最近のささやかな楽しみは朝の連ドラです。
昭和・平成・令和の3世代を主人公にした100年間の母娘物語で、殊に3代目のヒロイン「ひなた」(演・川栄李奈さん)は、私と同い年で高校生のアルバイトが元で卒業後に条映(東映)の太秦映画村で働く娘という設定です。
大部屋やメークをする「俳優会館」や兎に角安い「食堂」など当時の撮影所が再現され、懐かしさが込み上げてきます。
2月25日(金)に放送された時代劇のオープニングでエキストラを語るシーン…
「大部屋俳優は大抵あそこ(死体役)からスタートなんや。
肩やら背中やら動いて、NGだして怒られてる人よう見るけど、五十嵐くんは完璧やな」
続いてナレーション…
「この役回りの為に五十嵐が練習していたのだと、ひなたは初めて理解しました。」
主題歌後に続く大部屋俳優の五十嵐文四郎(演・本郷奏多さん)のセリフも…
「今日の仕事はましな方だ。
スタジオだからな。
最悪なのは真冬の土左衛門役だ。
真冬の土左衛門になった日、ここの回転焼きを食べた。
目の前でおばさんが熱々を焼いてくれた。
温かくて甘いアンコが口に広がって、生き返った気がした。
それからだ。
気合を入れたいと思う時、ここの回転焼きが食べたくなる。」
コロナ禍で収録が終わるまでに撮影現場へ顔を出せなかったのが残念です。
4月9日の最終回までささやかな楽しみは続きますが…