戦後の宮津劇場集団M.E.S.と神戸人形芸術劇場から始まる日本アニメの歴史!~宮津で育ったルパン三世の監督 おおすみ正秋さん~

コロナの蔓延防止法が緩和された間隙を縫い…
大隅正秋さんと2年半振りに再会できました。
大隅さんは、1969年の「ルパン三世」や「ムーミン」、1975年の「ラ・セーヌの星」、1982年の「小鹿物語」などの監督を務められ、草創期から日本アニメ界を引っ張ってこられました。
2008年からは慶應義塾大学の留学生向けに教鞭も執られています。
(講義「静止画表現のアニメ史的な役割」)
大隅さんは兵庫県芦屋市で生まれ、1945(昭和20)年に太平洋戦争の空襲から逃れるため疎開で網野町(現 京丹後市)を経由して宮津市鶴賀へ来られ、宮津高校建築科(現 宮津天橋高校)を卒業されました。
今回も色んなお話を拝聴しました。
殊に宮津市亀ヶ岡にあった映画館と劇場を兼ねた「宮津劇場」は、教師だった大隅さんのお父さんが館長を務められ、1947(昭和22)年から定期公演を続ける劇団「宮津劇場集団M.E.S.」が誕生し、そのお話しを資料を交えて伺っていると…
戦後の宮津と神戸人形芸術劇場から日本アニメの歴史が始まる1コマを垣間見ることができ、鳥肌が立ちました。
「このお話を宮津でして頂きたい!」
と大隅さんにお願いしたところ、87歳になられ、体調不良が目立ってこられた現況にも拘わらず、快諾を頂きました。
5月14日(土)18時にみやづ歴史の館で大隅さんの講演を頂く予定です。
詳細は決まり次第、ご連絡します。
【ルパン三世 小説版】
本の帯(腰巻)には…
モンキー・パンチの盟友による幻のノベライズ版が蘇る !!
辻 真先より愛をこめて
モンキー・パンチ×おおすみ正秋×辻 真先 2015年「ルパン三世」鼎談を本邦初公開 !!
とあります。
〇大隅さんが保管されている「宮津劇場集団M.E.S.」の資料