丹後が舞台の小説「最後の一色」の挿絵展

昨年10月から連載が始まった中日新聞の小説「最後の一色」の挿絵展が以下の通り開催されています。
・期間:2月10日まで10時~18時(日曜休み)
・場所:東京新聞(中日新聞 東京本社)
    東京都千代田区内幸町2-1-4
    TEL:03-6910-2211
・入場:無料。
・展示:イラストレーターのオザワミカさんが描いた小説「最後の一色」の主要な登場人物を中心にしたパネル約30点。
小説「最後の一色」は、室町時代の四職を務めた丹後守護職 一色宗家最後の主「一色五郎」と織田信長の命を受け丹後を攻略する長岡(細川)忠興の物語です。
作者は和田竜さんで、2012年に映画化された「のぼうの城」(主演:野村萬斎さん)、2014年に第35回吉川英治文学新人賞を受賞した「村上海賊の娘」、2017年に映画化された「忍びの国」(主演:嵐の大野智さん)など”ニューウェーブ時代小説”の旗手として脚光を浴びています。
旧宮津城内で今は市街地となっている一角に「一色稲荷」があります。
本能寺の変後、長岡(細川)藤孝・忠興父子に滅ぼされた一色家当主と郎党を祀っています。
勝者の論理で当時の資料が悉く滅失して謎だらけの一色家…
伯父の梅本政幸が著書「丹後守護一色氏代々控」(2011年10月発行)で謎解きを図りましたが、謎は解明されません。
小説「最後の一色」が中世から近世に変わる時代の荒波で滅んだ丹後守護職の事実を発掘する機会になってほしいと心から祈念します。
尚、小説「最後の一色」は、北海道新聞・東京新聞・西日本新聞でも連載しています。
宮津図書館でも取り寄せるかデータを入手できないか教育委員会に問い合わせています。