まだいた、忘れられた天才絵師 ~横山華山 展~

先日、テレビ大阪の田中信行 社長にご紹介頂き、実際にこの展覧会を訪れるまで「横山華山」を私は知りませんでした。
江戸時代後期に京都で活躍した絵師 横山華山(1781or1784年~1837年)…
人物画・花鳥画・山水図など幅広い画題に秀いで、明治天皇の遺品に掛け軸が認められるほど大正時代までは国内外に知られた存在だったそうです。
今日はボストン美術館や大英博物館から届いた多くの優品も見学できました。
2016年に伊藤若冲は生誕300年を記念したイベントで再ブレークしましたが、横山華山が再び脚光を浴びる予感がします。
宮津市民の一人としては…
「天橋立・富士三保松原図屏風」といって天橋立と富士山・三保の松原が一体化した紙本墨画淡彩は見ものです。(千葉市立美術館蔵)
昨日で祇園祭が終わりました。
私の父は15歳まで京都の街中で育ち、私も宵々山あたりから町家のお宝を見学するのが楽しみの一つです。
しかし、今年は公務が重なり叶いませんでしたが、今日の展覧会で得をした気分です。
何よりも香港並みに蒸し暑い夏の京都…
エアコンの効いた部屋で見学できることが一番です。

会場の京都文化博物館
別館は元々日本銀行の京都支店跡[1906(明治39)年~1965(昭和40)年・重要文化財]で、1968年に平安博物館としてオープンし、1988年に平安建都1200年記念事業としてリニューアルされました。
ここに立っていると、時の流れや往年の喧騒が伝わってきます。

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