1987(昭和62)年から2002(平成14)年までJR九州の初代社長・会長を務められた石井幸孝さんは、在任中「デザイン戦略」に注力されました。
工業デザイナーの水戸岡鋭治さんを起用して斬新なデザインの特急車両による他の交通機関との差別化に成功、当初厳しい経営が予想されたJR九州の業績アップの基礎を作られました。
天橋立駅のある京都丹後鉄道の「くろまつ」「あかまつ」「あおまつ」も水戸岡さんのデザインで、石井さんがデザイン戦略について宮津で講演されたことがきっかけです。
石井さんのお父さんは旧帝国海軍の軍人だった為、子どもの頃に全国の軍港を転々とされましたが、お母さんは宮津のご出身で、現在もご自宅と先祖代々のお墓があって、子どもの頃から年に数回里帰りされます。
今回は宮津祭に合わせて里帰りされました。
宮津ロータリークラブにご同席頂いた後、玄妙庵で宮津の再生についてレクチャー頂きました。
現在、石井さんはNPO法人 福岡城市民の会 理事長を務められ、福岡市の町興しの手法等とても参考になります。
私も宮津の再生に向け「焦らず奢らず諦めず」改めて尽力したいと思います。
半世紀ほど前、国際ロータリー財団の奨学生として米国へ留学させていただいた身として、興味深く読ませて頂きました。この方の経歴をネットで読み
相当程度秀才であった事がわかります。こう言う方が、過去の素晴らしい日本の技術を創造されたのだと、改めて思いました。