古文書講習会2022 ⑥/7(12月17日) ~京都府立丹後郷土資料館~

今日の「実践編」は、大坂城代・京都所司代・老中といった重職を重ねてきた宮津藩主の本庄(松平)宗秀が慶応2(1866)年5月に第2次長州征伐の副総督となって更に出費が嵩み、藩士の生活がひっ迫する程の財政危機に陥った状況を読み解きました。
156年前も財政危機の町やったんか…
思わず、こっそりぼやいてしまいました。
「入門編」は宮津藩で出された禁制を題材にくずし字を学びました。
尚、図書館100周年のイベント等で出席できなかった前回11月26日の講習資料も添付します。

第16回 迎春 天橋立一斉清掃2022

毎年12月、日本三景 天橋立(全長約3km)の両端 文殊と府中に分かれて、ボランティアが集い、約10トンのゴミや枯葉を回収します。
今年は天橋立の名勝100年・特別名勝70年にあたり、生憎の雨にも拘らず、大勢の皆さんが集いました。

第2回 宮津田井 海まちフェスタ

コロナ禍とうらにしの間隙を縫って…
宮津市田井にある京都府立青少年海洋センター「マリーンピア」と「田井宮津ヨットハーバー」で、キッチンカーによる飲食店、音楽イベント、クルージング等を楽しむイベントが開催されました。
地元の皆さんから甘い焼き芋とつみれ汁が無料で振舞われ、寒さに負けず大勢の市民が訪れました。
マリーンピアの飲食ブース
宮津天橋高校 合唱部
「田井宮津ヨットハーバー」は、丹後地方でスーパーマーケットやリゾート施設を経営する㈱にしがきが昨年7月に公募で10年間の施設運営者に選ばれ、本年グランピングを開始しました。
【㈱にしがきのHP】
http://www.super-nishigaki.jp/
田井から見る天橋立
大学生時代、夏のバイト先でした。
2階のバーベキュー場

議案審議 ~2022(令和4)年12月定例会~

12月9日(金)の午前中は全議員が総務文教と産業建設福祉の常任委員会に分かれて案件を審議しました。
私の属する総務文教委員会では人事条例と請願を審議・採決しました。
午後からは全議員による予算委員会で補正予算を審議・採決しました。

一般質問と質疑 ~2022(令和4)年12月定例会2・3日目~

議長を除く13議員全員が12月7日(水)・8日(木)の2日間に理事者へ質問や提案を行いました。
一般質問の終了後に質疑が行われました。
【私の一般質問の原稿と動画】
1.自転車を活用した町づくり
近年、自転車を活用した観光や通勤が広がっている。
市内の全域を繋ぐ電動アシスト付き自転車のレンタル事業や丹鉄が始めた自転車で交通機関を利用できる体制の拡大等を提案する。
2.オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題
今年で9年目となるオリーブ事業は植栽本数が約5千本だが、近頃シカの被害に遭っている。
自動車との衝突なども含め年々深刻になる鳥獣被害の対策とあわせて現状と課題を尋ねる。

無所属クラブの星野和彦です。
通告に従い一問一答方式で2点質問します。
1点目は、「自転車を活用した町づくり」で、2点目は「オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題」です。
質問の概略は、1点目が「観光や二酸化炭素CO2削減など自転車を活用した施策の経緯・現状・今後の構想」、「自転車を活用する国内外のトレンド」の順にお尋ねし、「SDGsと観光の視点から自転車を活用した町づくり」をご提案します。
2点目の質問では先ずオリーブに関して、「事業開始後9年間の経緯と現状」、「課題と思われる事案4件」、「由良・日置・府中の地域間連携と次世代への承継などに関する宮津市の根本的な方針」の順にお尋ねします。
鳥獣被害対策については、「生息数・捕獲数・被害の状況と金額の現状」、「課題と思われる事案4件」、「鳥獣処理施設の臭気対策」の順にお尋ねします。
理事者の皆様には具体的かつ簡潔なご答弁を頂き度く、お願い申し上げます。

Ⅰ.自転車を活用した町づくり
1.観光やCO2削減など自転車を活用した施策の経緯・現状・今後の構想
(1)宮津市
では1点目の質問「自転車を活用した町づくり」について、お尋ねします。
近年、自転車道の整備が進み、SDGsの観点とコロナ禍のパンデミックも重なり、先進国で自転車の利用者が増えています。
昨年11月の日本経済新聞でも特集されましたが、アメリカ合衆国に於ける温室効果ガスの最大の排出源は交通機関であり、その中でも乗用車と小型トラックが約6割を占めています。
首都ワシントンD.C.の自転車で通勤する人の割合は、1990年代には僅か1%でしたが、2000年代に自転車レーンの建設が始まると、2018年までに自転車通勤者の割合は5%に増えたそうです。
「自動車を自転車に乗り替えれば、電気自動車に替えるより一早く温室効果ガスを削減できる」そんな一節もありました。
一方、国内に於いても都市圏や観光地で自転車の利用者が急増しています。
先月の勤労感謝の日、東京都はレインボーブリッジの首都高速道路部分を通行止めにして自転車でお台場などの臨海部を走行するイベントを開催し、冷たい雨にもかかわらず約2千人が集まりました。
スターターを務めた小池百合子知事は「環境と健康に良い自転車を楽しめることを東京の魅力に加えていきたい」と開会の意義を伝えました。
このようなトレンドの中で、自転車道や駐輪場の整備、電動アシスト付自転車(E-BIKE)の展開、交通事故や盗難の対策なども必要になりますが、宮津市に於ける観光や二酸化炭素CO2削減など自転車を活用した施策の経緯・現状・今後の構想をお尋ねします。
(2)京都府・海の京都DMO・丹鉄のサイクルトレイン・民間企業等
京都府、海の京都DMO、丹鉄のサイクルトレイン、民間企業などに於ける観光や二酸化炭素CO2削減な

ど自転車を活用した施策の経緯・現状・今後の構想をお尋ねします。
2.自転車を活用する国内外のトレンド
冒頭でも申し上げましたが、国内外を問わず、自転車を活用する町づくりが増えています。
ここで主な国内外の取組事例を幾つかピックアップします。
先ず無所属クラブと個人で視察した事業を挙げます。
①2007年にユネスコの世界遺産に選ばれた島根県太田市の石見銀山では近辺約3.5kmにわたり自家用車の乗り入れを禁止し、徒歩、自転車、電動アシスト付自転車とシャトルバスで観光します。
②びわ湖一周サイクリング「ビワイチ」を滋賀県と共に推進する守山市では自転車の購入費を補助する制度があり、タクシーや漁船に自転車を搭載することもできます。
③2020年2月に訪問した東京都千代田区では株式会社NTTドコモと提携した「コミュニティサイクル事業」の実証実験を開始、電動アシスト自転車800台を85か所に設置し、年間利用回数・約360万回、登録者数・約13万人の実績をあげていました。
④神奈川県鎌倉市では、ソフトバンクグループの社内起業制度から生まれたOpen Street株式会社が運営する「HELLO CYCLINGシェアサイクル」で電動アシスト付自転車を江ノ電の駅や神社仏閣等41か所に設置し、スマフォのアプリで設置場所や空き状況を検索し、支払いを決裁します。
尚、Open Street株式会社は「HELLO CYCLING」の他に、スクーターのシェアサービス「HELLO SCOOTER」、駐車場のシェアサービス「BLUU Smart Parking」も展開しています。
因みに、「HELLO CYCLING」の電動アシスト付自転車の設置場所は全国のコンビニエンスストア・大学・病院・駅など約4千ヵ所あります。
次に自転車を活用したまちづくりを推進する主な団体を2件あげます。
①その名の通り「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」は全国1,741市区町村の内409、約23%が加入しています。
京都府内では八幡市・京田辺市・木津川市・精華町が参加しています。
②「自転車活用推進官民連携協議会」は、2017年に施行された自転車活用推進法に基づき、各府省庁が一体となる自転車活用推進本部が創設され、民間団体と共に本協議会が創設されました。
自転車通勤の拡大、良質な自転車の供給、交通安全教育の推進、サイクルツーリズムの推進等に取り組んでいます。
残念ながら自転車を活用する世界の国々を逐一お話しする時間はないので、主なトピックスを挙げます。
世界一の自転車保有率を誇るのはオランダで、国民一人当たりの自転車保有率が1.1台だそうです。
ドイツやイギリスなどでは自転車専用の高速道路「サイクル・スーパーハイウェイ」を展開し、東南アジアの国々でも自転車専用レーンが定着しています。
以上おおざっぱではありますが、自転車を活用する国内外のトレンドの概略をご説明しましたが、宮津市でも今後検討できそうなものはないでしょうかお尋ねします。

3.提案
(1)SDGsの観点から市職員や市民の通勤手段を自動車から自転車に変更する奨励制度
SDGsの観点から市職員のみならず市民の通勤手段を天候の良い時のみ自動車から自転車に変更する奨励制度の確立をご提案しますが、如何でしょうか。
【第2質問】
市役所の駐輪場の整備。
(2)観光への活用等
観光へ自転車を活用する視点と持続可能な地域公共交通の補助として以下3点をご提案します。
①天橋立から橋北地域・旧宮津町内・栗田半島・由良の「安寿と厨子王」伝説の足跡など市内全域と繋がる体制作り。
②京都府全域・海の京都DMO、JR西日本・丹鉄・丹海バス・タクシー会社との連携。
③スマフォのアプリを活用する電動アシスト付自転車のシェア・サイクリング・サービス会社の誘致。
以上3点についてお尋ねします。

Ⅱ.オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題
1.オリーブ事業
(1)事業開始後9年間の経緯と現状
事業開始後9年間の経緯と現状をお尋ねします。
2016年12月の一般質問概要】
宮津市のオリーブ事業に関する①広域連携の構築、②組織体制、③事業計画、④オリーブ事業開始時より知識と経験を積み2017年3月で任期満了する地域おこし協力隊員の処遇を問い、以下の通り答弁があった。
①2016年3月に提携した日伊文化交流協会(以下日伊協)の栽培技術を固め、当市が発信する過程で、産地間競争を念頭に検討する。
②日伊協と共同で事業全体をマネジメントする民間組織を2016年度内に設置する。
③2019年度迄に1万本を植樹し、成木になる2031年度迄の収穫と売上高を算出済で、粗利益を加えた詳細な事業計画を今後作成する。
④地域おこし協力隊員本人と協議し、改めて事業参加できる環境整備等対応を検討中である。
2017年6月時点の進捗状況は以下の通り。
①未達 ②オリーブオイル宮津を設立(法人登録は未だ) ③未提出 ④オリーブオイル宮津に就職。
(2)課題
①苗木1万本計画から現状約5千本に留まった要因と減少後の採算シミュレーション
次に課題について4件伺います。
1点目に苗木1万本計画から現状約5千本に留まった要因と減少後の採算シミュレーションをお尋ねします。
cf.要因:誘致した企業がDeclineと大宮ファーム、苗木:4,696本、収穫量:800kg(前年600kg)、搾油:R2

年度48.8ℓ・R3年度54.1ℓ、搾油率:約8%、
【第2質問】
R3年度の売上高はシミュレーション上18百万円に対して2.9百万円で、進捗率16%です。
R7年度の売上高はシミュレーション上53百万円ですが、達成できますか。
【所見】
目標値に対する計画の見直しも大切だと思料される。
しかし、市全体では唯一伸びている事業。
②中核組織となる法人設立と商標権の確立
中核組織となる法人設立と商標権の確立についてお尋ねします。
【第2質問】
地域団体商標に関しては、特定の人に利するのではなく、法的な根拠を確認して、由良・日置・府中地区を中心とした宮津オリーブ生産者の会の皆さんの総意が前提だと思います。
如何でしょうか。
cf.地域団体商標はNPO法人or協同組合
③「苗木購入」「土地改良」「加工場設立」等への補助制度
「苗木購入」「土地改良」「加工場設立」等への補助制度についてお尋ねします。
④懸案の㈱オリーブオイルに宮津市が無償貸与した備品の返還
懸案の㈱オリーブオイルに宮津市がオリーブの中核組織になることを見込んで無償貸与した備品の返還についてお尋ねします。
2020年9月の一般質問で「株式会社オリーブオイル宮津への運営補助は2019年3月末に終了し、同年12月に催促状を出したが、未返還だ。今後、適切に対処したい。」との答弁がありました。
3年以上にわたり貸したものが返ってこないのであれば異常な状態です。
現況をご説明ください。
(3)由良・日置・府中の地域間連携と次世代への承継などに関する宮津市の根本的な方針
由良・日置・府中の地域間連携と次世代への承継などに関する宮津市の根本的な方針をお尋ねします。
2.鳥獣被害対策
(1)生息数・捕獲数・被害の状況と金額の現状と近隣市町の担当職員数
昨年12月の一般質問でのご答弁で、令和2年度の捕獲数は1,168頭で、イノシシ51%、シカ34%で、狩猟者免許所持者は66人、うち狩猟者登録43人、有害鳥獣の被害防止捕獲班員19人、農作物の被害額は490万円でした。
生息数・捕獲数・被害の状況と金額の現状と近隣市町の担当職員数をお尋ねします。
(2)課題
①被害状況の正確な把握

鳥獣被害対策に関する課題を4点伺います。
先ず1点目は被害状況の正確な把握が求められていることです。
cf.自動車の被害、農家は逐一報告しない、現場に出かける「よりそう行政」
②侵入防止柵のメンテナンス及び補助
侵入防止柵のメンテナンス及び補助に関してお尋ねします。
cf.オリベーの罠、須津地区の鳥獣被害対策の取組
③防止柵内に棲む獣の駆逐
防止柵内に棲む獣を駆逐する問題が顕在化しています。
由良の住民からのご提案で、昨年2月に宮津市の2022年猟友会研修は、京都府猟友会福知山支部の皆さんにご指導と応援を頂き、従来の「猟犬」から「ドローン」のスピーカーが発する「猟犬の鳴声」に変えて巻狩(まきがり)を行い、シカを4頭捕獲しました。
来年もドローンによる巻狩りを再開し、その後、ドローンによる警備か据え付けの拡声器の設置をご提案します。
④頻繁に出没するクマの対策
読売新聞12月2日の記事で、福知山・舞鶴・綾部・京丹後・宮津・南丹の北部5市のクマの目撃情報は本年11月末時点565件で、福知山は前年91件に対し110件、京丹後市は前年99件に対し190件で、餌のドングリが不作だったことが要因ではないかと推察しています。
頻繁に出没するクマの対策についてお尋ねします。
【第2質問】
地域おこし協力隊の活用。
昨年12月の一般質問で、事業の選択と集中の観点からジビエの市内事業者を補助する施策の一環として地域おこし協力隊の活用をご提案し、地域の課題解決など制度の趣旨も踏まえ、検討したいとの答弁でした。
昨日の松本議員の一般質問でも答弁されましたが、宮津市では地域おこし協力隊の任期満了後に定住した人は14名中9名で、当初、市が示した特定分野の活動を行う「ミッション型」でしたが、現在は地域で自ら生業を起こす「提案型」と地域から提案があった地域課題を解決することを目指した定住する人を地域おこし協力隊に募集すると伺いました。
いまジビエのみならず鳥獣対策全般を扱う事業が必要とされていて、定住する趣旨を踏まえた地域おこし協力隊をご提案します。
【所見】
最近、各新聞やテレビで取り上げられていますが、兵庫県多可町で7年前からシカ肉を使ったペットフード製造場を営むNPO法人cambioが「24時間、自由に搬入できる無人シカポスト」を作りました。
多可町のシカ捕獲数は年間およそ400頭で、そのうち約300頭を埋めたり焼却したりして処分していましたが、「シカポスト」の利用者が増え、多可町の焼却処分費用は5分の1以下に減ったそうです。
今後、NPO法人cambioは「シカポスト」を増やし、まとめて搬入してもらうことで運送のコストなどを軽減し、

特殊技術で解凍して良い状態のシカ肉として使おうと実験中だそうです。
因みに、「cambio」とはスペイン語で「変化」という意味を持ち、同社のシカ肉のペットフードは完全無添加の確かな品質という意味を込めて「TASHIKA」というブランド名で年間7千個販売しているそうです。
ご高承の通り現在、鳥獣被害対策は、宮津市に拘わらず全国で深刻な問題になっています。
丹精込めて作った農作物が被害に遭うと、農家の皆さんの根本的なやる気を削ぐ大変な問題です。
喫緊の課題として宮津市の迅速かつ正確なご対応として来年度予算に鳥獣対策の予算が計上されることを希求します。
(3)鳥獣処理施設の臭気対策
最後の質問をします。
昨年12月の一般質問で、下世屋地区の有害鳥獣処理施設で発生している異臭問題の解決策として、私は移転・埋設方式への変更・企業への焼却依頼などをご提案しました。
その答弁の概略は、先ず道路の反対側に換気扇の設置を考えている。
更に獣の処理量を調整する根本的な手法を検討していきたいという内容でした。
鳥獣処理施設の現状と今後の動向をお尋ねします。
以上
令和4年12月宮津市議会定例会 星野和彦議員の一般質問〔①自転車を活用した町づくり ②オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題〕 – YouTube

一般質問のお知らせ ~宮津市議会2022年12月定例会~

今朝、宮津市内の新聞折込で「一般質問のお知らせ」が配布されました。
議長を除く13議員全員が12月7日(水)・8日(木)の2日間に理事者へ質問や提案を行います。
私は第2日の4番目[12月8日(木)お昼前後]に登壇し、以下の通り質問する予定です。
1.「自転車を活用した町づくり」
近年、自転車を活用した観光や通勤が広がっている。
市内の全域を繋ぐ電動アシスト付き自転車のレンタル事業や丹鉄が始めた自転車で交通機関を利用できる体制の拡大等を提案する。
2.「オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題」
今年で9年目となるオリーブ事業は植栽本数が約5千本だが、近頃シカの被害に遭っている。
自動車との衝突なども含め年々深刻になる鳥獣被害の対策とあわせて現状と課題を尋ねる。

宮津市身体障害者団体連合会ボッチャ大会

12月3~9日は「障害者週間」です。
同会主催の毎年恒例「卓球バレー大会」「グランドゴルフ」に代わり今年はポッチャ大会が開催されました。
今年は宮津市議会の参加者が2名で社会福祉協議会との連合軍で臨みましたが…
最下位でした。
ボッチャとは…
赤・青・白のボールを用いて行うスポーツで、白のジャックボール(目標球)と赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げ、投球した自球との距離の近さを競います。
生兵法では皆さんに敵いませんでした。

宮津市議会2022(令和4)年12月定例会の初日

今日から冬型の気圧配置になり、雨が降ったり止んだりする「うらにし」です。
私の一般質問は以下2点で12月8日(木)の4番目で、お昼前後になりそうです。
1.「自転車を活用した町づくり」
近年、自転車を活用した観光や通勤が広がっている。
市内の全域を繋ぐ電動アシスト付き自転車のレンタル事業や丹鉄が始めた自転車で交通機関を利用できる体制の拡大等を提案する。
2.「オリーブ事業と鳥獣被害対策の現状と課題」
今年で9年目となるオリーブ事業は植栽本数が約5千本だが、近頃シカの被害に遭っている。
自動車との衝突なども含め年々深刻になる鳥獣被害の対策とあわせて現状と課題を尋ねる。

七曲八峠を歩く ~奈具海岸の古道~

午前8時半に丹後由良駅へ集合し、明治時代まで主要幹線だった古道「七曲八峠」を越えて栗田駅まで約4時間半歩きました。
途中で「安寿と厨子王」と「山椒大夫」の物語に登場する「首ひき松」と「柴勧進」の碑、不動明王像、石切り場跡、廃村跡、江戸時代の道標などを見学できました。
私にとっては至福の時です。
ただ戊辰戦争で山陰道鎮撫総督を務める西園寺公望が通った頃と異なり、竹藪や草が生い茂り、泥だらけになりました。
「首ひき松」と「柴勧進」の碑あたりまでは観光地として整備できるように市役所へ働きかけたいと思います。
有害鳥獣対策の柵を開き七曲八峠へ向かいます。
古道「七曲八峠」…
足元に石畳が埋まってきました。
「安寿と厨子王」と「山椒大夫」の物語に登場する「首ひき松」と「柴勧進」の碑
拡大版
廃村跡の石垣
お城の石垣のように見え、立派な屋敷があったと推測されます。
不動明王像
崖を歩く参加者
巨岩の前で
結構な急斜面です。
栗田半島の小田宿野にある火力発電所跡方面を望む
だんだん木が生い茂って海が見えなくなっているそうです。
崖を行く参加者
竹藪も通ります
写真より実際は急斜面です
少し楽な道になりました
栗田湾が見えてきました
石切り用の旧ダイナマイト庫
石切り用に削られた山
石切り場所
江戸時代の道標
当時の道標は近くに巨木が植えられていたそうです。
七曲八峠で最も高い場所
標高約160mだそうです。
七曲八峠で最も高い場所から栗田湾を望む
古道は人が通らなくなると草ぼうぼうで動物のフンが沢山ありました。
道中は木々にリボンを巻き直してルートを伝えます
小川のせせらぎ
小川のせせらぎはトンネルを越えると「双子岩」にでるそうです。
昔の冷蔵庫替わり
難所を突破中
奈具海岸のバイパスを渡る陸橋に出ました
栗田駅にて解散。
地元の参加者から初めて伺いましたが…
栗田駅から東手前の山の輪郭が仏さんが寝転がっているように見えます。
阿蘇の外輪山のようにはいきませんが…

山崎洋子さん「図書館は夢のスタート地点!」 ~宮津図書館100周年記念講演~

宮津市出身の山崎洋子さんは、1986(昭和61)年に「花園の迷宮」で第32回江戸川乱歩賞を受賞され、「ヨコハマ幽霊ホテル」「ホテルウーマン」「熱月(テルミドール)」など数々の名作を著わされています。
山崎さんの作品は多数の映画やドラマになり、以前はテレビ朝日の「スーパーモーニング」のコメンテーターとしてレギュラー出演され、現在、横浜市の行政や市民活動、講演などでもご活躍中です。
先月、「全国狛犬の会」の皆さんと帰省されたお話や開港前の横浜に存在した天橋立のような「砂洲」から始まる横浜の歴史、行政主導ではない市民運動の大切さなど実に様々お話を拝聴できました。
殊に自叙伝「誰にでも、言えなかったことがある 脛に傷持つ生い立ち記」で触れられている複雑な家庭環境を語られ、外からでは分かりづらい虐待へ警鐘を鳴らされました。
また子どもにとって読書と図書館がいかに大切か気付かせてくれました。
尚、私は本年9月議会で「創立100周年を迎えた宮津市立図書館の課題と将来」と題して一般質問し、知的立国の観点から宮津市出身者の書籍コーナーの充実や100周年記念イベントの開催等を提案したところ、宮津市教育委員会と宮津図書館のスタッフの皆さんが迅速にご対応頂きました。

由良オリーブ祭2022

コロナ禍で開催を見おくってきた由良オリーブ祭が3年振りに開かれました。
オリーブ畑の見学と苗木の販売、焼きいもや江戸時代から続く「由良みかん」と地元の野菜や新米も販売され、今年も活気に溢れました。
今年はオリーブ栽培が始まって9年目となり、「京都宮津オリーブオイル」が販売されて7年目です。
この間、様々な苦難に見舞われましたが、「艱難汝を玉にす」ということわざがある通り、由良の皆さんはその都度チームワークで乗り越えられました。
当初は行政主導で宮津市全体で1万本の苗木を植える計画でしたが、現在、日置地区と府中地区等も加わり、苗木は約5千本(由良地区で約2千本)で、様々な課題も抱えています。
しかし、オリーブオイルに加え「オリーブ茶」と「オリーブの新漬」もふるさと産品として根付いてきました。
「オリーブ」は、宮津がV字回復する重要な事業に育っています。
9年前は私の腰あたりの背丈だったオリーブの木が今や3mほどに育っています。
由良みかんの畑

宮津市議会2022(令和4)年12月定例会

本日、議会運営委員会が開催され、本定例会の予定が決まりました。
議案は全15件※で、会期は11月30日~12月23日の24日間です。
一般質問は12月7日(水)・8日(木)に行われます。
※人事1件、その他単行議案2件、条例改正6件、補正予算6件(105百万円・プレミアム付き商品券発行事業や原油価格高騰に伴う公共施設の電気代の追加、府中診療所の整備など)。

無所属クラブの視察2022

コロナ第8波が本格化する前に兵庫県中部の以下2か所を視察しました。
①ナカバヤシ株式会社 兵庫工場(養父市)
 「にんにく産地化プロジェクト」
②与布土地域自治協議会(朝来市)
 「地域の将来課題と農村集落自立への取り組み」
【ナカバヤシ株式会社の概要】
・主要業:図書館製本、古文書の修復、手帳やアルバムの製造など
cf.島根県松江市で木質バイオマス発電
・本 社:東京都と大阪府
・創 業:1923(大正12)年4月
・設 立:1951(昭和26)年6月
・資本金:6,666百万円
・売上高:63,118百万円(連結・2022年3月末)
・従業員:2,339名(連結・2022年3月末)
・上 場:東京証券取引所 プライム市場
・銀 行:◎りそな・三菱UFJ・三井住友など
ナカバヤシ株式会社の夏梅にんにくセンター
【にんにく事業】
2014(平成26)年に製本工場の繁閑と養父市※1の気象条件がかみ合う「にんにく」を中心とした6次産業化を進め、本格的な農業へ参入。
(同年、養父市は国家戦略特区※2に指定されるも、同社は以前より本事業に着手)
尚、自然に育まれた養父の水資源を活用した完全人工光型(LED)の植物工場を整備し、リーフレタスやサンチュなど、水耕栽培野菜の生産を行っています。
※1養父(やぶ)市の人口:22,129人(2020年12月末)
ナカバヤシ株式会社 夏梅にんにくセンターの大型冷蔵庫
にんにく用農機具
ナカバヤシファーム
「にんにく」がすくすく成長しています。
【与布土地域自治協議会の概要】
・所在地:兵庫県朝来市※
・集落数:10区
・世帯数:530世帯
・人 口:1,201人
・面 積:21.39 ㎢(農村地域:約2.2㎢)
・高齢化:40.88%
・略 歴
2005(平成17)年に朝来郡生野町・和田山町・山東町・朝来町が合併して「朝来市」発足。
2007(平成19)年に廃校となった与布土小学校の校区で与布土地域自治協議会を設立し、同市の「包括交付金制度」を活用、独自の地域再興を展開中。
2021年に過疎地域持続的発展優良事例表彰で総務大臣賞を受賞。
※人口:28,776人(2022年10月末)
兵庫県朝来(あさご)市与布土(よふど)地域のイラストマップ
与布土地域自治協議会の遊休農地の活用「青パパイヤの栽培」

日本の名勝と富士山・三保松原・天橋立 ~天橋立名勝100年・特別名勝70年記念シンポジウム~

天橋立とともに特別名勝に指定された富士山や、名勝に指定された三保松原との比較を通じて、天橋立保全の原点となった名勝や特別名勝指定の意味を改めて考える記念講演とシンポジウムがみやづ歴史の館 文化ホールで開催されました。
広い視点から天橋立を見直す興味深い内容でした。
因みに江戸時代に富士山の登頂に成功した唯一の大名がいます。
大阪城代や長州征伐の副総督を務めた宮津藩の本庄宗秀です。
①記念講演「日本の名勝 ~100年の歩み~」
 文化庁主任文化財調査官 平澤毅 氏
②記念講演「芸術の源泉としての富士山と天橋立」
 静岡県富士山世界遺産センター 松島仁 教授
③事例発表「特別名勝・天橋立と文化的景観」
 宮津市教育委員会 河森一浩 学芸員

丹後大学駅伝2022 (第84回 関西対校駅伝競走大会)

立命館の5連覇ならず…
関西学院が5年振りに優勝しました。
今年はOB会で第一応援歌「グレーター立命」を歌うことが叶わず残念です。
1937(昭和12)年に始まった関西学生駅伝は…
2013(平成25)年の第75回大会から京都府北部の丹後地域に移り、「丹後大学駅伝」と呼ばれています。

東京で宮津をPR!~2022秋~

コロナの第8波が徐々に増えてきましたが…
11月16~18日に「テレビ局」や「東京から宮津を元気にする会」の皆さん等とお会いし、具体のイベントやプロジェクトの打合せをしてきました。
由良みかんの「摘果(てっか)ジュース」や宮津の海産物等を世に広めて微力ながら市内の製造業をサポートしたいと思います。
11月16日の夜は竹縄亨さんのご自宅で「摘果(てっか)ジュース」を世に広める打合せが始まりました。
竹縄さんは、アサヒビール株式会社の業績低迷時に住友銀行出身の樋口廣太郎 社長と共にプロパー社員のトップ「副社長」を務められました。
タスクフォースを組成して「スーパードライ」を開発、起死回生の大ヒットとなった逸話など…
伺いたいお話が沢山あります。
東京から宮津を元気にする会の尾上規喜 名誉会長(フジ・メディア・ホールディングス 常勤監査役(元副社長)と入柿英俊 会長(東電設計 顧問(JICA元理事))と
株式会社フジランド
今日はこれまでのプロジェクトとは別で具体のイベントに関して説明を伺いました。
同社はフジサンケイグループのイベントや食堂・高速道路サービスエリア事業等の多角化を進める会社で、地方創生にも注力されています。
株式会社フジランド (fujiland.co.jp)
夜は東京から宮津を元気にする会の仲間と宮津談義…
11月18日は山の上ホテルにて宮津を元気にする会の方とランチ
今回も車で移動して人込みを避け…
往路は中央自動車道をゆっくり上京して紅葉を楽しみました。
先週、行政視察で訪問した折に食べられなかった長野県駒ケ根市の名物「ソースかつ丼」
食べてたら夜が明けました。
諏訪湖SAにて
八ヶ岳SA
双葉SA
東京を離れる前に「湯島聖堂」と「神田明神」にお参りしました。
復路は溝の口から熱海に引っ越した親戚の家に寄り、起雲閣の美術展を見学しました。
そして、宮津で育ったルパン三世の監督 おおすみ正秋さんが本年5月に宮津で講演頂いた「戦後の宮津劇場集団M.E.S.から始まる日本アニメの歴史!」の中でご紹介頂いた俳優「北村弘一」(本名 木村一)のアルバムや遺品を写真に収めてきました。
又従姉弟の女優 木村奈津子も亡くなり、北村弘一の足跡を世に伝えたいと思っています。