ルート誘致・鉄道高速化整備促進同盟会を通じ、皆が協力して誘致を図りたい。
【質問】
以下のソフトによる活性化を提案する。
①近隣市が連携するフィルムコミッション(映画やテレビの撮影斡旋)への参加。
②マーケティングの事業活用と徹底。
③各界で活躍する宮津出身者の定期的な講演会の開催や交流。
【産業経済部長】
①今後の検討課題としたい。
②実践に努めている。
【企画部長】
③都市の人材と市民が交流する場を目指す前尾記念クロスワークセンター宮津の開館と合わせ、関係人口の創出拡大を図る一環として取り組みたい。

2.市職員の人事戦略に対する改善策
市職員の極端な削減や一律給与カットは大幅に経費を節減できるが、行政サービスやモラールの低下に繋がる。研修の充実など人を育む労働環境の改善や厳格な人事評価等を提案する。
【成果:△】

【質問】
以下を提案する。
①市職員の研修受講や資格取得のサポートなど人への投資。
②厳格な人事評価と能力評価を徹底し、働く気力を削ぐ一律給与カットの回避。
【総務部長】
①先般、宮津市人材育成基本方針を全面改訂し、職員自己啓発助成制度の創設など人材育成に注力している。
②ラスパイレス指数は97で、決して高い給与ではない。優秀な職員を確保する上で一律カットは考えていない。

令和4年3月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「①宮津市が生き残る改善策 ②市職員の人事戦略に対する改善策」 – YouTube

【2022年9月 定例会】
1.創立100周年を迎えた宮津市立図書館の課題と将来
ミップルへの移転後、図書館は利用者増で好評だが、職員の運営体制等に課題あり、知的立国の観点から当市出身者の書籍コーナーの充実や100周年記念イベントの開催等を提案する。
【答弁総括】
教育次長:
記念イベントの開催や宮津出身者コーナーの充実を図る
【成果:〇】

【質問】
京都府で3番目に古い宮津市立図書館は、大正年に宮津藩藩校礼譲館の蔵書を使って創立され、今年で百周年を迎えたが、市民への周知が弱いと感じる。
以下2点を提案する。
①宮津図書館の歴史を伝える資料の作成やイベントの開催。
②作家・本や新聞の登場人物・出版関係者など当市出身者に関するコーナーを充実し、人脈をつくる。
【教育次長】
今後、前向きに検討したい。
【質問】
図書館の課題として以下3点を尋ねる。
①市職員が館長を兼務している弊害。
②会計年度任用職員(旧臨時職員と一般職非常勤職員)が図書館司書につながる司書補の資格を取得する補助制度の導入。
③アンケートによる市民ニーズの調査。
【教育次長】
①図書館の予算執行は従来から社会教育課長が決裁しており、弊害は少ないと考えている。
②会計年度任用職員は単年度の雇用のため制度の導入は難しいが、任用した職員の希望があればできることは協力したい。
③今後、検討したい。

2.衰退する本町商店街の現状と対策
本年8月末で浪江書店が閉店し、市内に配達営業を除く書店がなくなったように本町商店街の衰退が著しい。市役所前から本町交差点に至る道路拡幅等、市街地空洞化の対策を尋ねる。
【成果:△】

【質問】
昔は夏の夜の市など本町商店街が活気にあふれ、昭和59年の振興組合会員数は71人だったが、現在の人数と市が講じてきた対策を尋ねる。
【産業経済部長】
現在15名で厳しい状況である。
市は空き店舗を活用した創業や販路開拓などを支援してきた。
【質問】
本町再生案として以下2点を提案する。
①市役所前から本町交差点までの都市計画道路の実現により歩道整備と空き店舗の流動化を進める。
②市庁舎の老朽化で現在、移転か建て替えか議論されている。本町など中心街の空き店舗に市の各部を分散移転し、コンパクトシティをつくる。
【建設部長】
①事業主体の京都府と事業手法の研究を進めており、今後、関係機関等と意見交換していく。
【総務部長】
②今年度さまざまな意見を聴取している。本件も参考にしたい。

【2022年12月 定例会】
1.自転車を活用した町づくり

近年、自転車を活用した観光や通勤が広がっている。
市内の全域を繋ぐ電動アシスト付き自転車のレンタル事業や丹鉄が始めた自転車で交通機関を利用できる体制の拡大等を提案する。
【答弁総括】
産業経済部長:関係団体などと協議して検討したい

【成果:△】

【質問】
近年、自転車を活用した通勤や観光が広がっている。
以下3点を提案する。
①SDGsの観点から市職員と市民の通勤を自動車から自転車に変える奨励制度。
②スマフォを使って電動アシスト自転車を市内全域に展開する民間企業の誘致。
③丹鉄が9月に始めた自転車で乗れる列車とバス・汽船・タクシー会社との連携。
【企画財政部長】
①政府の自転車活用推進の手引き等を通じ公共交通の利用促進と合わせて研究していきたい。
【産業経済部長】
②③観光関係事業者等と協議し前向きに検討したい。

2.オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題
今年で9年目となるオリーブ事業は植栽本数が約5千本だが、近頃シカの被害に遭っている。
自動車との衝突なども含め年々深刻になる鳥獣被害の対策とあわせて現状と課題を尋ねる。
【成果:△】

【質問】
今年で9年目となるオリーブ事業は新漬とせんべいも好調だ。
以下4点を問う。
①苗木を1万本植える計画が約5千本に留まっている要因と減少後の販売実績。
②中核を担う法人設立と商標権の確立。
③苗木購入など当市の補助制度の再開。
④平成31年3月に運営補助を終えた㈱オリーブオイル宮津へ当市が無償貸与してきた什器備品の返還。
【産業経済部長】
①企業を参入できなかったことが要因だ。
前年度販売額は目標18百万円に対し、約3百万円だ。
②宮津オリーブ生産者の会が法人化され、地域団体商標を登録する支援をしたい。
③国や府の補助制度を紹介・助言したい。
④返還を求め続ける。
【質問】
鳥獣被害対策に関して以下5点を問う。
①被害の正確な把握。
②侵入防止柵のメンテナンス及び補助。
③ドローンを使った防止柵内の鳥獣対策。
④多発するクマ対策。
⑤地域おこし協力隊の活用を提案する。
【産業経済部長】
①昨年の被害額は約12百万円で、全国的な統計基準で算出しているが、現場で市職員が住民と考える必要がある。
②市では不可だが、国や府に要望したい。
③狩猟者等の意見も伺い、対応したい。
④引き続き防災メールで注意を喚起する。
⑤隊員が定住に繋がることを前提に今後の検討課題としたい。

令和4年12月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問〔①自転車を活用した町づくり ②オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題〕 – YouTube

2023年3月 定例会】
1.宮津城のCG再現と八幡山城跡の活用
CG(Computer Graphics)による宮津城の再現と戦国時代に細川藤孝・忠興が丹後攻略の拠点にした八幡山城跡の整備など「まち歩き」を促す市街地の活性化を提案する。
【答弁総括】
産業経済部長:観光施策の優先順位の中で検討したい。
【成果:△】

【質問】
7万石の威容を誇った宮津城の遺構は少ないが、創意工夫でまちなか観光を促す施策を提案する。
①クラウドファンディングで城郭の復元。
CG(Computer Graphics)で宮津城を再現し、スマフォのQRコードで読み取る看板の設置。
細かな寸法を記した宮津城の古地図を基にCG作成を続けてこられた市民をサポートし、宮津で育ち、ルパン三世やムーミン等の監督を務められたおおすみ正秋さんや歴史家に監修を依頼する。
③八幡山城跡を活用する遊歩道の整備等。
戦国時代に細川家が丹後攻略の拠点として入城し、丹後で初めて石垣を廻らせた城跡は価値が高い。
【教育次長】
①城跡が市街地になっているので難しい。デジタル地図等で再現したい。
【産業経済部長】
②観光施策の中で優先順位を見極めて検討したい。
③地元や観光事業者が主体となる事業として支援したい。

2.鳥獣被害対策とジビエの利活用
視察したNPO法人カンビオ(兵庫県多可町)の鹿ポストとの提携や模倣・ペットフード事業、(株)日向屋(和歌山県田辺市)の捕獲鳥獣肉を活用した6次産業化など成功事例を提案する。

【成果:△】

【質問】
会派で視察した以下2法人との提携や情報交換を提案する。
①NPO法人Cambio(兵庫県多可町)
同社は7年前からジビエのペットフード事業に特化し、狩猟者が何時でも鹿を搬入できる鹿ポストを作り、多可町の鹿焼却費用を8割減じた。
②株式会社日向屋(和歌山県田辺市)
若手農家が年々事業を拡大し、獣の捕獲から解体・販売する6次産業化に成功。本年度の鳥獣対策優良活動で農林水産大臣賞を受賞した。
【産業経済部長】
今後の検討課題としたい。
【質問】
総務省が公表する地域おこし協力隊員の動向は、起業・事業承継分野で獣肉の6次産業化が5位だ。企業への派遣も増えている。
鳥獣被害対策に地域おこし協力隊の活用を提案する。
【産業経済部長】
今まで1事業者ではなく、地域全体の課題解決と定住を条件とする方針できた。今後その是非を含め検討したい。

令和5年3月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「①宮津城のCG再現と八幡山城跡の活用 ②鳥獣被害対策とジビエの利活用」 – YouTube

2023年6月 定例会】
1.アフターコロナの対策
令和2年1月に国内で初めて新型コロナ感染者が発生してから3年経ち、ようやく本年5月に感染症法上の位置づけが5類へ移行した。
当市における現在の課題と今後の対策を尋ねる。
【答弁総括】
企画財政部長:苦戦する事業者を一軒もつぶさせないよう努めたい。
【成果:△】

【質問】
令和2年1月に国内初のコロナ感染者が発生した。
今までの市内の感染状況と経済情勢を尋ねる。
【健康福祉部長】
各都道府県が市町村別に公表していた令和4年9月25日までの市内感染者数は1,683人だ。
【産業経済部長】
商工会議所のみやづ経済ダイジェストの指標は、令和2年3~6月に大幅悪化したが、現在は改善傾向だ。
令和4年に入り、売上高はプラスに転じている。
市も多様な施策を講じ、コロナが要因で廃業した業者はない。
【質問】
本年5月にコロナの感染症法上の位置付けが2類相当から5類に緩和された。
今後の市内経済情勢をいかに予想するか。
【産業経済部長】
令和4年の観光入込客数は2,317,900人で、前年比約138%増だが、コロナ前の令和元年度の72%だ。
5類への移行で更なる回復が見込まれる。
【質問】
以下の対策を問う。
①市民の生活保全。
②旅館業や飲食業の借入返済のサポート。
③市役所の合理化。
【企画財政部長】
①特別定額給付金や水道料金の3か月減免、プレミアム商品券など総額約24億円の経済的支援を実施してきた。(主な財源は国の臨時交付金)
【産業経済部長】
②本年7月から来年4月が返済のピークだ。
国の再構築事業補助金や市の物価高騰対策など関係機関と連携して事業者を補助する。
【総務部長】
③DXは令和7年までに集中的に取り組み、他の合理化も進める。

2.宮津で育った著名人の顕彰と交流
日展の顧問等を歴任される書道家の尾崎邑鵬さん、ムーミンやルパン三世等アニメ監督の大隅正秋さんなど宮津市で育った著名人の顕彰制度の充実と交流による波及効果を提案する。
【成果:△】

【質問】
以下を提案する。
①顕彰制度の充実。
②広報誌への掲載。
③HPなど情報整備。
④図書館の地元著名人コーナーの充実。
【総務部長】
①現行の名誉市民と特別栄誉賞の条例等に基づき対応する。
②市民に広める交流や活動があれば掲載する。
③市主体で調査はしないが、PDFを見やすくする仕様変更は可。
【教育次長】
④現5名から今後更に充実する。

令和5年6月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「①アフター・コロナの対策 ②宮津で育った著名人の顕彰と交流」 – YouTube

2023年9月 定例会】
1.燈籠流し花火大会に公共施設の活用等を提案する
燈籠流し花火大会は市民と地元企業の貢献度が高く、官民の連携した実行委員会が機能している。持続可能な取り組みに向け、みやづ歴史の館や市庁舎屋上などの活用等を提案する。
【答弁総括】
産業経済部長:開催主体となる大会実行委員会に伝えたい。
【成果:△】

【質問】
開催主体の大会実行委員会の①体制と②予算規模を尋ねる。
【産業経済部長】
①宮津市、自治連合協議会、商工会議所、観光協会など全12団体で構成。
②今年は総額28百万円で、主な収入は、市補助金6百万円、燈籠花火収入10.7百万円、寄付金4.4百万円、観覧席2.5百万円。
【質問】
問以下を提案する。
①みやづ歴史の館、浜町立体駐車場、市役所の屋上などに有料観覧席を設置する。
②島崎公園の有料観覧席の増設。(本年度は約1,100席設置)
③キャラクターグッズ販売の強化。
④国内花火の発祥地愛知県岡崎市の「三河花火」※との交流やメディアの活用。
※与謝野町の弓木城主で、天橋立神社に参籠して百発百中の鉄砲術を会得した稲富流砲術の師範・稲富直家(祐直)が徳川家康に召し抱えられ、天下泰平の世に花火の源流となった。
【産業経済部長】
開催主体となる大会実行委員会にしっかり伝えたい。

2.山陰新幹線の建設動向
来年3月に北陸新幹線の敦賀駅が開業予定だ。現在、京都府北部7市町の各団体が連携して、山陰新幹線の建設や在来線の整備を要望している。今後の動向と構想を尋ねる。
【成果:△】

【質問】
山陰新幹線の建設動向を尋ねる。
【市長】
市長京都府北部7市町の自治体や商工団体などで構成する山陰新幹線京都府北部ルート誘致・鉄道高速化整備促進同盟会の会長に本年5月就任した。
6月には鳥取県・島根県・京都府北部の市町村で構成する山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議の副会長に就任し、国土交通省へ要望にも出向いた。
山陰新幹線は、昭和48年に基本計画が閣議決定されて半世紀以上経過している。まず整備計画への格上げを目指している。
【質問】
宮津市漁師町に本籍とご実家があるJR九州の初代社長 石井幸孝さん※への誘致サポート依頼を提案する。
※著書「人口減少と鉄道」の中で新幹線の貨物車両導入などを提案。
【市長】
石井幸孝さんとのつながりは心強い。
関係者や地域一丸となって早期実現を働きかけたい。

令和5年9月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「①燈籠流し花火大会に公共施設の活用等を提案する②山陰新幹線の建設動向」 – YouTube

2023年12月 定例会】
1.辻町周辺の土砂災害対策と治山の推進策

近年、みやづ作業所の西側市道や辻川流域の宮津合同宿舎の南側三叉路などで土砂災害が増えている。被害状況と対策、八幡山周辺と辻川上流の治山を推進する抜本的な施策を尋ねる。
【答弁総括】
企画財政部長:辻町周辺の優先順位を上げて取り組みたい。
【成果:△】

【質問】
辻町と宮村の市道で頻発する以下の土砂災害の現状と対策を尋ねる。
①みやづ作業所付近。
②デイサービスリハとも東側と宮津合同宿舎の三叉路南側の辻川流域。
③丹鉄の陸橋下。
【建設部長】
個人が所有する森林の土砂が当地区に流出している。
市民生活への影響を考慮し、市が辻川の浚渫や市道の土砂を除く緊急対応を業者に委託している。
1回あたりの経費は約40万円、災害級だと約180万円だ。
【質問】
森林環境贈与税と来年度から始まる森林環境税を活用した治山対策を尋ねる。【産業経済部長】
現在モデル区で意向調査などの森林管理に取り組み、今後、市内各地へ拡大するが、治山事業の効果が現れるまで相当の期間を要する。
【質問】
辻町周辺の抜本的な治水対策を尋ねる。
【建設部長】
京都府の砂防事業が進行していて、今後の成果が期待できる。
当市も辻町周辺の優先順位を上げて取り組みたい。

2.文化と芸術を活用したまちづくり
先月、国の文化審議会が宮津カトリック教会を重要文化財に指定する答申を出し、今後、教会の修復が見込まれる。文化財の保全と文化・芸術を活用したまちづくりの施策を尋ねる。
【成果:△】

【質問】
本年3月末の宮津市内にある文化財は201件で、京都府内5位だ。
先日、国の重要文化財に指定された宮津カトリック教会天主堂の老朽化が著しい。
①修理に対する当市の姿勢と②「祈りの場」を確保する観光活用の可能性を尋ねる。
【教育次長】
①所有者である教会の意見を尊重し、国や府の技術指導を受けた修理計画の立案作業に協力する。
②「祈りの場」としての尊厳を守る持続可能な仕組みづくりを検討したい。
【質問】
文化団体の活性化策など文化と芸術を活用したまちづくりの今後の方針を問う。
【企画財政部長】
企画部長文化の担い手の高齢化等による文化力の低下が課題だ。
令和3年度よりまちかどコンサートやアートフェスティバル等の開催への支援制度を創設し、活用数が増えている。
今後も文化財や歴史文化資源を活用した文化観光のまちづくりを推進したい。

令和5年12月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問「①辻町周辺の土砂災害対策と治山の推進策 ②文化と芸術を活用したまちづくり」 – YouTube