黄金の大刀発掘40年 湯舟坂2号墳細見 ~丹後郷土資料館の特別展~

今から40年前…
1981(昭和56)年10月、京丹後市久美浜町の湯舟坂(ゆぶねさか)2号墳で「金銅装双龍環頭大刀」(こんどうそうそうりゅうかんとうたち)や須恵器などが発掘され、2年後に約200点が国の重要文化財に指定されました。
当時、新聞各紙の1面を飾り、上空には取材ヘリが飛び交い、現地説明会に約3千人が押しかけて、普段静かな谷あいは熱気に包まれたといいます。
2021(令和3)年は発掘調査から40年にあたり、京都府立丹後郷土資料館で特別展が開催されています。
コロナ禍で一時中断しましたが、今般、再開しました。
今回の特徴は、京都府立大学が2020年度「地域貢献型特別研究」の一環として高感度カメラで撮影した発掘品をパソコン画面で拡大して見学することができます。
金銅装双龍環頭大刀の細部まで見ると、細かい龍の鱗(うろこ)を確認できたり、製造過程に思いが及びます。
【丹後郷土資料館のHP】
http://www.kyoto-be.ne.jp/tango-m/cms/
【文化庁 国指定文化財データベース】
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/201/10012
【毎日新聞2021年6月4日の記事】
https://mainichi.jp/articles/20210604/ddl/k26/040/341000c
【京都新聞2018年10月3日の記事】
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/36447