城下町宮津七万石 和火(やわらび) 2017


宮津市街西部の山際に11寺院が集中する金屋谷と万町等の旧市街は、今年も約1万個の手作り灯籠で、ほんのりとライトアップされました。
初日は生憎の雨で中止となりましたが、毎年3日間で2万人を超える人出で賑わいます。
各寺で絵画等のお宝展示、音楽演奏やCGによる幕末の宮津城を正確に再現した動画上映等の様々な催しが行われました。
39歳の与謝蕪村が宝暦4(1754)年から約3年間寄寓した見性寺(けんしょうじ)では与謝蕪村の下絵が展示され、新婚直後に父 明智光秀の謀反で味土野に幽閉された2年間を含む6年間を宮津で過ごした戦国時代の悲劇のヒロイン 細川ガラシャ(たま)に関する資料が万町の今林家で展示されました。
殊に、左の写真 大頂寺は、1758年から幕末まで宮津を治めた本荘(松平)家の菩提寺で、江戸時代のシンデレラ物語の主人公として時代劇にも度々登場する桂昌院が、毎朝拝んでいた持念仏や5代将軍直筆の書、6代将軍までの位牌等が見学できました。
尚、本荘家は、京都・今宮神社門前の八百屋の娘・お玉さんが、春日局に見染められ、徳川3代将軍・家光の側室になり、5代将軍・綱吉(生類憐れみの令で有名)を産み、桂昌院として大奥で絶大な権力を振るい、異母弟の本荘宗資が大名に取り立てられ、息子の資俊より松平姓を許されました。
http://www.amanohashidate.jp/yawarabi/

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