うつろう秋の空2019


朝晩めっきり涼しくなり、この季節は空の表情も変化に富んでいます。
題目山の辺りから東に流れる大きな雲です。
雲は東の空へ続きます。
小学生の頃なら…
友達と自転車でどこまで続くか確かめに行き、日が暮れて、探しに来た母親たちにぶん殴られてたと思います。

子どもの頃から大好きな絵本ピエール・プロブストの「カロリーヌ」シリーズに出てきそうな雲です。
因みに私はこげ茶の犬ユピーが大好きです。
https://www.blg.co.jp/blp/blp-topcm/caro.htm
大江山連峰の普甲峠の空も澄んでいます。
日が沈むと空の色も変わります。
2016年に公開された映画「君の名は。」にで出てくる「黄昏時」です。
映画でキーワードになる「黄昏時」の語源は万葉集の「誰そ彼(たそかれ)と われをな問ひそ 九月(ながつき)の 露に濡れつつ君待つ我そ」※という和歌です。
※誰、あれは?と私に尋ねないでください。
あれは九月の露に濡れながら君を待つ私なのですから。
「黄昏時(誰そ彼)」というのは、「逢魔が時」ともいい、妖怪や魔と遭遇する夕暮れ時を指します。
これは民俗学的にも研究の進んでいる分野で、境界論と呼ばれています。
例えば、五条大橋の武蔵坊弁慶や渡辺綱が一条戻橋で遭遇して斬った嫉妬の鬼も境界地点の橋で遭遇します。
現代でも橋やトンネルなどコミュニティ間の継ぎ目である境界に異変が訪れる話が多く、人との繋がりが途切れる地点に人間の不安の種があることを表しています。
これは、相手の姿が見えにくくなる「誰そ彼」(お前は誰だ)という夕暮れ時…空間に限らず時間にも通じます。
古来から夕暮れは、現世(うつしよ)と常世(幽世・隠世)の転換ポイントとされてきました。
人類は太陽を信仰し天体を観察し、太陽が沈むと、夜は不吉なものと考えられてきました。
エジプトでは羊の血を玄関先に塗り、夜に魂が抜かれないようにしました。
ユカタン半島の古代文明では「太陽が2度死んだ」という記述があるように日食という天体現象を人の生死と類似させました。
映画「君の名は。」では、三葉と瀧の「生と死」「現と夢」を繋ぐ糸の役割が黄昏時です。
瀧は、彗星が墜落して死んだはずの三葉と森の拠り代のある広大な盆地で会い、いよいよ夢を現実のものとして認識します。
瀧は、夕陽が沈む前に三葉へ想いを伝えようとしますが、夜になって、三葉が常世の世界へ戻ってしまいます。
この映画は「すれ違い」をテーマにしているようです。
上記は以下から抜粋しました。
https://ch.nicovideo.jp/ponapona1044/blomaga/ar1094917

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