一般質問2019年

【星野和彦 2019年度の一般質問】

【2019年3月 定例会】
※動画:https://www.youtube.com/watch?v=hOzJbSQu6jM&feature=youtu.be

〇財政健全化に向けた取組▲41億円の検証と増収策の提案
昨年10月の「今後の財政見通し」ではH31年度から赤字決算の見込みで、5年後に約▲41億円の累損となる。市の「財政健全化に向けた取組み」を検証し、短・中・長期の増収策を提案する。

【星野和彦 議員】
無所属クラブの星野和彦です。通告に基づき、一問一答方式で財政健全化に向けた取り組みマイナス41億円の検証と増収策の提案について一般質問を行います。
質問に入る前に、概略を申し上げます。
質問の概略は大きく4点で、まず、宮津市の財政状況を2点確認します。
2点目に、財政健全化に向けた取り組みに関して、4件お尋ねします。
3点目は、昨年3月定例会の一般質問で私が提案した財政再建の主な施策の中から、3件の進捗状況について質問します。
そして、最後に、増収に向けた施策の提案を短期、中期、長期の戦略に分けて行います。
昨年6月の選挙、その後の副議長就任と議長代行などで一般質問が1年ぶりとなり、おぼつかないところも多々あるかもしれませんが、2期目の議員活動で最初の一般質問を初心に戻って行いたいと思います。理事者の皆様には、熱意と誠意のある御答弁をいただきたく、お願い申し上げます。
1点目の財政状況の確認です。
私は、今から5年前の平成26年の7月から市会議員を務めていますが、毎年10月、または12月に発表される今後の財政見通しは、5年間連続で、翌年度から約3億円、5年後には約20億円の巨額の累積損失になるという財政悪化の説明を受けてきました。
しかし、毎年4年間、黒字を確保できたこと、さらに、毎年予想されるたびに、累積損失が膨らんでいます。
最初の質問として、その要因をお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
財政見通しごとに収支不足が膨らんでおる要因はという御質問です。
議員お触れのように、私ども、毎年、5年見通しということで財政見通しをさせていただいております。
額の大小は別といたしまして、常に収支不足を見込んでおるということでございます。
ただ、毎年の決算においては黒字を何とか確保しておるというようなことでございます。
その要因はということでございますが、国、府の交付金の活用ができたということでありましたり、特別交付税等が見通しよりも多く受け入れることができたということがございますが、一番の要因は、基金繰り入れによって何とか黒字を確保してきたと、こういった点だということでございます。
その予想ごとに悪化をしていることについて、まず、財政見通しは直近の決算状況でありましたり、国、府の動向等を踏まえて毎年見直しておるということで、額は変動するものと、こういう前提はあるということで御承知いただきたいというふうに思います。
そうした中で、現在の法律では、過疎対策事業債、これが32年度までだということ。
それから、28年から実施をしてきました、どうしても避けて通れないという生活関連基盤の整備による多額の市債発行、こういったものが影響をしてくるのが33年度以降ということになります。
したがいまして、33年度以降はより一層厳しい財政状況になるということでございまして、そういった部分が加味されて収支不足が拡大をしていっとると、このように御理解いただきたいと思います。

【星野和彦 議員】
ご答弁ありがとうございます。
市債のほうがどんどん増えていくという中で、昨年の3月の一般質問でも私はお尋ねしましたけども、今から13年前、平成17年度に宮津市は42億円の市債を繰り延べました。
その後、過疎対策事業債を活用した実績と、今後の繰り延べの可能性を改めてお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
議員お触れのとおり、過去に繰り延べというものをさせてもらいました。
その後の過疎対策事業債等の実績ということでございます。
私ども宮津市は、平成22年度に過疎団体に指定をされたということでございます。
それ以降、これを活用させていただいておりまして、平成29年度の決算までに累計では67億2,590万円というものを発行をいたしております。
そして、30年度は13億7,780万円ということです。
この新年度予算、31年度においても、19億9,000万ほどの発行を見込んでおるということでございます。
31年度までの累計で申しますと、89億4,000万オーダーの発行を見込ませてもらっておるということでございます。
また、今後の借りかえの可能性の関係についての御質問もございました。
この間、京都府とも協議をしてきました。この借りかえをする場合の条件としては、大きくは3つあるということでございまして、1つ目は、対象となる事業の減価償却期間の範囲内で、しかも、償却期間の延長はできないということが1つでございます。
それから、2つ目は、利率が低くなるなど、借りかえによって公債費の負担が縮減することが見込まれると、こういったことでございます。
それから、3つには、据置期間の再設定は認められないということで、こういった3つの条件というものがある中、現実的に借りかえ可能な地方債はほとんど存在をしないということで、今回は見込んでいないということでございます。

【星野和彦 議員】
ありがとうございます。
この過疎債については、昨年12月の全員協議会で小濃議員が質問をされまして、答弁として、過疎債が延長されても、効果というのは1割程度だというふうなことではありましたけども、今お伺いした数字を聞きますと、この過疎債の活用というのは非常に大きな効力を発揮したなということは否めないかというふうに私は思います。
ただし、今後、これまた時限立法ではありますので、各全国の市町がその過疎債を要望しておりますけども、これに向けて宮津市も鋭意努力をしていくということは必要ではないかというふうに思っております。
2点目の質問として、伺います。この財政健全化に向けた取り組みに関して、以下4件お尋ねします。
まず、年始から市長みずから行われた市民説明会の参加人数や主な反響、手応えなどをお聞かせください。

【森口英一 総務部長】
この説明会です。2月6日、世屋地区から、2月19日、栗田地区まで、合計10会場で開催をさせていただいたということであります。
参加人数は、延べで472名ということでございました。
男性が375名、女性97名と、こんな内訳であったということでございます。
一番多かったのは、宮津会場、ミップルということで、123名ということでございました。
いろんな御意見、御質問等いただいたというふうに思っております。
総じては厳しい御意見が多かったなというふうに思っておりますが、一方では、将来の宮津市を思って、温かい発言もいただいたというふうに総括をいたしております。
以上でございます。

【星野和彦 議員】
実は今日も朝からメールなり、SNSなりで、こう言え、ああ言えという市民の皆さんから非常に熱いご連絡を頂いております。
やはり説明会に行ったんだけども、余り時間がなくて、特定の方がしゃべられて、しゃべる機会を逸したという方もたくさんいらっしゃったというふうに聞いております。
折角いい意見を言いたいんだけど、なかなか言う機会に恵まれなかったと。
あるいは、財政のことがよくわからないと。
この間まで、非常にいいという、前市長が退任されるときにそういう新聞記事も踊りましたですが、その後、急に何で悪くなったんだと、そのあたりが全くわからんのだという方も多々いらっしゃいます。
どうかこのあたりも、今後こういう説明会を継続して、直接市長が話されることで、皆さん、安心もされるかと思いますので、ぜひ継続をして頂きたいというふうに思います。
財政健全化に関する2件目の質問をします。
今回、模範とした三重県尾鷲市の行政視察状況として、良好な財政を維持する分析結果をお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
三重県尾鷲市に、2月4日に視察という形で訪問をさせていただきました。
あちらの担当者の方といろいろお話もさせていただいたということでありますし、地域もいろいろ走り回って、見させていただいたということでございます。
印象としましては、尾鷲市は市街地に人口が集中しておるということです。
宮津市よりもかなり行政効率がよいという形でございました。
また、雨、降雨量は多いということなんですけれども、災害に強いというか、災害はほとんど発生をしていないというような状況ということでございます。
それから、道路の関係、特に、市道の関係なんですけれども、基本的には集落と集落の間にある道路はほとんどが国道、あるいは県道ということで、市道があるのはごく一部といいますか、集落の範囲内というようなことだということでございます。
したがって、その市道整備だとか、道路維持だとか、こういったこともかなり少ない模様だということでございます。
それから、行政サービス、これについても何か必要最小限というようなことでございました。
優先順位といたしましては、教育、福祉等の法定事務というものが当然1番だということ。
それから、2番目が漁業関連への投資、そして、3つ目に基盤整備の順ということでございますが、今申しましたように、市道も特に限られておるというようなこともございまして、基盤整備はほとんど実施されてないと、このような状況だということでございました。
こういったことに伴ってということになろうかなというふうに思いますけれども、組織の体制も課長制度ということで、非常にコンパクトという印象でございましたし、時間外もほとんどない、少ないという状況ということでございます。
本市といろんな環境の面で違いはあるというものの、今後の行財政運営に当たっては、尾鷲市のよいところは取り入れていきたいなというふうに思っております。

【星野和彦 議員】
ご答弁ありがとうございます。
いきなり中間案の出たときに、尾鷲市が一番頭に来たもんですから、我々もちょっと面食らいまして、なぜ尾鷲市なんだろうと。
確かに人口の規模も似てます。
ただし、観光で中心にしてる宮津と、それと尾鷲との違いっていうのが、そのあたりがよくわからなかったということと、もう1点は、やはり尾鷲ですね、ここは非常にまだ誰も行ったことがないという状況の中で、ようやく今回視察も行かれて、直接こうやって御報告が受けれたというところで、少し安心した部分もあります。
やはり財政がいいところっていうのはそれなりの理由があるんだなと。今、総務部長、御指摘された人口が集中していることであったり、あるいは道路が国道、県道であって、市道ですね、市の道が少ないというところあたりっていうのは、宮津と大きく状況が違ってくると思います。
じゃあ、これをそのまま尾鷲のように変えれるかというと、なかなか難しい部分があります。宮津には宮津の条件があります。
ここを何とか克服していく上で、ほかの市町もぜひ参考にするとこは参考にしながら、やはり健全な市町っていうのは全国たくさんあります。
そういったところをもっともっと研究いただきたいなという要望をしたいと思います。
次に、この財政健全化に関する3件目の質問です。
今回、撤退及び縮小する事業の経済効果の分析と、収益改善に向けた努力の経緯があれば、お尋ね致します。

【森口英一 総務部長】
今回の財政健全化に向けた取り組みの中で、さまざまな歳出削減策、あるいは歳入増加策というものを掲げさせていただいております。
その中で、収支の視点というのが重要であるというふうに認識を致しております。
この行政サービスとして実施する事業については、投じる費用に対する効果を十分考慮して、優先順位をつけることが非常に重要だというふうに思っております。

【星野和彦 議員】
宮津にはいろんなイベントがありまして、そこに係る市職員の方の人件費も大きな支出となっております。
しかし、この宮津市の、他市町の、我々なんか視察に行ったり、あるいはインターネットで見ますと、私、よくこれ前の一般質問をしたことあるんですけども、滋賀県の彦根市、彦根市っていうのは非常に経済効果をひもといてます。
実はこの間、尾道で、昨年、北前船フォーラムがありました。たまたま滋賀県の方と同じテーブルになったんですよ。
この時にお話をしたときの内容っていうのが、ちょっとそのからくりを教えてくださいと、何で滋賀県さんって各市町の経済効果がはっきり出てるんですかということをお伺いしました。
そしたら、その答えっていうのが、実は駐車券とか、観光に行く時の入場券、こういった割引を出すそうです。
そうすると、皆さん、引きかえにアンケートに答えてくれると。
どこから来た、どれぐらいお金を使った、経済効果としてそれをトータルしますと、こういったこの事業であれば、これだけの収益を生んでますという、いわゆる市場調査ですね。
事業をやるんであれば、マーケティングっていうのは、これ必ず要ることだと私は思います。
ですから、この宮津でもどうか収益の分析、そこをもう一度突き詰めて、この経済効果がどうなのかというところを加味した動きをして頂きたいというふうに思います。
次に、この財政健全化に向けた取り組みに関して、4点目の質問として、最後です。
税収を増やす為に、選択と集中する具体的な施策の提示をお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
今後の安定した行財政運営のためには、市税収入の確保というものが必要不可欠というふうに思っております。
具体策としましては、さきの松本議員への御答弁とちょっと重複をいたしますけれども、大きくは3つというふうに思っております。
1つには、地籍調査終了の成果を順次、固定資産課税面積に反映させていくということ。
それから、本市地域にふさわしい新税の検討を行っていきたいということ。
それから、施策効果による税収の増ということで、マリオットグループのホテル立地による経済効果でありましたり、つつじが丘団地の販売の引き下げ、これに伴う移住者、定住者の増加、こういったところを期待をしているということでございます。

【星野和彦 議員】
先ほどの答弁、私もお伺いしておりまして、もう少し具体性っていうのが欲しいなっていうのが、これ市民の皆さんも同じ思いじゃないかなというふうに思うんです。
地籍調査も確かに必要なんです。でも、もっと抜本的な内容、これがないと、なかなか説明にしづらいんじゃないのかなと。
模索されてる最中かと思います。そこは、これから期待して頂きたいというふうに思います。
この財政健全化に向けた取り組みに関して、私なりの所見を申し上げさせて頂きます。
私は、5年前までリース会社に勤務しておりました。業務上、国内外を問わず、業績が低迷する企業のリストラにも随分携わりました。
やむなく借入金の返済ができなくなった航空会社のフライトスケジュールを探って、担保にとっていた飛行機を差し押さえたこともあります。
一方、景気が低迷する時期にもかかわらず、社員一丸となって起死回生する企業も多々かかわってきました。
どんなリストラの折でも、提示される再建案は必ず、業績不振になった理由の明確な分析と経済効果を吟味した上で、撤退、縮小する事業の提示があります。
さらに今後どうやってもうけて、時系列で借金の返済をするのか。将来どういう利益を生んでいくのか。
どうやって社員が幸せになっているのかという、こういう具体的な3点が提示されて初めて交渉のテーブルに臨みました。
昨年10月の今後の財政見通しを受け、12月と本年2月に提示された財政健全化に向けた取り組みの中間案と最終案には、残念ながら、上述の3点が希薄になっているように感じます。
今後5年間で、ことしから市長みずからが始めた市民の皆さんとの密接な懇談会を重ねた上で、上述の3件を加味して、金融機関の不利益が生じた場合、契約解除や条件変更ができるように、契約条項中に盛り込むコベナンツのような約束を市民の皆さんに提示できるような財政健全化に向けた取り組みの訂正版が都度都度提示されることを切に望みます。
次に、質問の大きな3点目として、昨年3月定例会の一般質問で、私が提案した財政事情の悪化に対する有効な人事戦略などの行政改革に関して、主な施策3件の進捗状況を御確認願います。
まず、増収策として、行政財産のネーミングライツと電光掲示板や看板の設置による広告収入の進捗状況はいかがでしょうか。

【森口英一 総務部長】
増収策の進捗状況ということでございます。
ネーミングライツは財政健全化に向けた取り組みにも掲げておるということでございまして、具体には、この31年度、試行導入という形でやっていきたいというふうに思っておりますし、その後も段階的にふやしていきたいというふうに思っております。
その候補としましては、市民体育館でありましたり、みやづ歴史の館であったり、宮津運動公園であったりというようなことで取り組んでまいりたいなというふうに思っております。
それから、電光掲示板、あるいは看板の設置というものでございます。
これは、平成28年の3月の行政財産使用料条例の一部改正によりまして、公共施設の壁面利用、これが可能となるようになりました。
今後、景観などの課題というものがありますけれども、公共施設の壁面利用による増収策なんかも検討していきたいなというふうに思っております。

【星野和彦 議員】
ネーミングライツについては、今後のまた議案のほうで出てくるかと思いますので、詳細はその会議の中でお伺いしていきたいというふうに思います。
また、そのほかの看板等の広告収入については、実はこの以前にも一般質問しておりまして、なかなか進捗しないなと。
当時は、今すぐにでもできそうな財務室長の答弁がありました。
例えば候補地としても、具体の候補地があって、その辺がやはりもっともっとスピード感を持ってやっていただきたいなというふうに感じております。
2件目の質問致します。
業務効率化として、タブレットの導入やPDF活用によるICT化の促進、あるいはルーチンワークのマニュアル化、電子マネー納付やコーポレートカードの導入といった提案をさせて頂きました。
その中で動きのあるものがあれば、進捗状況をお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
動きのあるものについて、まず、報告をさせて頂きたいと思います。
まず、ICT化の促進についてはということで、庁内のグループウエア等の更新を行いまして、書類の電子化が簡易にできるシステム、これを導入したということであります。
統計資料でありましたり、予算決算資料、こういった多くの資料の電子化を進めておるということでございます。
検索機能も可能となっておるということであります。
こうしたことから、業務の効率化にもつながっておるんではないかなというふうに思っております。
それから、電子マネーの納付でございます。これこの4月からというふうに思っておりますが、LINE PAYと、それから、ヤフーアプリ収納という電子マネーを利用した公金収納、これを導入することといたしております。
その対象となる費目でございますけど、現在、コンビニ収納の対象費目となっている税と料について、その収納チャンネルの多様化によって、納付しやすい環境を整備していきたいというふうに思っております。

【星野和彦 議員】
非常にいいお話をお伺いできたなと思っております。
この電子マネーについて、きょうもちょっと朝、ある市民の方から、宮津市の中にコンビニエンスストア置いたらどうだという方がいらっしゃいまして、コンビニ業務の中で随分果たせるようなところがあるんじゃないかという御提案を熱心にされてる方がいらっしゃいました。
そういう動きっていうのは全国でも珍しいなと思うんですけども、大きな視野を持って見れば、いかにお金を、費用を抑えていくかという観点からは、非常におもしろいなっていうふうに率直に思いました。
このコーポレートカードの導入もそうなんですけども、コーポレートカードっていうのは、ビザ、マスターカードがあります。
これを企業であれば、全員が持ちます。出張であったり、あるいは飲食をした時、いわゆる企業でいう交際費を回した時ですね、これ全部コーポレートカードで管理するんですよ。
そうしますと、導入してから、経理部門の人件費っていうのは随分下がって、作業が減っております。
これを京都府の中でも綾部市が検討をして、既に実施してる部分もあると聞いております。
このコーポレートカード、あるいはタブレット導入などのICT化ですね。
例えば今、手元に書類があります。
本会議中の時も、きょうは一般質問の日なんで、皆さん、お手元には少ないかもしれませんが、そうですね、教育長のところに何かざっと積んでありますが、定款とか、物すごく分厚いんですよね、書類が。
これを、じゃあ、全て全部目を通すかというと、なかなか辞書がわりの書類もあります。
これをここにいる人数の分だけ配ると、非常な手間もかかりますし、紙代もかかります。
しかし、どうでしょう。舞鶴市であり、福知山市、これ議会のほうでもそういったものをタブレットに変えてます。
これは議員だけやってもしようがないんですね。
全般の庁内全部がPDF化をしていくと。しますと、すごく便利なんですよ。
宮津市の中では、土地の値段っていうのを余り加味されないかもしれません。
私のいた会社では、1平米当たりどれぐらい経費がかかってるかということを、各部門長っていうのは全部算出しないといけません。
その上で、人件費と部の数字が決まってくるわけです。
その時に、いろいろ皆、管理職になると、頭を悩ますんですけども、一番やはり困る部分というのは、机の上の書類なんですよ。
机の上の書類がたくさんあって、1年、2年見ない書類もみんな持ってるんです。
これをPDF化して、検索機能がついたら、場所代が浮くんですよね。
それと、業務効率上も非常に速くなります。
便利なんですよ。ですから、今までの既成概念とちょっと離れて、このペーパーレス化といったこともどんどん進めていただきたいなというふうに思っております。
次に、3件目です。市職員の人事戦略の再構築に関して質問致します。
以前の昨年の質問としまして、賞与査定を導入した人事評価制度、女性と若手の登用、民間企業出身者の公募制による任期つき職員採用、職員のやる気を出す制度、これは例えば自主研究グループによる政策提言や業務改善の奨励と支援、あるいは広報誌やホームページ、SNSを通じて市民や他の職員への仕事の内容紹介、あるいは京都府のような論文や提案制度による功績表彰、職員の民間企業派遣、選抜型若手リーダーの養成講座の開設、互助会活動、クラブ活動の推奨、多々提案を致しました。
その中で動きのあるものの進捗状況をお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
どこまで進捗したかというところは別にしまして、それぞれお答えさせていただきたいなと思います。
まず、人事評価結果については、給料への直接的な反映というものはまだ現在行っておりません。
ただ、人事異動や昇任、昇格の参考として活用しておるということでございます。
それから、女性と若手の登用の関係についてです。登用については、能力主義というものを基本とした上で、女性、若手の積極的な登用を進めておるということでございます。
それから、3点目の民間企業出身者の公募制による任期つき職員採用というようなことでございます。
この民間企業出身者の職員募集については、特定任期つき職員の募集というものは現在は行っておりませんが、正規職員の採用では、民間企業出身者等を対象とした社会人採用枠を昨年度から導入しておりまして、この新年度にも数名の採用を見込んでおるということであります。
それから、職員のやる気を引き出す制度ということでございます。
この制度については、来年度から職員の自主的な資格取得等の能力開発に対する支援というものを拡充することといたしておりまして、職員のキャリアデザインに沿ったステップアップにつなげていけるように、主体的な能力開発を後押ししていくということにしてございます。

【星野和彦 議員】
進捗してる部分もあって、ほっとした部分もあるんですけども、やっぱり人事評価制度ですね、これはやはり本人のやる気、これを出す上で、僕は非常に貴重な、やるべきことの一つだと思うんです。
なぜかといいますと、私どもがサラリーマン時代、一番最初、入社したとき、もうほぼ30年近く前になりますけども、その時に配られたマニュアルっていうのがあって、取引先として余りよろしくないですよという幾つかの例があります。
例えば、朝、挨拶をしない。トイレが汚い。
それから、若手社員がやめていく。あるいは管理部門の人が急にいなくなる。
こういったこと、いろんな点数が評価されるんですけども、こういったところも我々は目をつけておりました。
だから、必ず取引先に行くと、トイレに行くんです。
で、トイレ、きれいになってるかなと。
トイレが汚いところっていうのは、余裕がなくなってて、資金繰りがあんまりよろしくないなというような目で見ます。
そんな中で、やはり今の宮津市の職員の方がどんどんやる気を出して、前向きになっていくんだというところで、やはりやってる人をどんどん評価してあげないと、これみんながやってもやらなくても一緒だというやり方は、なかなか伸びません。
ただ、80年代から90年代にかけて、個人の能力主義っていうのが日本でも採用されました。
その弊害としては、チームプレーがなくなったんです。
その反省に立って、2010年頃から、チームでも評価を受ける、そういう人事制度が今、主力になっております。
宮津市にも、以前これ一般質問しておりますが、やはりそういう内容を精査されているということがありました。
是非ここは人事評価制度、これを何とか採用できるように動いていただきたいということと、この女性と若手の登用なんですね。
こういう沈滞ムードの時こそ、女性のやはり力、あるいは若手を起用する、こういうことって物すごく希望が湧いてきます。
私ごとばかりで申しわけないんですけど、私の会社も実はバブルの崩壊の後、巨額の不良債権を抱えて、あすは潰れるかもしれないという時があったんです。
その時の社長がやったこと、それは、30代から部長を出しました。
そういうのを見てますと、当時、私、20代でしたですけども、あっ30代でも部長になれるんだと。
この会社だったら、実力があれば、どんどん働けるなと。働いて、働いて、働いて、数字を上げていこう。
そんな雰囲気になります。
民間と違って、公務員の場合は、今のところ、その査定の部分っていうのは、給与査定の部分に関しますと、5%って上限があります。
しかし、プライドの問題もあります。
5%といえども、正しい評価を受ける。こういったことは、やはり人間として前向きになるということが言えるかと思います。
更に女性、今、この理事者の方を見て、紅一点、健康福祉部長だけが女性です。
人口の半分は女性です。
女性の能力が低いか。全くそうじゃありません。
宮津市っていうのは、宮津高校のときもそうなんですけれども、大体体育会系のバレー部にしてもバスケット部にしても、女子系のほうが強いんですよ。
もっともっと宮津の人っていうのは、女性が表に立つべきじゃないかなというふうなことを切に思っております。
そういった女性と若手の登用、これも考えていただきたい。
それと、やはり民間企業の公募制、1年前も同じ提案をしましたが、豊岡市ですね、兵庫県の。
こちら京セラから千数百倍の倍率で副市長を公募制で選びました。
そして、退任されたわけですけども、在任中にやられたこと、これは浴衣を用いた観光の発掘であったり、あるいは業務の効率化であったり、やはり民間人を入れたのと、入れる前と後との差が物すごく出ております。
今の宮津市のややもすれば硬直がちなこの組織体制、それを穴をあけていく。
風通しをしていく上で、この民間人の採用、これをもう少し注力いただきたいなというふうに思っております。
好きなことばっかり言っておりますが、なぜそういうことを言うかといいますと、古代中国の戦国策っていうのがあります。
これ中学の教科書で皆さん習われたと思うんですけど、まずは隗より始めよという言葉があります。
隗とは、中国戦国時代の人物、郭隗のことで、どうすれば賢者を招くことができるかと、燕の国ですね、当時の、昭王という王様に問われました。
その時、郭隗が答えました。
まず、私のような凡人を優遇することから始めてください。
そうすれば、優秀な人材が集まってくるでしょうと言ったといいます。
遠大な事業や計画を始めるときには、まずは、手近なところから着手するのがよいという例えです。
また、物事は言い出した者から始めようという例えでもあります。
是非この中国の故事になぞらえて、まずは隗より始めよ。そんなところからも考えていただきたいというふうに思っております。
それでは、最後に、増収に向けた施策の提案を、僣越ながら、私の経験から短期、中期、長期の戦略に分けて行います。
まず、短期戦略については、4件御提案します。
1件目として、経費節減と増収に向けた部署間をつなぐ特別チームのタスクフォースの構築についてお尋ねします。

【森口英一 総務部長】
政の重要課題が発生した場合にということでございますが、効率的に、そして、集中的に対応するための庁内横断的な特別チームというものを設置できる制度というものを持っておりまして、必要に応じて活用しているということでございます。

【星野和彦 議員】
もう少し具体的なお話が聞きたい部分もあるんですけども、これ女性と若手の目線ですね、これを、ここなんかまさにタスクフォースに取り入れて頂きたいんです。
例えば、これも私の経験なんですけれども、立ったままミーティングをやるとか、これ毎週私ども、週初め、やっておったんですけども、あるいは裏紙の活用をしようとか、既に市の庁舎でもやられておりますけども、経費節減策っていうのはやはりいろんな目線から見るんですよ。
その時に、女性の目、若い人たちの目から見るやはり経費節減というのは非常な力になります。
宮津出身で、アサヒビールの副社長を務められた竹縄亨さんという名誉会長がいらっしゃいます。
たびたび年に3度ほど、私、お会いしておりまして、スーパードライ開発の礎となったお話をお伺いしました。
実はこのスーパードライ、去年で30年を迎えたわけですけども、このスーパードライって爆発的に売れる商品ができたときっていうのは、実は戦後、財閥解体でアサヒビールとサッポロビールに大日本ビールが分かれた後、30年経過しました。
その時に、このアサヒビールは業績が低迷します。
この低迷をいかに乗り切るかと。
当時、社長は住友銀行から来られた樋口さんです。
実際の指揮をとられるのは、現場を踏んできた竹縄さんです。
竹縄さんが最初にやられたこと、それは、このタスクフォースなんです。
タスクフォースで、特に女性は半分だと、持論をお持ちです。女性を半分入れてタスクフォースをつくって、業務改善をしていく。
その中でどなたかがおっしゃられたそうですけども、当時のビールのアルコール度数、これ4%前後だったのを、5.5まで引き上げたんです。
そしたら、どうでしょう。物すごく売れたんです。
キリンに勝っちゃったんですね。
でも、竹縄さんに言わせたら、キリンは何たるものぞと。もともと俺たちは大日本ビールだったということを社員がみんな自負したそうです。
このタスクフォース、組織を横断する組織ですね。
目上の人ばっかり集まっちゃ、だめなんです。若手と女性、これを採用するタスクフォース、これは、タスクフォースっていうのは、これ軍事用語でもあるんですけども、物すごく大きな力を発揮します。
ぜひ採用して頂きたいというふうに思います。
短期戦略の2件目をご提案します。
宿泊券ですね。これ第三者譲渡を禁止した上になりますけども、あるいは、人海戦術などによってふるさと納税を強化することについてお尋ねします。

【安東直紀 理事兼企画部長】
ふるさと納税の強化についてでございます。
先ほど、第三者譲渡を付した宿泊券の件についてということだと思いますけども、これの追加についてです。
宿泊券や商品券など金銭類似性の高い返礼品につきましては、これまで総務省より、使用対象となる地域や期間が限定されていても、ふるさと納税の趣旨に反するという通知が出されていたこともあり、本市においては現在、返礼品からは除外しています。
現下でふるさと納税の返礼品についての見直しが全国的に進む中、昨年末、国からの新たな指針案において、当該地方団体を訪問して宿泊することが条件として付された旅行券については、その地域の地場産品として認められるとの見解が示されたことから、来年度以降、宿泊券を返礼品として追加できるよう、現在、関係団体等と調整を進めているところです。
また、人海戦術ということもいただきました。
行政だけでなく、市民の皆さんからも、一人でも多くの方に声をかけていただければ、新たな寄附者の獲得にもつながると考えており、市政懇談会の場や広報誌等を通じて協力を依頼していくとともに、例えば同窓会の幹事様へPRチラシの配布協力をお願いするなどして、ふるさと納税の確保にこれまでから努めてきたところでございます。

【星野和彦 議員】
宿泊券について検討されておるということは、非常に朗報かなというふうに思っております。
但し、このふるさと納税ですね、今、泉佐野市で非常に問題になっております。
いつまで続くかというと、これはいつなくなるかわからない制度でもあります。
但し、あるうちは、やはり利用したほうがいいんじゃないでしょうか。
私、2014年、議員になったころの最初の議会、9月と12月の定例会で一般質問を行いました。
その後、見事に当時の井上市長が専任の方を置いて頂いて、爆発的に売れました。
それまで、進捗率3割です、3年間のですね。
それが、ほぼ100%になり、それが当時でいいますと、300万だったのが、今はもう1億前後になりました。
しかし、どうでしょう。まだ改善の余地があるんです。
例えばインターネット会社の手数料率、これは当時から私、指摘してるんですけども、ずっと寄附があっても、同じ率なんです。
これは、私ども親会社の商社の発想からいきますと、あり得ないことなんですね。
やはり売り上げが増える分、というのは手間もなくなるんですよ。
特にネットです。
そしたら、その手数料率というのは下がります。この交渉も怠ってほしくないんです。
それと、やはり東京丹後人会であり、宮津中学校の同窓会など、こういったところにもやはり担当者が行くんですよね。
私、必ず行っております。
行って、1人1枚渡さないんです。1人、3枚か5枚渡すんですよ。
なぜそういうことをやるか。
これネズミ講みたいな人だなって言われるんですけど、あなたは3人集めてください。
さらにその3人から、また3人集めてください。足りなくなったら、言ってください。
そんな活動をしております。
そういう地道なこと、知恵を出せ、汗を出せ、知恵も汗も出なくなったら、辞表書け。
これが私ども、会社のころのしきたりでございました。
知恵と汗をかくんですよ。そ
したら、結果は必ず出てくると思います。
まだまだそういった手数料率もしかり、それから、人海戦術についても、やれることがあるんじゃないかというふうに思っております。
そして、特にこのふるさと納税に関しては、使用目的の細分化をもっとすべきではないかと思います。
宮津を離れた元市民の方、皆さん、宮津のことが心配なんです。
家を空き家にしてる方もいます。
しかし、こういう方々が何とか宮津の為にしてあげたいといった時に、一番手っ取り早くできるのが、このふるさと納税です。
その時に、せっかく寄附したお金がどこに使われるかわからないというよりも、例えば歴史の館を再開したい、宮津会館が非常に古くなってる、じゃあ、そういうところに使ってください。
そういったことを、要するにこれもマーケティングの一つなんですけども、ニーズを調べて、そこに向けて選択と集中をするんですよ。
そうしますと、風が吹けばおけ屋がもうかるように、そこに向けて流れができてきます。
あんまり市が会社のように、リスクをとってはいけません。
リスクをとらずして、企業、あるいは市民の方と一緒に動くやり方、それがこのふるさと納税に完結できる部分って多々あるかと思います。
ぜひこのふるさと納税、もう一度見直していただきたいというふうに思っております。
さらに、短期戦略の3件目として、クラウドファンディングによる歴史立て札の設置など、新たな資金調達と眠れる観光資源のPRについてお尋ねします。

【安東直紀 理事兼企画部長】
議員からは、ただいま観光資源の活用などに対して、そういうことをするためのまちづくり活動等の財源確保策について、クラウドファンディング活用してはどうかという御提案をいただきました。
住民主体のまちづくり活動において、活動資金の確保は重要なことの一つであると考えています。
全国的に見ると、クラウドファンディングを活用して住民等が主体となったまちづくり活動が行われているという事例もあると聞いており、本市におきましても、当該手法を活用された実績もあると伺っています。
本市が主体となって実施する事業について、クラウドファンディングの活用は今のところ考えておりませんが、地域住民が主体となったまちづくり活動に当たっては、当該資金調達手法の活用も検討していただければと思います。

【星野和彦 議員】
是非ここの部分も踏み込んでいただきたいなと。
これは、2014年の12月に定例会で一般質問を行いました、この桜山の土砂崩れ対策工事、ここで無人の本荘神社、桜山ですね、ここでクラウドファンディングを用いました。
当時、管理代行をされてた和貴宮神社の禰宜さんが動いてくれて、全国に発信しました。そして、工事費を賄っております。
これを今から思いましても、非常に反響が大きいんですよ、社会的に。無人の神社がたくさんあるわけです。
そういったところで、じゃあ、誰が被害者に、助けていくんだという一つの手法として採用されました。
事これを歴史立て札に変えますと、この歴史立て札、これ鎌倉市で採用しております、神奈川県の鎌倉市では、大体1本10万円なんですね、これ全国どこでも。
立て札を立てるときの後ろっ側に個人名を、1万円入れたら、書いてあげますと。
そうしますと、物すごくいっぱい人が集まるそうです。
元々これは昔から、神社の寄附なんかで、あるいはお寺の寄附、修理をされる時に、瓦の裏っ側に名前を書いて、御利益がありますというようなことをしております。
それと、やはりその時の自分の地位を後世に伝えたい、そういう人が出てきます。
それがPRにもつながるんですよ。
宮津には隠れた観光資源がたくさんあります。
そういったものに光を当てていく。
これはまさに観光です。それのツールとして、手段として、道具としてクラウドファンディングを使うということも一つだと思います。
なおかつ、この資金調達に関しては、非常に制限の多い官公庁にとって、クラウドファンディングっていうのは一つ大きな道しるべになるんじゃないでしょうか。
先ほどのふるさと納税で、例えば京都の会館が、京都会館が企業の会館になって、修理費を全部賄いました。
そんな使い方もあるんです。
この今言ったクラウドファンディング、あるいはふるさと納税、こういったところもいろんな視点から考えていけば、チャンスにつながるんじゃないかというふうに思っております。
短期戦略の4件目を致します。
預かり保育の強化による子育て世代の優遇についてお尋ねしたいと思います。

【笠井裕代 健康福祉部長】
子供さんの保育のことについてご質問をいただきました。
宮津市では、就学前の子供さんを預かる施設としまして、公立幼稚園2カ所、公立保育所3カ所、それから、民間保育園と認定こども園は合わせて5園ございます。
民間保育園と認定こども園では、預かる子供さんは、産休明けの生後8週の乳児から預かりをしております。
また、預かる時間ですけれども、延長保育も含めますと、最大で午前7時から午後8時まで保育を実施しておる園もございます。
それから、保護者の方の就労によりまして、家庭で保育をすることが困難な場合、日曜日、祝日においても保育を行う休日保育を府中こども園において実施をいたしております。
それから、子供さんを預かっていただくときに払っていただく利用者負担額、いわゆる保育料でございます。
この保育料につきましては、平成27年度に国が定めます基準額の約5割相当まで引き下げる大幅な改定を行いました。
この改定で、3歳未満児の保育料については、府内トップクラスの低い料金設定となっております。本年10月からは、非課税世帯のゼロ歳から2歳児、及び3歳児以上の全世帯について保育料無償化が実施される見込みでございまして、本市としましても、保護者の負担軽減が図られるよう対応をする予定といたしております。
更に、31年度新規の施策といたしまして、宮津市、伊根町、与謝野町の連携による病児・病後児保育施設の開設、それから、医療的ケアを必要とする児童の保育受け入れ体制の整備など、子育て支援の一層の充実を図っていくことといたしております。
こうしたことによりまして、宮津市子ども・子育て支援事業計画に掲げる子育てに優しいまち宮津の実現に向けまして、働きながら子育てしやすい環境づくりを推進していくことといたしております。

【星野和彦 議員】
ご答弁ありがとうございます。
非常に今、宮津は子育てについては強化されておるということはよく分かりました。
ただ、今年、息子さんがUターンされた市民の声として、1歳の方の預かりがなかなか間に合わないんだということを聞いております。
是非、今まさに満杯のところを、この現状を打破して頂きたいというふうに思っております。
次に、中期戦略について2点ご提案を致します。
先ずは、この京都縦貫道、宮津天橋立インターチェンジ付近から宮村川付近までの府道9号線沿いと日置地区の国道178号線沿いの一部を農地から準工業地帯や準住居地域などへ用途変更することで、商工業企業の誘致による固定資産税の増収、雇用と消費拡大を図ることに繋がると思料します。
もう1点、あわせてになります、中期戦略を申し上げますが、宮津会館やみやづ歴史の館資料館などを活用した文化イベントによる増収策についてお尋ねしたいと思います。

【松崎正樹 産業経済部長】
2点いただきましたが、1点目のほうの企業誘致にかかわっての御質問につきまして、私からお答えさせていただきます。
御提案のありました2地域につきましては、いずれも多くの農地が農業振興地域整備法に基づく農業の振興を図るべき一団の農地として市が農用地の指定をしております。
本市の農地を取り巻く状況としまして、山際から平場にかけて少しずつ耕作放棄地が拡大し、経営耕地が減少していること、また、当該地域の農地はおおむね有効に農業利用されていることを踏まえると、市としましては、農業振興を図る上で、現時点では御提案のありました2地域につきましての平場の農地は優良農地として維持していきたいと考えております。
なお、企業誘致については、企業から御相談があれば、農用地以外の農地や耕作放棄地の活用の観点から、これらの農地につきまして、土地所有者や地元の了承をとりながら、紹介、調整等をこれまでから行ってきたところでございます。
以上でございます。

【森口英一 総務部長】
文化イベントによる増収策についての御質問がありました。
宮津会館と歴史資料館ということでございます。
宮津会館での文化イベント等は、これまでから宮津市文化団体協議会が中心となって開催をされます市民文化祭を初め、吹奏楽部の児童生徒が一堂に会する宮津市吹奏楽フェスティバル、それから、宮津高等学校吹奏楽部の定期演奏会、また、宮津会館の指定管理者で行われる宮津市実践活動センターの自主事業等によるコンサート等を行っているということでございます。
一方、議員御承知のとおり、宮津会館の現状といたしましては、耐震性に問題があるということと、それから、空調設備も調子が悪いということでございます。
これらが大きな課題というふうに思っております。
こうした中で、平成31年度に公共施設マネジメントの推進として、個別施設ごとに今後の対応方針というものを示していきたいというふうに思っておりまして、公共施設全体の再編計画をまとめることといたしております。
中でも、宮津会館については、施設の耐震性等に大きな課題があることに加えて、近隣には同様の機能を有するみやづ歴史の館があること、また、旧前尾記念文庫、あるいは旧図書館など、老朽化した遊休施設、こういったものが集中をしているということでございます。
こうしたことから、周辺一帯のあり方を総合的、一体的に検討していきたいなというふうに思っております。
また、歴史資料館につきましては、その本来の目的、意義というものは、本市の豊かな歴史文化の研究、活用、発信等に資するといった教育施設というふうに考えておりまして、収益を求めていく施設ではないと、このように考えておるということでございます。
しかしながら、施設を設置している限りは、コストも意識しながら、最大限有効活用をしていくべきというふうに思っております。以上でございます。

【星野和彦 議員】
ご答弁ありがとうございます。
時間がない中で、簡潔にお答えいただきまして、ありがとうございます。
1点目の国道、あるいは府道沿いの改革なんですけども、この変更については、非常に時間かかります。
したがって、企業が3年間とか待てるかというと、なかなか待てません。企業が言ってきて、初めてこれは変更するものだというふうに解するべきかと思いますが、日頃にこういった企業がニーズを情報収集されること、そうすると、自ずと候補地が決まってくるのではないかと思います。
この点については、また日を改めて質問したいと思います。
2点目の宮津会館については、例えば綾部市にできた中丹文化会館、これは京都府の運営ですが、事務員の方が努力して、様々なイベントを組んで、一定の収益も上げています。
昨年、NHKのEテレで放送されました「欲望の経済史」でも扱われましたが、南カリフォルニア大学、ジェイコブ・ソール教授は、芸術や人文学へ投資している国は財政も統制できていると指摘しています。
財政健全化は生活費が最優先されることは承知していますが、文化の明かりを消すことは、街の明かりが消えることにも繋がりかねません。
文化でまちを再興する手段も大切な戦略だと思料致します。
最後に、長期戦略として、京都縦貫道を活用した通勤・通学バスによる定住圏構想と京都市内の観光客誘致を御提案します。
本件について、ご答弁願います。

【安東直紀 理事兼企画部長】
既に市長からの施政方針でもお示しいたしましたが、まずは財政再建を最優先課題として、各種事業の厳選した行財政運営の健全化に取り組むこととしています。
行政サービスとして実施する事業については、投じる費用に対する効果を十分考慮して、優先順位をつけることが肝要であるということは議員も十分承知されていると思います。
こうしたことを考えると、議員が御提案された京都縦貫道を活用した通勤・通学バス、あるいは、これを用いた京都市内の観光客誘致というのは、現時点では市が実施しなければならない事業ではないと判断いたしますが、今後、本市を取り巻く情勢の変化などにより、自治体として提供すべき行政サービスであるとの判断に至った場合には、改めて必要な検討等について行ってまいることになります。

【星野和彦 議員】
簡潔にご答弁いただきまして、ありがとうございます。
今すぐには、これはできないと思います。何度もお伺いしたとおりで、皆さん、ほかの方も質問されてますが、バスの運転者さんが足りないんですよね。
こんな時にやろうと、実は私も大阪の大手の3社、バス会社に当たってみました。
とても2020年までは無理だよと。
オリンピックが終わってからなら、まだ考えられますよということを聞きました。
ただ、これが参考になるのが福知山市なんですよ。
福知山市っていうのは、通勤・通学圏が成功しております。
民間のバス会社が2社入って、京阪神に1,600円相当で行けます。
しかも、1時間弱で行けるんですよ。
ここに乗っかるやり方も一つです。
あるいは、宮津も同じようにやるやり方もあります。今すぐにはできませんけども、その施策を少し今後も考えて頂けたらなということを祈念いたしまして、私の一般質問を終わらせて頂ききます。
以上です。