丹後郷土資料館の特別展「海上禅叢 ~天橋立智恩寺の名宝から~」

天橋立には808(大同3)年に創建されたと伝わる智恩寺の三門「黄金閣」に「海上禅叢」(かいじょうぜんそう)という扁額(へんがく)が掲げられています。
その意味は海上にそびえる禅の道場で、俗世間と隔離された幽玄の地を指すそうです。
京都府立丹後郷土資料館(ふるさとミュージアム丹後)は、掲題の特別展を4月16日~6月12日に開催しています。
今日は「宮津観光アテンダントまちなか案内人の会」で同館を訪れ、5月1日付け人事異動で京都へ戻られる森島康雄先生のご説明を拝聴しました。
知恩寺のお宝公開は17年振りで、興味深い資料は一日見ていても空きません。
金鼓(きんこ・仏教の楽器)
1322(至治2)年に作られた重要文化財です。
扁額(へんがく)「萬福寺」(まんぷくじ)
1346(貞和2)年に作られた京都府指定文化財です。
絹本著色の釈迦三尊像
14世紀に作られた京都府指定文化財です。
上:九世戸知恩寺幹縁疏井序(くせのとちおんじかんえんそならびにじょ)
1486(文明18)年に作られた京都府指定文化財です。
下:九世戸縁起
16世紀初頭に作られた京都府指定文化財です。
木造大日如来坐像
1501(文亀元)年に作られた京都府指定文化財です。
木造大日如来坐像の中にあった木札
細川忠興・藤孝連署書状
1580(天正8)年に作られました。
細川幽斎他8名の和歌短冊
関ケ原の戦いの前年慶長4年6月23日(グレグリオ暦1599年8月13日)に天橋立で開催された歌会の和歌。
細川幽斎が使ったと伝わる「竹茶杓」(たけちゃしゃく・茶道具)
「宮津観光アテンダントまちなか案内人の会」で同館を訪れ、5月1日付け人事異動で京都へ戻られる森島康雄先生のご説明を拝聴しました。
国分寺跡に建っている丹後郷土資料館から天橋立を望む
天平観展望所と名付けられています。