再稼働できない宮津エネルギー研究所を視察

獅子崎にあった火力発電所(現在の京都暁星高校)に代わり、1989年に稼働した栗田の「宮津エネルギー研究所」は石油火力発電所2基(総出力75万kw)を有し、省エネルギーや温排水利用を研究しましたが、2004年に全面休止となりました。
現在、水族館を備え水生生物と触れ合える子ども達の人気施設「魚っ知館」のみ稼働しています。
しかし、電力小売りの全面自由化や製造業の海外シフトで販売電力量の減少が続いていること、原発の稼働体制が整ってきたこと、同研究所の老朽化が著しいことなどから、2018年10月に関西電力は遂に「再稼働を断念する方針」を表明しました。
‘Seeing is believing.'(百聞は一見に如かず)とは言いますが…
広大な敷地に大容量の送電線や大型船が着岸できる埠頭などを有しながら、朽ちていく施設に驚きました。
同施設が休止となって今年で16年となりますが、稼働時期はもとより現在も多額の「固定資産税」を宮津市へ納付頂いています。
現在、宮津市は同研究所の有効な跡地利用を関西電力に申し入れていますが、時勢と現実を見極める姿勢や発想の転換も大切だと私は思います。
さしあたり…
テレビ局や映画関係の皆さん、「フィルムコミッション」は可能だそうなので、是非ご検討ください!

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