無所属クラブの視察2022

コロナ第8波が本格化する前に兵庫県中部の以下2か所を視察しました。
①ナカバヤシ株式会社 兵庫工場(養父市)
 「にんにく産地化プロジェクト」
②与布土地域自治協議会(朝来市)
 「地域の将来課題と農村集落自立への取り組み」
【ナカバヤシ株式会社の概要】
・主要業:図書館製本、古文書の修復、手帳やアルバムの製造など
cf.島根県松江市で木質バイオマス発電
・本 社:東京都と大阪府
・創 業:1923(大正12)年4月
・設 立:1951(昭和26)年6月
・資本金:6,666百万円
・売上高:63,118百万円(連結・2022年3月末)
・従業員:2,339名(連結・2022年3月末)
・上 場:東京証券取引所 プライム市場
・銀 行:◎りそな・三菱UFJ・三井住友など
ナカバヤシ株式会社の夏梅にんにくセンター
【にんにく事業】
2014(平成26)年に製本工場の繁閑と養父市※1の気象条件がかみ合う「にんにく」を中心とした6次産業化を進め、本格的な農業へ参入。
(同年、養父市は国家戦略特区※2に指定されるも、同社は以前より本事業に着手)
尚、自然に育まれた養父の水資源を活用した完全人工光型(LED)の植物工場を整備し、リーフレタスやサンチュなど、水耕栽培野菜の生産を行っています。
※1養父(やぶ)市の人口:22,129人(2020年12月末)
ナカバヤシ株式会社 夏梅にんにくセンターの大型冷蔵庫
にんにく用農機具
ナカバヤシファーム
「にんにく」がすくすく成長しています。
【与布土地域自治協議会の概要】
・所在地:兵庫県朝来市※
・集落数:10区
・世帯数:530世帯
・人 口:1,201人
・面 積:21.39 ㎢(農村地域:約2.2㎢)
・高齢化:40.88%
・略 歴
2005(平成17)年に朝来郡生野町・和田山町・山東町・朝来町が合併して「朝来市」発足。
2007(平成19)年に廃校となった与布土小学校の校区で与布土地域自治協議会を設立し、同市の「包括交付金制度」を活用、独自の地域再興を展開中。
2021年に過疎地域持続的発展優良事例表彰で総務大臣賞を受賞。
※人口:28,776人(2022年10月末)
兵庫県朝来(あさご)市与布土(よふど)地域のイラストマップ
与布土地域自治協議会の遊休農地の活用「青パパイヤの栽培」