宮津高校と加悦谷高校を統合して「宮津天橋高校」が開校!

4月9日、宮津高校(宮津市)と加悦谷高校(与謝野町)を統合した「宮津天橋(みやづてんきょう)高校」の開校・入学式が行われました。
新入生の制服は伝統の「詰襟(つめえり)とセーラー服(京都府で最後)」から「ブレザー」に変わり、小林秀雄氏が作曲した宮津高校の校歌も変わりました。
夏の高校野球京都大会は2・3年生の「宮津高校」と「加悦谷高校」、1年生の「宮津天橋高校」に分かれて戦うそうです。
少子高齢化による京都府北部の高校再編はやむを得ません。
しかし、この統合は主に以下3点の理由から「選択と集中」と「百年の計」を誤る決定で憂うべきことだと私は思います。
①今後の少子化で更なる再編が必要になること。
②公共交通の整備状況を優先すべきこと。
③明治36(1903)年に京都府立第四中学校として創立された「宮津高校」のブランドと人脈は貴重であること。(大学や会社に入ると大半の卒業生が恩恵を痛感する)
今日、日露戦争の戦勝記念として造られた宮津高校の「東郷池」に佇み、「臥薪嘗胆」の思いを新たにしました。
今回の決定に至る経緯の検証と今後の再編を踏まえた地道な活動を図る仲間を作りたいと思います。
尚、京都府北部丹後地域の他府立高校の再編は、峰山高校(京丹後市)と海洋高校(宮津市)を除き以下の通り昨年6月の京都府議会で正式決定しました。
①網野高校(京丹後市)と久美浜高校(京丹後市)を統合して「丹後緑風(たんごりょくふう)高校」。
②峰山高校弥栄分校(京丹後市)と宮津高校伊根分校(伊根町)と網野高校間人分校(京丹後市)を統合して新設する昼間定時制高校の「清新(せいしん)高校」。
宮津天橋高校と丹後緑風高校は何れも「学舎制」を採用し、旧高校の「学舎」で学び、テレビ会議の交流や部活動の合同練習をするそうです。
【毎日新聞の記事】
https://mainichi.jp/articles/20200410/ddl/k26/040/377000c