宮津市庁舎の「屋内の剥き出しコンクリート柱」には全て「木目」が!

初日の一般質問で、松本隆議員が「公共施設の予防保全と宮津市役所本館の文化財としての価値について」という題で質問されました。
私も今日初めて知ったのですが、屋内の「剥き出しのコンクリート」には全て「木目」が施してあります。
宮津市庁舎は木の温かみや自然との調和など建築家のコンセプトが詰まった建物です。
宮津市庁舎本館は、京都国際会議場、広島平和記念資料館などを設計した日本を代表する建築家・丹下健三の門下で、旧峰山町(現京丹後市)出身の沖種郎が設計し、1962年に落成しました。
落成当時は、近代的な市庁舎正面に木造の「宮津裁判所」が映える新聞記事が掲載されたそうです。
「宮津裁判所」は、現在、愛知県犬山市の明治村で保存されています。
私も2016年6月に「大地震の防災対策と行政財産の耐震補強」と題して一般質問に臨みましたが、2014年に実施した耐震診断に於いて、構造耐震指標(IS値)は宮津市庁舎本館0.13・別館0.10で、地震発生時に倒壊の危険がある0.3を下回っています。(0.6以上が危険性が低い)
これからのペーパレス時代で市庁舎の役割も変わることが予想されます。
同僚議員と「知融」をもって保存する方法を探りたいと思います。