七曲八峠を歩く ~奈具海岸の古道~

午前8時半に丹後由良駅へ集合し、明治時代まで主要幹線だった古道「七曲八峠」を越えて栗田駅まで約4時間半歩きました。
途中で「安寿と厨子王」と「山椒大夫」の物語に登場する「首ひき松」と「柴勧進」の碑、不動明王像、石切り場跡、廃村跡、江戸時代の道標などを見学できました。
私にとっては至福の時です。
ただ戊辰戦争で山陰道鎮撫総督を務める西園寺公望が通った頃と異なり、竹藪や草が生い茂り、泥だらけになりました。
「首ひき松」と「柴勧進」の碑あたりまでは観光地として整備できるように市役所へ働きかけたいと思います。
有害鳥獣対策の柵を開き七曲八峠へ向かいます。
古道「七曲八峠」…
足元に石畳が埋まってきました。
「安寿と厨子王」と「山椒大夫」の物語に登場する「首ひき松」と「柴勧進」の碑
拡大版
廃村跡の石垣
お城の石垣のように見え、立派な屋敷があったと推測されます。
不動明王像
崖を歩く参加者
巨岩の前で
結構な急斜面です。
栗田半島の小田宿野にある火力発電所跡方面を望む
だんだん木が生い茂って海が見えなくなっているそうです。
崖を行く参加者
竹藪も通ります
写真より実際は急斜面です
少し楽な道になりました
栗田湾が見えてきました
石切り用の旧ダイナマイト庫
石切り用に削られた山
石切り場所
江戸時代の道標
当時の道標は近くに巨木が植えられていたそうです。
七曲八峠で最も高い場所
標高約160mだそうです。
七曲八峠で最も高い場所から栗田湾を望む
古道は人が通らなくなると草ぼうぼうで動物のフンが沢山ありました。
道中は木々にリボンを巻き直してルートを伝えます
小川のせせらぎ
小川のせせらぎはトンネルを越えると「双子岩」にでるそうです。
昔の冷蔵庫替わり
難所を突破中
奈具海岸のバイパスを渡る陸橋に出ました
栗田駅にて解散。
地元の参加者から初めて伺いましたが…
栗田駅から東手前の山の輪郭が仏さんが寝転がっているように見えます。
阿蘇の外輪山のようにはいきませんが…