安国寺遺跡から「丹後国府の大型柱穴」発見 !?

日本三景「天橋立」の北端にある府中地区の「安国寺遺跡」は、2016(平成28)年から発掘調査が始まりました。
「安国寺遺跡」は、2018(平成30)年12月に「皇朝十二銭」※31枚が出土し、今般、丹後の国府跡とみられる「大型の柱穴」が発見されました。
※皇朝十二銭
708(和銅元)年~963(応和3)年に律令制下の日本で鋳造された12種類の銅銭の総称。
今日は「大型の柱穴」の現地説明会が開催されました。
NHKの人気番組「ブラタモリ」の2021(令和3)年1月に放送された「天橋立〜なぜ人々は天橋立を目指す?〜」で案内人を務めた宮津市教育委員会の学芸員 河森一浩さんが分かりやすく説明してくれました。
丹後国の国府は、舞鶴市加佐地区と与謝野町男山地区ではないかという説もありますが、宮津市府中地区が有力です。
〇ご参考
『第135回 埋蔵文化財セミナー資料「丹後国独立!? ~遺跡が語る古代の丹後~」』(2017(平成29)年6月10日)