空はさながら青春の…母校を訪問

久し振りに新緑の立命館大学衣笠キャンパスを訪問しました。
本年3月の「宮津市議会議員の政治倫理条例」制定にあたり、昨年11月の議員逮捕という混乱の中で迅速なサポートを頂いた恩師の法学部 村上弘 教授と駒林良則 教授にお会いし、漸くお礼を伝えられました。
そして、数年振りに行政学ゼミの授業に参加しました。
今日の演題は「地域ねこ活動の長期的実施によるコストの変化」で、身近な事案に関するディスカッションや就職活動中の4回生の悩みetc.
ちょうど30年前の自分が教室にいるような…
万感の思いが込み上げてきます。

宮津出身の書家 尾崎邑鵬さん主宰の由源展


書道関係の市民の皆さんから伺い、私も2年前に知ったのですが…
宮津出身の書家 尾崎邑鵬(ゆうほう・本名 尾﨑敏一)さんをご存知でしょうか?
今年95歳になられた尾崎さんは、1924(大正13)年に宮津市の辛皮(からかわ)で生まれ、書道を本格的に学ぶ為、27歳で大阪に移住されました。
1955(昭和30)年に日本美術展覧会(日展)で初入選後、同菊花賞・日本芸術院賞などを受賞され、日展の常務理事・日本書芸院理事長・全日本書道連盟理事長を務められました。
そして、2016(平成28)年に文化功労者に選ばれ、私が提案して新たに設けられた「宮津市特別栄誉賞」を昨年6月に受賞頂きました。
今日はG20で世界の首脳が集まり厳戒態勢の大阪に向かい…
尾崎さんが大阪で主宰される「由源社」の第43回展覧会に出展と受賞される宮津の書道関係者の皆さんと一緒に会場の大阪市立美術館を訪れました。
そして、授賞式に出席し、各界の著名人の来賓に加えて頂き、森岡正宏 元衆議院議員に次いで僭越ながらご挨拶を致しました。
いま日本で最も売れている缶詰「竹中のオイルサーディン」、完全無農薬で健康を追求する富士酢ブランドで全国シェアを誇る「飯尾醸造」、JALとANAのファーストクラスで採用されたハクレイ酒造の「香田(こうでん)」など宮津ブランドや天橋立以外の隠れた観光名所、ふるさと納税などPRさせて頂きました。

令和元年第2回(6月)宮津市議会 定例会が終了


一般会計の補正予算約50百万円や以下の常任委員会の所管事務調査報告と提言書を加えて全件可決し、令和最初の本会議が終了しました。
①総務文教委員会 「インバウンドを中心とした観光」
②産業建設福祉委員会 「空家空地対策」
尚、全日程終了後に「議員全員協議会」が開催され、理事者より以下の通り報告がありました。
①平成30年度会計別決算(速報)
②幼児教育・保育の無償化
③マリオネット・インターナショナルグループのホテル進出の状況等
④宮津市水道事業ビジョン案

【議員全員協議会の動画】

島崎公園 日本庭園跡のフラット化と芝植え

日本三景 天橋立を望む島崎公園は、文化ホールや歴史資料館、野球グランドやテニスコートが集中する「宮津市民の憩いの場」です。
2015年11月、阪急電鉄が経営する商業施設ミップルとの間に小規模ながら「道の駅」が完成し、市は賑わいづくりの為に2018年10月から日本庭園を撤去し、フラット化する工事を進めてきました。
市民の意見を聞く時間が短く、「最初から答えありきではないか?」と物議を醸しましたが…
そして、今日は、日本サッカー協会から無償提供頂いた芝の苗を有志の市民が植えました。
財政難の最中なるべく経費節減を図ることと、公園に市民の愛着を深めることを目的としています。
市民の幸せって何なんやろう?っと自問する日が続きます…

辛皮ホタルとカジカゆめ酔祭り2019


平安時代に「酒呑童子」を源頼光が退治した鬼の伝説…
小倉百人一首第60番で和泉式部の娘・小式部内侍(こしきぶのないし)が詠んだ「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天橋立」…
大江山には自然が溢れています。

今年も辛皮(からかわ)地区でホタルの灯とカジカ(蛙)の鳴き声を楽しむイベントが開催されました。
雄大な自然は、子ども達をキラキラした瞳に変えます。

ついに大手川の土砂が取り除かれます!

2004年の台風23号で「京都府の激甚災害法」に指定される大洪水となった大手川が2011年に改修され、大きな水害に見舞われることがなくなりました。
しかし、近年の異常な集中豪雨で新堤防のギリギリまで水位が上がります。
2014年に市議会議員となってから5年間、地元自治会の要望であり続けた大手川の浚渫(しゅんせつ、土砂を取り除くこと)は悲願です。
当初は京都府特有の制度「府民公募」や丹後土木事務所への陳情などを繰り返し、2017年からは大手川の東部自治会連合で波路の神子川(みこがわ)を含めて京都府へ陳情し、今般、漸く両河川の浚渫が実現しました。
長年、各自治会長や京都府OBの方など多くの方がご尽力頂いたお陰だと思います。
大手川の工期は7月末か8月上旬迄で、金引の滝から大量の土砂を流す滝馬川との合流点「新松原橋近辺260m」が浚渫されます。
尚、神子川の浚渫工事は昨日終了しました。
今後の課題は、5つの橋脚が低く、重機の昇降できる場所がない宮津湾までの大手川下流域約1.5kmの浚渫を行うことです。

Wind Festa 2019 ~ウインドオーケストラ与謝~

宮津市・与謝野町・京丹後市の高校生から60歳代という幅広い年齢層の吹奏楽愛好者が集まって1989年に結成されたオーケストラは、昨年、創立30年を迎えました。
ほぼ満員の宮津会館で沸き起こる惜しみない拍手…
今年も演奏会を堪能させて頂きました。
~曲目~
第1部
①赤い河の谷間 ②交響組曲「シネマ・トリロジー」~スタジオジブリコレクション~第3楽章「Song‐Finale」 ③吹奏楽のための第一組曲
第2部
①世界に一つだけの花 ②シンクロBOM-BA-YE ③美女と野獣 ④You Raise Me Up ⑤復興

現時点の公債費比率が20%を超え、全国792市の中でワースト2という大変な財政状況になっている宮津市…
2017年に設立50年を迎えた宮津会館は、「文化の殿堂」として大切な役割を果たしていますが、現在、存続が危ぶまれています。
財政健全化は生活費が最優先されますが、文化の灯りを消すことは町の灯りが消えることにも繋がります。
南カリフォルニア大学 ジェイコブ ソール教授は、「芸術や人文学へ投資している国は財政も統制できている」と仰られています。
私たち市民は無駄な資金使途や文化活動の意味など市政を真剣に考えなければならないのではないでしょうか?

元宮津市議会議員に有罪判決

昨日からテレビや新聞で報道されていますが…
京都地方裁判所から元宮津市議会議員に業務上横領で懲役3年・執行猶予5年の有罪判決が下りました。(求刑は懲役3年)
本人は昨年11月10日に辞職し、私的活動に関わる事案とはいえ、10月24日の逮捕当時は現職議員であった為、市議会としても市民と宮津出身者の皆さんにご心配とご迷惑をおかけしたことは事実で、深くお詫び申し上げます。
市議会として、本件の反省を踏まえ議員の政治倫理を確立することが必要と判断し、本年3月議会で議員提案により「宮津市議会議員政治倫理条例」を制定(3月29日施行)したところです。
今後、本条例に基づき、議員は高い倫理的義務が課されていることを深く自覚し、法令や議員の行動規範を遵守することとしています。

【関西テレビの報道】
https://www.fnn.jp/posts/2019060619433704KTV?fbclid=IwAR1ifz8vFw9LTvXyvcEAJUz0eg1qYBv_TiIbeiXM-1qZmnGaNmmdliQZBWE

一般質問「ふるさと納税の選択と集中」


6月5・6日に議長を除く全12議員の内10名が宮津市政を問いました。
一般質問は、議員にとって施策を提案して具現化できる貴重な機会で、私は以下の通り質問しました。
【ふるさと納税の選択と集中】
財政健全化に向けた官民連携や経済活性化策として、観光地の入場券や駐車券・高齢者の見守り代行など適正な返礼を加え、本年6月に新制度となったふるさと納税の強化を提案する。
未曽有の財政危機を乗り切る重要な短期戦略として具体的な提案を行いたいと思います。

本年3月に提示された市の健全化策は事業の撤退が中心で、金融事業に携わった人間の感想としては「単なる引き算」で将来性が極めて不透明です。
支出する事業の採算性と波及効果の検証が弱く「割り算」が欠けている為、仮に民間企業が金融機関へ提出する事業計画であれば認められないと思います。
財政健全化策の審議は、3月決算が確定する9月議会の予定なので…
宮津市が「ゆでガエル」にならない為にやれることから始めたいと思います。

【一般質問の動画】

令和元年第2回(6月)宮津市議会 定例会が始まりました

令和最初の本会議が始まりました。
会期は5月29日~6月24日の27日間で、一般会計の補正予算約50百万円など7議案を審議します。
トピックスは、本年10月の消費税増額に伴うプレミアム付き商品券の発行費用25百万円の審議といったところでしょうか…
6月1日に市内の新聞折込で「一般質問のお知らせ」が配布されました。
6月5・6日に議長を除く全12議員の内10名が宮津市政を問います。
一般質問は、議員にとって施策を提案して具現化できる貴重な機会です。
私は6月6日(木)の10時に登壇し、以下の通り質問する予定です。
【ふるさと納税の集中と選択】
財政健全化に向けた官民連携や経済活性化策として、観光地の入場券や駐車券・高齢者の見守り代行など適正な返礼を加え、本年6月に新制度となったふるさと納税の強化を提案する。
未曽有の財政危機を乗り切る重要な短期戦略として具体的な提案を行いたいと思います。
本年3月に提示された市の健全化策は事業の撤退が中心で、金融事業に携わった人間の感想としては「単なる引き算」で将来性が極めて不透明です。
支出する事業の採算性と波及効果の検証が弱く「割り算」が欠けている為、仮に民間企業が金融機関へ提出する事業計画であれば認められないと思います。
財政健全化策の審議は、3月決算が確定する9月議会の予定なので…
宮津市が「ゆでガエル」にならない為にやれることから始めたいと思います。

宮津与謝シルバー人材センターの定期総会

シルバー人材センターは、概ね60歳以上の高齢者を登録して仕事を提供する公益法人です。
1975年に東京都江戸川区で設立されてから全国に広がり、1986年に「高年齢者雇用安定法」で法制化されました。
登録者は、掃除や家事の援助サービスなど多彩な仕事に応じて報酬が得られます。
今日は、宮津市・与謝野町・伊根町で構成する同センターの定時総会が開催され、全国議長会で出席できない北仲議長に代わりご挨拶しました。
私も草刈りでお世話になりましたが、あと7年で60歳なんだなあと改めて実感します。

宮津会館のスタインウェイを弾いてみませんか?


今日の午後は、宮津出身で2016年秋に米国ロサンゼルスの国際リストコンクールで1位に輝いた三宅ゆき乃さんが一時帰国され、宮津会館で素敵な曲を奏でてくれました。
宮津会館大ホールは、空調施設の不具合や耐震工事の不備などで稼働率が約15%に低迷しています。
いま宮津会館では文化の殿堂を消さない為に「スタインウェイのピアノ」が1千円で弾ける企画を続けています。

明智光秀の足跡を辿る!①宮津 ~北近畿みらい塾~

「北近畿みらい塾」は、2009年に京都府綾部市の四方八洲男 前市長(現理事長)が北近畿12市5町の有志の皆さんと設立しました。
各地を毎月巡り、「ゲスト講演と散策」を通じて会員が交流するもので、私も理事を務めています。
2019年度のテーマは、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公「明智光秀」で、第1回目は宮津からスタートしました。
京都府立丹後郷土資料館 森島康雄 資料課長の講演「光秀と三女 玉(後のガラシャ)と細川藤孝・忠興」では、天正年間に築城された宮津城の可能性が高い図面の解説など興味深い内容でした。
森島課長は、伏見城や聚楽第などの発掘のオーソリティで、改めて続きを聞きたいと思います。
散策は、宮津まちなかアテンダントの皆さんの協力で、明智光秀の首塚や細川家と一色家※の位牌などを有する盛林寺、北前船で富を得た旧三上家住宅から桜山、宮津カトリック教会などを訪問しました。
※細川家に滅ぼされた地元の有力守護。
北近畿の各市町単独では弱小ですが、連携すると各々の自然や産業が大きな力になります。

「新宮凉庭」を宮津市の全小学生が学ぶようになりました!

意外と宮津でも知られていない江戸時代後期の蘭学医 新宮凉庭(しんぐうりょうてい)…
今の南禅寺湯どうふ順正は、新宮凉庭が1839(天保10)年に医学の学問所として建て、大名諸侯や文人墨客らが集い、文化サロンとして議論を交わしたと伝わります。
現在、国の有形文化財に登録されています。
順正書院で学んだ門弟は、寮病院から京都府立医科大学へ発展する京都医学研究会を設立し、近代医学に貢献しました。
また、新宮凉庭は理財家として盛岡藩と越前藩の財政を立て直し、故郷の田辺藩(舞鶴市)※には融資を行い、経済書も著した偉人です。
※当時の由良地区は田辺藩の領地。
2017年6月議会に於いて、私が一般質問した「由良地区の歴史伝承を活用した観光施策の強化」の中で取り上げた「新宮凉庭」…
2018年4月から宮津市内の全小学生が学ぶ「わたしたちのまち宮津市」に掲載されました。
本日、2019年6月議会の議案が配布され、来週から議会が始まります。
引き続き政策の具現化に向けた一般質問を行いたいと思います。

宮津城の遺構を伝える「たも」の木がアオサギの巣に!


宮津警察署の対面で国道178号線にある「たも」の木…
今年は産卵期を迎えた20羽程のアオサギの巣になっています。
交通量が多い場所で独特の鳴声、羽の音、臭い、フン…
そして、数少ない宮津城の遺構を伝える「タモ」の木が枯れないだろうか?
国道を管理する京都府丹後土木事務所へ宮津市教育委員会から対策を依頼しています。
古川輝夫さんのCG動画「よみがえる宮津城」で正確に再現された「たもの木」の周辺。
今の国道と警察署は左手の空地辺りです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%B4%A5%E5%9F%8E?fbclid=IwAR3ehGYGyZEcu4rnuL70q6mKresEvS-nGvgFll4oWu0bSXuRn298Bhpe9xk

宮津城の内堀と海に面する辺りに「たもの木」があります。
(古図の中央やや右上辺り)

みやづ市議会だより2019.5


5月20日に市内各戸へ「みやづ市議会だより 第95号」が配布されました。
今回のトピックスは、3月議会で可決した今年度の当初予算や昨年11月の現職議員の逮捕を踏まえた「政治倫理条例」の制定です。
尚、財政悪化に対応し、今回より従来のカラーから白黒印刷に変更して年間経費を約30万円節減することになりました。
「議会だより」は宮津市議会のHPでもご覧頂けます。
http://www.city.miyazu.kyoto.jp/…/i…/gikai/dayori/dayori.htm

清掃工場建設の土砂流入対策に60百万円が追加 ~宮津与謝環境組合議会~

1999年に京都府ゴミ処理広域化計画が策定され、2002年から宮津市・伊根町・与謝野町(当時は加悦町・岩滝町・野田川町)による広域処理を開始しました。
現在、燃やすゴミは宮津市清掃工場、資源ゴミの一部は宮津市リサイクルセンター、その他は各市町で処理しています。
これら広域処理施設の管理運営は、各施設を所有する宮津市に対して伊根町と与謝野町が事務委託し、1市2町が事務を共同しています。
本日、同議会の臨時会が開催され、建設中の清掃工場に隣接する林野から土砂が流入する対策の「防災施設整備事業」として一般会計補正予算60百万円(宮津市負担分26百万円※)が可決されました。
尚、新たな清掃工場建設の予算額累計は6,346百万円で、宮津市負担分は1,649百万円※です。
※人口割で負担、宮津市は約43%

宮津祭 最終日

宮津祭の3日目は好天に恵まれ、あちこちから笛と太鼓の音色が町中に溢れました。
亀ヶ岡には露店がでて賑やかさが増し、今年の宮津祭も幕を閉じました。

JR九州の石井幸孝 初代社長が宮津祭で里帰り!

1987(昭和62)年から2002(平成14)年までJR九州の初代社長・会長を務められた石井幸孝さんは、在任中「デザイン戦略」に注力されました。
工業デザイナーの水戸岡鋭治さんを起用して斬新なデザインの特急車両による他の交通機関との差別化に成功、当初厳しい経営が予想されたJR九州の業績アップの基礎を作られました。
天橋立駅のある京都丹後鉄道の「くろまつ」「あかまつ」「あおまつ」も水戸岡さんのデザインで、石井さんがデザイン戦略について宮津で講演されたことがきっかけです。
石井さんのお父さんは旧帝国海軍の軍人だった為、子どもの頃に全国の軍港を転々とされましたが、お母さんは宮津のご出身で、現在もご自宅と先祖代々のお墓があって、子どもの頃から年に数回里帰りされます。
今回は宮津祭に合わせて里帰りされました。
宮津ロータリークラブにご同席頂いた後、玄妙庵で宮津の再生についてレクチャー頂きました。
現在、石井さんはNPO法人 福岡城市民の会 理事長を務められ、福岡市の町興しの手法等とても参考になります。
私も宮津の再生に向け「焦らず奢らず諦めず」改めて尽力したいと思います。

宮津祭2019始まる!

江戸時代初期に始まった宮津祭は、昭和中期に山王宮日吉神社の「山王祭」に合わせて、和貴宮神社の「東祭」が同日に行われるようになりました。
江戸時代は、武士も参加して「神輿(みこし)」「神楽(かぐら)」「浮太鼓(うきだいこ)」が宮津城の大手門から大膳門を通り抜け、城内と町中を巡回する珍しい祭りだったと伝わります。
今年は公務で宮津祭に参加できませんが、市役所で会議や打ち合わせ中に祭囃子(まつりばやし)が近づいてくると…
未だにそわそわ落ち着きません。
今年の和貴宮神社は、神楽を宮本町、浮太鼓を本町、神輿を魚屋町・万町・新浜の皆さんが担当されます。