新無所属クラブ視察2023年7月 第2日


第2日目の7月26日は、前夜に徳島県勝浦郡上勝町から高知県室戸市へ移動し、午後からは高知県安芸郡馬路村へ向かい、以下の3点について視察しました。
2.高知県室戸市 むろと廃校水族館
「廃校利用の水族館運営事業」
3.高知県室戸市 室戸ドルフィンセンター
「イルカを活用した体験型観光づくり」
4.高知県安芸郡馬路村 JA馬路村 柚子の森加工場
「ゆずの有機栽培による村おこし事業」

〇高知県室戸市の概要
・人口(令和5年7月末時点):11,779人(内、外国人67人・世帯数6,934)
cf.宮津市16,443人
・面積:248㎢ cf.宮津市173㎢
・高齢化率(令和5年7月末時点):52%
・財政収支(令和3年度):歳入16,541百万円・実質収支568百万円
・財政健全化判断比率(令和3年度):実質公債費比率9.4% cf.宮津市16.1%
・産業別就業人口(令和2年国勢調査):第1次21.4%、第2次17.0%、第3次61.6%
・議員定数:12人

2.高知県室戸市 むろと廃校水族館
  「廃校利用の水族館運営事業」

〇むろと廃校水族館の概要
・住所:高知県室戸市室戸岬町533-2
・設立:2018(平成30)年4月
[旧椎名小学校(創設1874年・閉校2001年・廃校2006年)を改修]
・指定管理者:NPO日本ウミガメ協議会(本部:大阪府枚方市)
・事業:海水魚など約50種1千匹をプール跡や水槽で飼育。
(地元漁師から譲り受けた魚が主)
・施設の概要:1階;エントランスホール、2階;円形大型水槽3基・小型水槽16基、3階;図書室
・理科室(標本約100点)・研修室、25mプールと小プール。
・入館料:大人(高校生以上)600円・子供(小中学生)300円

むろと廃校水族館 – 室戸市 ホームページ (city.muroto.kochi.jp)
むろと廃校水族館 – Wikipedia


手洗い場跡には伊勢海老がいました。

耐震構造で重量物が置けない教室は説明会場に使われています。

廊下からプールを眺めていると、子ども達の歓声が聞こえてきそうです。

理科室にあるよくある水槽に見えますが…
リレーのバトンを利用しています。

各教室跡に大きな水槽が3つありました。
手をかざすと魚が集まってきます。

海がめの水槽

かわいい顔をしています。

海洋ゴミを考えさせられます…


入場者が水槽の水滴を拭くのも学校っぽい工夫の一つです。

廊下に並ぶ標本

理科室跡


プールは立派な水槽になります。

玄関にある石像…
実は自動販売機でした。


室戸岬から室戸市中心街を望む

3.高知県室戸市 室戸ドルフィンセンター
  「イルカを活用した体験型観光づくり」

〇室戸ドルフィンセンターの概要
・事業:イルカとのふれあい
・住所:高知県室戸市室戸岬町字鯨浜6810-162
・設立経緯
2003(平成15)年
「室戸新港」の再活用を目的として、海の駅「とむろ」の開設に合わせ、室戸市と麻布大学とイルカ飼育、ドルフィンセラピーの共同研究が始まった。
2005(平成17)年
麻布大学が撤退。 地元住民が中心となってNPO法人室戸ドルフィンプロジェクトを発足し、室戸市にイルカ事業の再開を要望。
2006(平成18)年4月
NPO 法人室戸ドルフィンプロジェクトが港の一部を借りる形で、室戸市などの支援受けて「室戸ドルフィンセンター」が開業。
2012(平成24)年11月
室戸市が陸上施設(管理棟、陸上プール)を整備開始。
2013(平成25)年4月
指定管理者制度による室戸ドルフィンセンターの運営開始。
(指定管理者:NPO 法人室戸ドルフィンプロジェクト)
2020(令和2)年10月
指定管理者が㈱日本ドルフィンセンター(本社:香川県さぬき市)に変更。
・施設の概要:管理棟、陸上プール、港飼育水域。
・入場料:600円、タッチ:400円、餌やり体験:600円、トレーナー体験(20分):2千円、浅瀬ふれあい体験(20分):大人5千円・子ども4,500円、共泳(40分):大人9千円・子ども7,500円

営業時間 – 室戸ドルフィンセンター公式ホームページ (j-dc.net)
さんSUN高知 平成21年8月号[地域からオンリーワンを目指して] (kochi.lg.jp)


体験プログラム
私達は自費で「トレーナー体験」をしました。

修学旅行の中学生が大勢来ていましたが、イルカは人気者です。

生まれて初めてイルカを触りました。

海がめもいます。

「トレーナー体験」後のお礼にイルカへ餌をあげました。
イルカの調教体験① – YouTube
イルカの調教体験② – YouTube
イルカの調教体験③ – YouTube

4.高知県安芸郡馬路村 JA馬路村 柚子の森加工場
  「ゆずの有機栽培による村おこし事業」

室戸岬から約1時間かけて馬路村に向かいました。
前日の徳島県上勝町とおなじく山深い所にあります。

JA馬路村 ゆずの森加工場前
〇高知県安芸郡馬路村の概要
・人口:802人(2023年12月1日現在)
・面積:165k㎡ cf.宮津市173km
・高齢化率(2020年):40.9%
・財政収支(2021年度)
歳入:2,578百万円、実質収支:82百万円
実質公債費率:9.0% cf.宮津市16.1%
・産業別就業人口割合(2020年度国勢調査):第1次30.6%、第2次20.8%、第3次48.5%
・議員定数:6人

〇馬路村農協の概要
・住所:高知県安芸郡馬路村馬路3888-4
・設立:1948年(昭和23年)6月15日
・農協組合員数:531人
・役員数:10名
・出資金:192百万円
・事業概要:共済事業、購買事業、営農指導事業、代理店事業

ゆずを絞る機械

ゆずの加工場

馬路村ゆず製品

「馬路村のゆず」日本遺産認定の歴史

馬路村って…

ゆずドリンク「ごっくん馬路村」の製造ライン

梱包場

ゆずの森加工場会議室からの眺め
清流です。

緑に囲まれた「柚子の森加工場」の玄関
フジテレビのドラマ「北の国から」の倉本聰さんの作品を参考に建築家がデザインされたそうです。

時間がなく、慌ただしい昼食でしたが、アユやヤマメが遡上する川を眺めることができました

柚子(ゆず)の段々畑

いよいよ馬路村ともさよならです。

安芸市の赤野休憩所から太平洋と琴ヶ浜を望む
馬路村から180km先の香川県高松市へ向かっています。