野菜や果物など「実りの秋」が近づくと、冬眠に備えるクマや夏場に増えたシカの被害が増えます。
今日は朝から上石浦地区で鳥獣被害の現場を視察しました。
みかんの葉を食べつくしオリーブの皮を剥ぐシカ、柿を食べるカラスやヒヨドリ、ミカンの木にツメ痕を残し民家近くで糞をするクマ…
電話で住民の皆さんからお話を伺うより現実の酷い状況を目の当たりにし、個人の負担で電気柵と防護柵を設置される農家の悩み等を伺いました。
クマのツメ痕
上石浦の道路でクマの糞を発見!
季節の食べ物によって色が異なります。
季節の食べ物によって色が異なります。
カラスやヒヨドリに食べられた柿
万里の長城のように集落を守る防護柵
シカの寝床
右写真の中央が獣道です。
右写真の中央が獣道です。
電気柵の電源
購入費用も農家の皆さんを圧迫します。
購入費用も農家の皆さんを圧迫します。
上石浦地区の防護柵と電気柵
集落内の農園は悉く個人で防護柵を設置されています。
シカに食べ尽くされたミカン畑に自己負担で50万円かけて電気柵を設置し、復活したミカンの木々
先ず今年も10月末から募集が始まる宮津市を窓口にした電気柵や防護柵と捕獲檻の支援方法を集落で徹底頂くことをお伝えしました。
そして、本年2月末に実証実験でシカ4頭の成果をあげた「有害鳥獣対策ドローン」の継続や猟銃より馴染みやすい「わな猟」の免許取得者を増やす試みを宮津市の理事者に伝えていきたいと思います。