イトーヨーカ堂の創業者 伊藤雅俊 セブン&アイ・ホールディングス名誉会長のご冥福をお祈りします。

1990年10月、セブンイレブンを運営する米国サウスランドが連邦倒産法第11章(Chapter 11)の適用を申請…
日本のイトーヨーカ堂とセブンイレブン・ジャパンがサウスランドの株式を約7割取得し、「日本のセブンイレブン」になりました。
当時、私は三井リース事業(MLD)の海外業務部で北米を担当、上司がNYからのFAXに記された‛Pre Packaged Chapter 11’という聞きなれない言葉を呟いて胸をなでおろしたのが昨日のことのように思い出されます。
伊藤雅俊さんはMLDの鬼頭誠一社長(三井物産の元副社長)と懇意で、私も度々会社でご尊顔を拝しましたが、戦争を経験した経営者が次々と鬼籍にはいられる時代の趨勢に寂しさを感じます。
終戦後にシベリア抑留を経験された三井リース事業の鬼頭誠一社長から学んだ「失敗の本質」は、私にとって今でも座右の書です。