11月3日(金)~5日(日)の3日間にわたる宮津市民文化祭が始まりました。
音楽祭の開催前に「宮津文化賞」の授与式が行われ、今年は「書道家の岩瀬佑子さん」が受賞されました。
因みに、今般、岩瀬さんの師匠である宮津市辛皮出身の尾崎邑鵬さんも旭日中綬章を受賞されました。
尚、16年間休館している宮津市歴史資料館が3日間開館し、特別展「由良出身の幕末の名医 新宮凉庭」を開催しています。
また宮津市立図書館の読書週間行事「大型紙芝居を楽しむおはなし会」でも「蘭方医新宮凉庭物語」が開催されました。
(語り:森山道子さん・絵:新宮凉輔さん)
紙芝居の終了後には宮津市教育委員会学芸員 鶴岡衛大さんが「凉庭時代の医師の姿」を講演されました。
京都 南禅寺の順正書院(現在は湯豆腐店、国の登録有形文化財)を開き、幕末の越前藩主 松平春獄等と交流し、困窮する諸藩の財政問題も建て直した郷土の偉人に初めて脚光をあてています。
1753(宝暦3)年に刊行された医学書「傷寒論」
※由良の新宮家所蔵
※由良の新宮家所蔵
続方府 駆竪先生実験(写本)
※由良の新宮家所蔵
※由良の新宮家所蔵
1916(大正5)年の「新宮凉庭先生言行録」
※由良の新宮家所蔵)
※由良の新宮家所蔵)
故郷に受け継がれる新宮凉庭の医 ~由良新宮家の末裔~
左からの版木で印刷した「解剖組織論(1879(明治12)年刊行)、「調剤備考(写本)」(1897(明治30)年刊行)、「獨徠氏外科新設(1874(明治7)年から翌年)
(由良の新宮家所蔵)
(由良の新宮家所蔵)
「解剖組織論の版木」(1879(明治12)年刊行)
※由良の新宮家所蔵
※由良の新宮家所蔵
新宮凉庭 顕彰碑除幕式の写真(1962(昭和37)年)
※由良の新宮家所蔵
郷土史家 矢田悟郎らが中心となり組織した新宮凉庭顕彰会により由良神社境内に建立されました。
題字は日本医師会と世界医師会の会長を歴任した武見太郎の書です。
※由良の新宮家所蔵
郷土史家 矢田悟郎らが中心となり組織した新宮凉庭顕彰会により由良神社境内に建立されました。
題字は日本医師会と世界医師会の会長を歴任した武見太郎の書です。
現代に伝わる新宮凉庭の思想
宮津歴史資料館の常設展示室
宮津市立図書館の読書週間行事「大型紙芝居を楽しむおはなし会」
1.「蘭方医新宮凉庭物語」
語り:森山道子さん・絵:新宮凉輔さん
2.「凉庭時代の医師の姿」(講演)
宮津市教育委員会学芸員 鶴岡衛大さん
1.「蘭方医新宮凉庭物語」
語り:森山道子さん・絵:新宮凉輔さん
2.「凉庭時代の医師の姿」(講演)
宮津市教育委員会学芸員 鶴岡衛大さん
定員90名の応募が殺到し、30人以上謝絶したそうです。
「蘭方医新宮凉庭物語」の語りを務めた森山道子さんと絵を担当した新宮凉輔さん
新宮凉輔さんは西陣織のデザインを極め、退職後に由良へUターンし、新宮家を守っています。
新宮凉輔さんは西陣織のデザインを極め、退職後に由良へUターンし、新宮家を守っています。
美術展の会場 宮津市民体育館
やはり美術品を体育館で見るのはどうか?
と、市民のため息交じりのつぶやきを耳にします。
と、市民のため息交じりのつぶやきを耳にします。
第57回 宮津市文化賞を受賞された書道家の岩瀬佑子さんの作品「白楽天詩」