野蛮な来訪者?~米投資会社KKRの共同創業者兼会長 Henry Kravis 私の履歴書~

今月の日本経済新聞「私の履歴書」は、1988年に米国の買収合戦を描いてベストセラーになった「野蛮な来訪者 RJRナビスコの陥落」に登場するヘンリー・クラビスでした。
当時、私は海外業務部に配属され、M&Aが進捗する時代を体感し、商内申請書と「野蛮な来訪者」を忸怩たる思いで読んでいました。
幼馴染で日本経済新聞に勤務し、テレビ東京へ出向していた和田勉くんは、後に光文社新書から「買収ファンド―ハゲタカか、経営革命か」「企業再生ファンド―不良債権ビジネスの虚と実」を著しました。
1985年のプラザ合意後、日本が坂の上の雲を掴み、転げ落ちていった時の流れに思いが馳せます。